2024年04月17日
特定パーティーを開催してた岸田に政治資金規正法を改正する資格は無い
自民党は、派閥の政治資金パーティーでの裏金事件を受けて政治資金規正法改正に取り組むというが、大臣規範を無視して特定パーティーを開催し、億単位のカネを集めてた岸田文雄に政治資金規正法改正の先頭に立つ資格があるとは思えない。
大規模な政治資金パーティーを禁ずる大臣規範に抵触するものだが、大臣規範に罰則規定は無く、空文化状態であり、法的にも穴だらけである。要は、今回の裏金問題は、法律を作る側にいる者が法の網を掻い潜っていたことが大問題なのだ。
政治資金規正法では政治資金パーティーはOK。パーティー券の購入額が20万円以下なら名前の記載は不要。自民党5派閥の政治資金パーティーの不記載は報告書の訂正で問題無し。そこを「5万円」にしたり、厳罰化したところで意味は無い。
政党助成法に拠る「政党交付金」は、政治献金禁止の代償である。未だに企業や団体からの献金を続け、政治資金パーティーを開催してるのは詐欺行為だろう。
相変わらず国会議員らは企業献金やら個人献金、政経パーティーと、国政そっちのけで金策に狂奔している。これ即ち「クリーンな政治を実現する」という趣旨からも逸脱しており、国民への裏切りである政党交付金は即時廃止するべきである。
政党交付金(政党助成金)は、リクルート事件やゼネコン汚職事件などの汚職事件で、企業や団体などから政治家への資金提供が問題視されたことを理由にして、細川政権下の平成6年に導入された。所謂「政治改革四法」の一つである。
政治改革四法とは「小選挙区比例代表並立制」「公職選挙法の一部を改正する法律」「衆議院議員選挙区画定審議会設置法」「政治資金規正法の一部を改正する法律(政党助成法の総称)」。小選挙区比例並立制と政党交付金制度は政治劣化の元凶。この改革四法案の見直しなくして政治改革や政治とカネも問題も解決しない。
政治とは最高の倫理であり最高の道徳である。政治家は国民の模範であるべき存在なのに「政治にはカネがかかる」などとはさもし過ぎる。繰り返される「政治とカネ」の現状を見れば、政治家の倫理道徳の欠落は著しいと断じざるを得ない。
政治家に求められるのは唯々「滅私奉公」の一つである。然し乍ら、その滅私奉公は最早死語となった。政治家必携の本といわれる「南洲翁遺訓」がある。この本は政治家に限らず、人の上に立つ者や日本人ならば必読するべき名著である。
「万民の上に位置するものは、己を慎み、品行を正しくし、贅沢を戒め、倹約に努め、職務に努力して人民の見本とならねばならない。そして民衆がその働きぶりを見て『気の毒だなぁ』と思うようでなければならない」(第四条)
今どき「気の毒だなぁ」と思える政治家なんぞ見たことも無いし、国会中継などを見てると、国民不在の党利党略ばかりで、とても政治家としての正道を踏んで、至誠という真心を以て国家の行く末を論じている政治家なんてのは極極稀だ。
「道義心や恥を知る心を失っては、国を維持する方法は有り得ない。上に立つ物が下の者に対して利益だけを求めて正しい道義を忘れてしまうと、下の者も見倣って、人の心は皆金儲けの方ばかりに向いてしまう。上に立つ者は常に下の見本で有らねばならない」(第十六条)と教えているが、上の責任を下に押し付けている。
第二十四条は「敬天愛人」の思想。「道は天地自然の物にして、人は之を行ふものなれば、天を愛するを目的とす。天は人も我も同一に愛し給う故、我を愛するを以て人を愛する也」。天を敬い、何事を行うにしても「お天道様が見ているぞ!」という、日本人としての当たり前の矜持を持ち合わせていない政治家は要らない。
「南洲翁遺訓」は本編四十一条。何れも含蓄あるものばかりだが、これは西郷隆盛が仁者だったというより、自戒だったのではと思う。我が国の不幸と政治の停滞と機能不全は、道徳観を持った政治家や思想家、指導者がいないことに尽きよう。
国会議員だけではなく地方議員を含めて、過分な歳費や報酬の一部で「南洲翁遺訓」を買って、写本や熟読でもした方がよっぽど国家の為になるぞ!呵呵。
※コメントは返信するのも煩わしいので会員のみにさせて頂いております。コメント及びメッセージ、御意見御感想、近況報告などは mr.cordial@live.jp へ。
