武道や芸事の世界では「守・破・離(しゅ・は・り)」の意味を重視する偉人が「戒語」を遺したが戒語とは己の経験に基く自戒である

2023年12月19日

日本こそ万国に卓越した中華・中国と呼ぶにふさわしい国である(中朝事実)

 日本人の多くは、戦後教育もあって日中関係は「同文同種」とか「一衣帯水」という認識を持ち、「四書五経」のイメージで支那への憧れを膨らませている。

 中国共産党に忠誠を誓うかの如く「中国」と呼称する。だが、日中関係が樹立されたのは20世紀に入ってからであり、未だその関係は100年程しか経っていない。

 先の大戦で戦ったのは中華民国である。だが、中華民国が中国共産党との国共戦争で敗れると、摩訶不思議なことに中共が戦勝国として国連常任理事国に就いた。

 中共は、我が国を属国と見做しており、日本にだけ「北京が世界の中心」との意味の「中国」との呼称を強いる。中共からの理不尽な言い掛かりは昭和21年6月に遡る。形式上、連合国の一員であった中共は、その力関係を盾に「中国」を強要した。

 外務省は外務省次官・局長通達として、「理屈抜きにして先方の嫌がる文字を使わぬこと」と言論機関などにこれを強制し、疑いもなく「中国」を使い続けている。

 右翼陣営や保守を自任している人でも「支那」や「中華人民共和国(中共)」を一括りにして「中国」と呼んでる人がいるが、我が国での中国といえば「中国地方」のことである。況してや「中華人民共和国」を「中国」と呼ぶのは間違いだ。

「中国」という言葉の一番古い意味は「首都」という意味で、中共政府の言う「国民国家」を意味するものではない。現代中国は「中共」と呼ぶのが相応しい。

「支那(シナ)」という呼称は差別だという人もいるが、ならば、世界地図で表記されている「東シナ海」「南シナ海」「インドシナ半島」などは差別表記になるのか。支那がダメならば、大好きな「支那そば」なんて食べられないな(笑)

「支那」という言葉は、最初の統一王朝の「秦」に由来しているという。世界中の多くの国々では支那を「シン」や「China」を母国語の近似音で呼んでいる。

 英語圏は「チャイナ」、フランス「シーヌ」、ドイツ「ヒーナ」、イタリア「チーナ」、ペルシャ「チーン」、アラビア「スィーン」、インド「シナスタレ」など。

 因みに、ロシアは中共のことをチャイナとかではなく「キタイ」と呼ぶ。キタイとは 支那大陸の北部を支配しただけの契丹のことだ。大統一帝国の秦どころか、契丹と呼称とするロシアに、中共から「差別だ」との抗議の声が上がったことがない。

「支那」がダメなら、そうか「チャイナ」と呼べば好いのか。カタカナ表記の「シナ」や「チャイナ」も差別というのだろうか。清朝の公的文書にも「支那」は出てくる。「支那」を漢字にしたのは新井白石で「チーナ」を翻訳したものである。

「支那」とは、易姓革命で政権や王朝が代わっても、その基底にある自然・民族・文化を意味する名称として使われてきた国名であり、浪漫溢れる美しい国名である。

 共産党一党独裁で浪漫も何も感じない、建国70年そこそこの近代国家である中華人民共和国如きを「支那」と呼ぶのは、差別どころか分不相応というものだろう。

 尊皇愛国の書として有名な山鹿素行(やまがそこう)の「中朝事実」では、世の学者の外国(主として漢土)崇拝を批判し、皇統の一貫を根拠に「日本こそ万国に卓越した中華・中国と呼ぶに相応しい国である」と日本主義を主張している。

 我が国の「神国思想」では、「天皇を戴く我が国こそが世界の中心である」という教えに導き、人々も「日本こそが特別な神の国である」と信じる様になった。

 中朝事実では外国(主として漢土)崇拝を批判し、皇統の一貫を根拠に「日本こそ万国に卓越した中華・中国と呼ぶに相応しい国である」と日本主義を主張している。

 鎌倉時代末期、当時、地中海から日本海に至るまで支配力を強めていたモンゴル帝国が日本に襲来した際も、二度の台風に拠ってモンゴル軍を敗走に導いたのは、台風を「神の吹かせた風(神風)」と解釈したことで一層流布することとなった。

 神国思想では、国土を「神州」、国民を「神裔=神の子孫」、国権を「神授(神から委託された権利)」という。国民は神の子として「子が親に孝養を尽くす様に、国民が国に尽くすのは最も現実なる道徳である」との教えに辿り着く。

「教育勅語」も正にこの教えであるが、この神国思想を否定する左翼勢力や反皇室活動家らは「忠孝」を曲解し、根本的な「孝養」の教えも拒絶する。何故に拒絶するのかといえば、先の大戦と神国思想を結び付けてるからに他ならない。

 山鹿素行は、陸奥国会津若松城下生まれ。「山鹿流軍学の祖」として知られており、赤穂浪士の精神的支柱でもあった。江戸時代に於ける武士道の理論を確立した人物であり、素行の談話を筆記した「山鹿語類」は日本人必読の名著である。

 余談だが、日本を「ジャパン」と呼ぶが、本来は「ニッポン」が正しく、国際会議やオリンピックなどで「JAPAN」との表示を「NIPPON」と改めるべきだと思う。

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cordial8317 at 07:35│Comments(0)

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