今は「反共右翼からの脱却」ではなく反共右翼への回帰を目指すべし!自衛隊幹部の靖國神社参拝批判に見る戦後の歪んだ陋習を払拭しよう!

2024年01月15日

靖國神社を参拝した自衛隊幹部を庇わない木原実防衛大臣にはガッカリ

 陸上自衛隊ナンバー2の小林弘樹陸上幕僚副長(陸将)ら陸自幹部が、先週の9日に靖國神社に参拝したことが何故か問題となっている。日本国憲法原理主義と未だにGHQの神道指令を忠実に守ろうとしてることに、戦後日本の問題点を垣間見る。

 小林陸将は、共産党機関紙「赤旗」の取材に「自衛隊幹部の参拝は毎年のこと」と応えた。共産党は、公用車を使っての参拝を「憲法20条が定める政教分離に抵触する可能性がある」と糾弾し、NHKや共同通信など左翼メディアや珍左翼が便乗。

 能登半島地震が発生し、突発的な対応を迫られる場合もあり、幹部が官用車を使用するのは当然だと思うが、木原実防衛相は、恒例行事とはいえ、自衛隊幹部の行動を軽挙と言わんばかりに「誤解を招く行動は避けなければならない」と述べた。

 小林陸将は、去年4月に沖縄県の宮古島沖で起きたヘリコプターの事故の調査委員会委員長を務めている。陸将は「航空機の安全を祈願する為の参拝」と応えているが、「殉職した自衛隊員の顕彰と慰霊である」と堂堂と語れば好かったと思う。

 防衛省の通達では、集団で神社などに参拝することを禁止しているという。国家国民の安全と領土を守る自衛隊が、天佑神助を祈願する神社への参拝を禁止してどうするのか。GHQの神道指令の名残であるこんな通達は早々に取っ払うべきである。

「航空機の安全祈願」という欺瞞は止めた方が好い。我が国周辺の緊張感が高まってる中で、近い将来、平和・安定の為に自衛官の「戦死」が生じる場合があるだろう。殉職自衛官を慰霊し、顕彰するのは、やはり「靖國神社」を於いて他にない。

 平成10年、防衛省の六本木から市ヶ谷への移転に伴い、敷地内に自衛隊殉職者慰霊碑が建立され、毎年、御遺族、内閣総理大臣、防衛大臣以下高級幹部などが参列し追悼式が行われている。防衛省は一般国民が足を踏み入れることは出来ない。

 国家国民を護る為に、また災害時の復興で殉職された自衛隊員に感謝の誠を捧げ、如何にして慰霊と顕彰を行うべきか、我々は考えたことがあるだろうか。

 昭和25年8月9日の自衛隊の前身である警察予備隊発足以来、阪神淡路大震災や東日本大震災を始めとした災害派遣や平和と独立、国民の生命財産を守る為に行われている訓練などで、実に2054名(陸自1102柱、海自485柱、空自436柱、機関31柱)の自衛官が殉職されていることを、国民は知っているのだろうか。

 然し乍ら、靖國神社を否定する勢力が、自衛隊員の靖國合祀に賛成することは有得ず、自衛隊殉職者慰霊碑を市谷から千鳥ヶ淵墓苑に移すことで千鳥ヶ淵墓苑が戦没者追悼施設にされる可能性もあるが、大事なことは慰霊ではなく顕彰である。

「顕彰」とは、生前の功績や善行などを称えて広く世間に知らせることである。靖國神社は追悼施設ではなく、英霊の顕彰を重んじていることを理解していない。「哀悼」とか「追悼」とは、死者の生前を偲び、その死を悼み悲しむことである。

 木原防衛相は「宗教上の礼拝所を部隊で参拝することを禁じる防衛次官通達に違反するか調査し厳正に対処する」としているが、靖國神社を礼拝所と認識してることは実に御粗末だ。チョッとは気骨ある保守政治家だと思ってたからガッカリ。

 部隊での靖國神社参拝がダメなら、防大生有志の恒例行事である横須賀~九段迄の東京行進も特攻観音や戦没者慰霊碑の清掃作業も防衛次官通達違反ということか。

 木原大臣は政治の混乱を避ける為に自衛隊幹部の処分を公言したのだろうが、反靖國勢力への譲歩は更なる譲歩を生むということを何故に理解出来ないのか。

 自衛隊や自衛官へ敬意を払うことは日本人としての当然の義務であるが、我が国は未だに平和ボケの真っ只中。国防への常識が欠落し、自衛隊に敬意を払うどころか、自衛権をも否定しているクソ憲法を国民不在の政争の道具に利用し続ける。

 今回の自衛隊幹部の参拝が批判されるのは、靖國神社が「宗教法人」だからだ。靖國問題を解決するには分祀論や憲法解釈ではなく、靖國神社の「宗教法人格」を見直せば済むことなのに、政治家どもが手を拱いていることは不思議でならない。

 靖國神社というのは戦後、GHQの統治下で行われた「神道指令」に因って、解体や焼き打ちされそうになったのは有名な話し。当時の関係者がGHQの目を逸らす為に一時的に英霊ではなく別な御祭神を祀り「一宗教法人」として存続を図った。

 本来ならば、昭和27年4月28日に我が国の主権が恢復した折に、靖國神社と全国の護国神社は「宗教法人」ではな国家で管理するべきだったのだが、政治の怠慢に加え、政府自民党の無作為で国家護持が成されずに現在に至っている。

 自衛隊幹部の靖國神社参拝が問題というのなら、保守議員が団結して「靖國神社法案」を提出可決し、宗教法人格を取っ払い、不毛な靖國論議に終止符を打て!

※コメントは返信するのも煩わしいので会員のみにさせて頂いております。コメント及びメッセージ、御意見御感想、近況報告などは mr.cordial@live.jp へ。

《会費&御支援の御願い》みずほ銀行 郡山支店 普1464729 ニッポンロンダンクラブ。年会費一般30000円。法人120000円。協賛会員300000円~。

cordial8317 at 07:23│Comments(0)

コメントする

このブログにコメントするにはログインが必要です。

今は「反共右翼からの脱却」ではなく反共右翼への回帰を目指すべし!自衛隊幹部の靖國神社参拝批判に見る戦後の歪んだ陋習を払拭しよう!