2024年05月09日
櫻井よしこら安っぽい営業保守が世論を分断する先兵となる
営業保守の櫻井よしこは、自らが主宰するインターネット番組「言論テレビ」で、憲法改正の実現を唱える岸田文雄首相について「やることをやってきている。岸田さんの言葉と意思を信じ、とにかく背中を押すことが大事だ」と、9月の総裁選までの任期延長を実質的に容認し擁護した。櫻井ら営業保守が世論分断の先兵となる。
櫻井よしこが共同代表を務める「美しい日本の憲法を作る国民の会」は、第九条に自衛隊を明記する必要性を強調し「自衛隊違憲論を払拭する」と意気込む。具体的には九条をその儘で遺し、新たに自衛隊の存在を明記すると主張している。
現憲法を改正し、自衛隊違憲論に終止符を打つという。歴代自民党内閣と同じく自衛隊を巨大な警察機構と見做し乍ら、何が「美しい日本の憲法」なのか理解不能。
「取り敢えず九条改正や加憲が大事だ」と思ってる点では、護憲派の「九条の会」らと同じレベルであり、その浅はかな憲法改正には危機感を抱かざるを得ない。
自衛隊の存在は憲法解釈ではなく、現憲法の制定過程や自衛隊の設立過程について問題提起し、国家の安全保障の在り方を国民に問いかけるべきであって、九条をその儘にして新たに自衛隊の存在を「九条の三」として明記するとは何事ぞ。
嘗て、三島由紀夫は市谷駐屯地での蹶起の際に携行した「檄」の中で、自衛隊の存在を「警察の物理的に巨大なものとしての地位しか与えられていない」と喝破した。自衛隊とは未だに「警察の物理的に巨大なものとしての地位」の儘なのだ。
故安倍首相がそうだったが「国民の生命と安全を守る」と宣って憚らなかった。だが「生命と安全」を守るのは警察の仕事である。自衛隊が安全保障上の領土主権の防衛を担い、国軍として護るべきは「国柄」であり、畢竟「皇統」なのである。
領土主権や安全保障は「国防」の一つに過ぎず、国防とは三島が教えている様に「それを失えば日本では無くなってしまうことを死守することである」。つまり、自衛隊が「国軍」であり「皇軍」で在らねばならないというのはこういうことだ。
民族と歴史・伝統・文化、言語、歴史、価値観、慣習、宗教など、我が国の精神文化を護ることが「国防」であるなら、そうした意識や国家観が決定的に欠落している政治家が自衛隊の存在を語り、憲法改正を訴えていることに違和感を覚える。
自衛隊が憲法九条違反の存在であるなら、天皇の御地位も怪しい。第一条で「国民統合の象徴」とはなってはいるが、共産党が存在する限り「主権の存する国民の総意」ではなく違憲の存在だろう。天皇違憲論は自衛隊違憲論どころの話ではない。
保守派の憲法改正や皇室問題への主張や取り組みは根本的に間違っていると感じる部分が多い。況してや自民党は改憲政党ではなく、自主憲法制定派である。櫻井らの取り敢えず憲法九条改正は、現憲法の絶対化を謀る究極の護憲運動と知るべし。
櫻井らは皇統問題でも危機感を共有して世論喚起を促している。「女性宮家創設反対」は別に問題はないが、女性皇族(内親王)が婚姻する場合、旧皇族の男系男子からの婿入り(養子)を容認しているのは、実質的女性宮家の創設ではないか。
櫻井らの主張は保守派として一見問題は無さそうに見える。だが、GHQに強制的に臣籍降下させられた旧皇族の皇籍復帰もせずに男系皇族の婿入りを容認しようなどとは本末転倒。旧皇族の皇籍復帰は真の主権国家としての精神の再生である。
保守派を代表する櫻井や八木秀次などの評論家や学者らの多くが、旧皇族からの婿入りを主張しているが、男系男子が拒否した場合、或いは一般人が皇室に入る可能性も否定は出来ない。こうした認識不足が反天皇勢力に付け入られるのだ。
皇統の危機を解決するのなら、女性皇族への(実質には敬宮愛子内親王殿下)婿入りという手段ではなく、GHQに強制的に臣下降下された皇籍離脱した旧皇族の皇籍復帰の実現を図ることこそが皇統を盤石の安きに置く最善最良の策である。
祖国日本を崩壊に導くのは左翼勢力ではない。安易な憲法改正を叫び、皇室典範に附帯し退位を強行し、瑞穂の國の崩壊を齎す種子法廃止法案を成立させ、新自由主義を盲信する政治家を筆頭に日本会議に見られる似非保守ら獅子身中の虫である。
保守票欲しさの改憲論や靖國問題など、最近の怪しいムードの中での保守派論客の主張や議論を見ていると、神武肇国から続く万世一系の皇統が、平成の世を境に崩れて行くのではとの危機感を覚える。全愛国者よ、天壌無窮の皇運を扶翼すべし!