《会費&御支援の御願い》みずほ銀行 郡山支店 普1464729 ニッポンロンダンクラブ。年会費一般30000円。法人120000円。協賛会員300000円~。
大規模な政治資金パーティーを禁ずる大臣規範に抵触するものだが、大臣規範に罰則規定は無く、空文化状態であり、法的にも穴だらけである。要は、今回の裏金問題は、法律を作る側にいる者が法の網を掻い潜っていたことが大問題なのだ。
政治資金規正法では政治資金パーティーはOK。パーティー券の購入額が20万円以下なら名前の記載は不要。自民党5派閥の政治資金パーティーの不記載は報告書の訂正で問題無し。そこを「5万円」にしたり、厳罰化したところで意味は無い。
政党助成法に拠る「政党交付金」は、政治献金禁止の代償である。未だに企業や団体からの献金を続け、政治資金パーティーを開催してるのは詐欺行為だろう。
相変わらず国会議員らは企業献金やら個人献金、政経パーティーと、国政そっちのけで金策に狂奔している。これ即ち「クリーンな政治を実現する」という趣旨からも逸脱しており、国民への裏切りである政党交付金は即時廃止するべきである。
政党交付金(政党助成金)は、リクルート事件やゼネコン汚職事件などの汚職事件で、企業や団体などから政治家への資金提供が問題視されたことを理由にして、細川政権下の平成6年に導入された。所謂「政治改革四法」の一つである。
政治改革四法とは「小選挙区比例代表並立制」「公職選挙法の一部を改正する法律」「衆議院議員選挙区画定審議会設置法」「政治資金規正法の一部を改正する法律(政党助成法の総称)」。小選挙区比例並立制と政党交付金制度は政治劣化の元凶。この改革四法案の見直しなくして政治改革や政治とカネも問題も解決しない。
政治とは最高の倫理であり最高の道徳である。政治家は国民の模範であるべき存在なのに「政治にはカネがかかる」などとはさもし過ぎる。繰り返される「政治とカネ」の現状を見れば、政治家の倫理道徳の欠落は著しいと断じざるを得ない。
政治家に求められるのは唯々「滅私奉公」の一つである。然し乍ら、その滅私奉公は最早死語となった。政治家必携の本といわれる「南洲翁遺訓」がある。この本は政治家に限らず、人の上に立つ者や日本人ならば必読するべき名著である。
「万民の上に位置するものは、己を慎み、品行を正しくし、贅沢を戒め、倹約に努め、職務に努力して人民の見本とならねばならない。そして民衆がその働きぶりを見て『気の毒だなぁ』と思うようでなければならない」(第四条)
今どき「気の毒だなぁ」と思える政治家なんぞ見たことも無いし、国会中継などを見てると、国民不在の党利党略ばかりで、とても政治家としての正道を踏んで、至誠という真心を以て国家の行く末を論じている政治家なんてのは極極稀だ。
「道義心や恥を知る心を失っては、国を維持する方法は有り得ない。上に立つ物が下の者に対して利益だけを求めて正しい道義を忘れてしまうと、下の者も見倣って、人の心は皆金儲けの方ばかりに向いてしまう。上に立つ者は常に下の見本で有らねばならない」(第十六条)と教えているが、上の責任を下に押し付けている。
第二十四条は「敬天愛人」の思想。「道は天地自然の物にして、人は之を行ふものなれば、天を愛するを目的とす。天は人も我も同一に愛し給う故、我を愛するを以て人を愛する也」。天を敬い、何事を行うにしても「お天道様が見ているぞ!」という、日本人としての当たり前の矜持を持ち合わせていない政治家は要らない。
「南洲翁遺訓」は本編四十一条。何れも含蓄あるものばかりだが、これは西郷隆盛が仁者だったというより、自戒だったのではと思う。我が国の不幸と政治の停滞と機能不全は、道徳観を持った政治家や思想家、指導者がいないことに尽きよう。
国会議員だけではなく地方議員を含めて、過分な歳費や報酬の一部で「南洲翁遺訓」を買って、写本や熟読でもした方がよっぽど国家の為になるぞ!呵呵。
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cordial8317 at 07:29│Comments(0)
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