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2024年01月12日

今は「反共右翼からの脱却」ではなく反共右翼への回帰を目指すべし!

 行動右翼の防共挺身隊(防挺)に所属しつつ、国士舘大学時代に右翼理論を学ぼうと「日本論壇倶楽部」という同好会を創った。新右翼のカリスマ・野村秋介が「反共右翼からの脱却」や「理論武装」を訴えていることも知らずにいた頃だった。

「友よ山河を亡ぼすなかれ(反共右翼からの脱却)」の復刻版を読み直している。改めて、野村の峻烈な生き様と強力な理論に裏付けられた言霊に敬服する。

 反共右翼からの脱却(われわれは現体制の手先ではない)が論じられたのは、安保改定から20年も経っていなかった昭和51年のこと。当時は「反共」から安保支持に回った戦後右翼を批判することが、新しい右翼の選択だったのだろう。

 愚生は「安保支持に回った戦後右翼」の選択は間違っていなかったと思う。安保反対の当時の学生の多くは共産主義に傾倒したというより、先の大戦で米国に負けたという悔しさからの行動であり、野村は彼らの行動に共鳴したのだと思う。

 戦前の右翼と戦後の右翼は全く違う存在である。戦前の右翼は「国粋主義」的要素が強く、外国思想は全て悪と捉えるという考えであり、それは共産主義であろうが、資本主義であろうが、民主主義であろうが批判されるべき対象だった。

 GHQは占領下に於いて、戦争を引き起こしたのは日本国内の右翼勢力だとして、右翼団体や危険人物を潰そうとする。だが、第二次世界大戦が終結すると日独の防共の砦が崩壊するとアジアを始め世界各地で共産党に因る革命や暴動が起こった。

 GHQに処刑された東条英機も遺書の中で、ドイツと日本の防共の防波堤が崩壊したことで世界が混乱してることを憂いている。日本国内で共産主義が席巻すると、それを危惧したGHQは右翼解体の方向を転換し、右翼団体を「反共」に利用する。

 A級戦犯だった児玉誉志夫と笹川良一が反共運動に参画し、反共右翼が登場する。児玉も笹川も、GHQの意の儘に「共産主義」のみを悪とし、忠実に実行した。

 児玉や笹川らが「米国のスパイ」と言われるのはその所為でもある。児玉は「児玉機関」で貯め込んだ潤沢な資金を基に、全国の博徒(ヤクザ)や香具師(テキヤ)を纏め上げ、愚連隊的右翼団体を次々と立ち上げ、「反共運動」に乗り出した。

 右翼団体の「反共」運動は間違ってはいないが、右翼団体の多くが「憲法改正」や「靖國神社国家護持」「北方領土奪還」などの自民党のスローガンを忠実に遂行し、自民党の「院外団」的行動をしていたことは児玉や笹川の影響が大きい。

 院外団的右翼は代わりに経済的恩恵を享けた。防共挺身隊総隊長の福田進もその一人。例えば、福田総隊長は神奈川県葉山地区の二束三文の土地を取得している。取得後、間もなく有料道路が建設されることとなり莫大な資金を得ている。

 福田総隊長は、日本に帰属される前の沖縄で、那覇空港内に「福田商店」という免税店を開業していたが、児玉のそうした裏の人脈と政治力の賜物だろう。

 悲しい哉、極貧を経験した人というのはカネの使い方が分からない。資産数百億円と言われた福田総隊長は後進を育てることなく幽冥境を異にしてしまった。

「反共右翼」に反省を求めるのなら、院外団として恩恵を享け、居の安きに甘んじたことを猛省するべきだろう。そんな右翼だったから権力に使い捨てされたのだ。

 ヤクザが「仁侠道」を忘却し、カネ儲け至上主義から暴力団化したのと同じく、右翼も維新者としての「大義」を忘れて、資本主義に溺れ、目先のカネ儲けなどに興じていれば、必要価値のないものに成り下がって行くのは必然だろう。

 反共右翼こそが現在の右翼に求められる行動であると考える。野村ー鈴木の対談から47年経つが、その後の共産主義はどうなったのか。実に巧妙となり、国内のあらゆる処に蔓延し、我が国體を棄損し続けている。嘗て三島由紀夫はこう語った。

「我々はあらゆる革命に反対するものではない。暴力的手段たると非暴力的手段たるとを問わず、共産主義を行政権と連結せしめようとするあらゆる企画、あらゆる行動に反対するものである。この連結の企画とは、所謂民主連合政権(容共政権)の成立及びその企画を含むことを言うまでもない。名目的たると実質的たるとを問わず、共産主義が行政権と連結するあらゆる態様に我々は反対するものである」

 今や「男女共同参画社会」「ジェンダーフリー」「SDGs」「LGBT法案」「人権擁護法案」「協働・共生社会」「外国人参政権」「外国人住民基本法案」「アイヌ新法」「女性天皇・女性宮家創設」など、次から次へと策謀が重ねられている。

 野村と左翼の太田竜との対談は読み応えがある。太田の理論は現代左翼のバイブルの様なもので、中でもアイヌを日帝に因る圧迫民族であるとの主張は、法制化された「アイヌ法案」に通ずる。太田も草葉の陰でほくそ笑んでるに違いない。

 こうした左翼の策謀と政府の愚策に因って国體や国柄が破壊され続けている。つまりは、三島が悲観した予言より酷い状況に陥っているが現在の日本であるのだ。

 これらの姦策に対峙するべき愛国陣営や右翼を見れば、共産主義の行政への浸食への危機感が乏し過ぎる。野村の「理論武装」や「反共右翼からの脱却」を穿違えてはいないだろうか。右翼人を自任する愚生としては隔靴掻痒の感は否めない。

 行動右翼のパイオニアを標榜する防挺が一世を風靡した時代、求められたのは理論より激しく派手な行動力だった。その昔、幹部が放った「右翼は理論より行動。パクられたら弁護士先生が巧い理屈を考えてくれるよ」との言葉を思い出す(笑)

 右翼・民族派は維新者として日々研鑽を積み、理論を武装し、テロリストの如く身体を鍛え、反共右翼に回帰して、強烈な反共・救国運動を展開するべし。呵呵。

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cordial8317 at 07:27│Comments(0)

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