※コメントは返信するのも煩わしいので会員のみにさせて頂いております。コメント及びメッセージ、御意見御感想、近況報告などは mr.cordial@live.jp へ。
《会費&御支援の御願い》みずほ銀行 郡山支店 普1464729 ニッポンロンダンクラブ。年会費一般30000円。法人120000円。協賛会員は300000円~。
櫻井よしこが共同代表を務める「美しい日本の憲法を作る国民の会」は、第九条に自衛隊を明記する必要性を強調し「自衛隊違憲論を払拭する」と意気込む。具体的には九条をその儘で遺し、新たに自衛隊の存在を明記すると主張している。
現憲法を改正し、自衛隊違憲論に終止符を打つという。歴代自民党内閣と同じく自衛隊を巨大な警察機構と見做し乍ら、何が「美しい日本の憲法」なのか理解不能。
「取り敢えず九条改正や加憲が大事だ」と思ってる点では、護憲派の「九条の会」らと同じレベルであり、その浅はかな憲法改正には危機感を抱かざるを得ない。
自衛隊の存在は憲法解釈ではなく、現憲法の制定過程や自衛隊の設立過程について問題提起し、国家の安全保障の在り方を国民に問いかけるべきであって、九条をその儘にして新たに自衛隊の存在を「九条の三」として明記するとは何事ぞ。
嘗て、三島由紀夫は市谷駐屯地での蹶起の際に携行した「檄」の中で、自衛隊の存在を「警察の物理的に巨大なものとしての地位しか与えられていない」と喝破した。自衛隊とは未だに「警察の物理的に巨大なものとしての地位」の儘なのだ。
故安倍首相がそうだったが「国民の生命と安全を守る」と宣って憚らなかった。だが「生命と安全」を守るのは警察の仕事である。自衛隊が安全保障上の領土主権の防衛を担い、国軍として護るべきは「国柄」であり、畢竟「皇統」なのである。
領土主権や安全保障は「国防」の一つに過ぎず、国防とは三島が教えている様に「それを失えば日本では無くなってしまうことを死守することである」。つまり、自衛隊が「国軍」であり「皇軍」で在らねばならないというのはこういうことだ。
民族と歴史・伝統・文化、言語、歴史、価値観、慣習、宗教など、我が国の精神文化を護ることが「国防」であるなら、そうした意識や国家観が決定的に欠落している政治家が自衛隊の存在を語り、憲法改正を訴えていることに違和感を覚える。
自衛隊が憲法九条違反の存在であるなら、天皇の御地位も怪しい。第一条で「国民統合の象徴」とはなってはいるが、共産党が存在する限り「主権の存する国民の総意」ではなく違憲の存在だろう。天皇違憲論は自衛隊違憲論どころの話ではない。
保守派の憲法改正や皇室問題への主張や取り組みは根本的に間違っていると感じる部分が多い。況してや自民党は改憲政党ではなく、自主憲法制定派である。櫻井らの取り敢えず憲法九条改正は、現憲法の絶対化を謀る究極の護憲運動と知るべし。
櫻井らは皇統問題でも危機感を共有して世論喚起を促している。「女性宮家創設反対」は別に問題はないが、女性皇族(内親王)が婚姻する場合、旧皇族の男系男子からの婿入り(養子)を容認しているのは、実質的女性宮家の創設ではないか。
櫻井らの主張は保守派として一見問題は無さそうに見える。だが、GHQに強制的に臣籍降下させられた旧皇族の皇籍復帰もせずに男系皇族の婿入りを容認しようなどとは本末転倒。旧皇族の皇籍復帰は真の主権国家としての精神の再生である。
保守派を代表する櫻井や八木秀次などの評論家や学者らの多くが、旧皇族からの婿入りを主張しているが、男系男子が拒否した場合、或いは一般人が皇室に入る可能性も否定は出来ない。こうした認識不足が反天皇勢力に付け入られるのだ。
皇統の危機を解決するのなら、女性皇族への(実質には敬宮愛子内親王殿下)婿入りという手段ではなく、GHQに強制的に臣下降下された皇籍離脱した旧皇族の皇籍復帰の実現を図ることこそが皇統を盤石の安きに置く最善最良の策である。
祖国日本を崩壊に導くのは左翼勢力ではない。安易な憲法改正を叫び、皇室典範に附帯し退位を強行し、瑞穂の國の崩壊を齎す種子法廃止法案を成立させ、新自由主義を盲信する政治家を筆頭に日本会議に見られる似非保守ら獅子身中の虫である。
保守票欲しさの改憲論や靖國問題など、最近の怪しいムードの中での保守派論客の主張や議論を見ていると、神武肇国から続く万世一系の皇統が、平成の世を境に崩れて行くのではとの危機感を覚える。全愛国者よ、天壌無窮の皇運を扶翼すべし!
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cordial8317 at 06:28│Comments(0)
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