2023年10月05日
福島県が生んだ偉大な作曲家である古関裕而の名曲の数々
プロ野球セリーグの今シーズンは阪神タイガースが独走し、さぞ阪神ファンも愉しいシーズンを過ごしたことだろう。優勝決定で古関裕而の「六甲おろし」を歌い、道頓堀川に飛び込むシーンは大阪人の専売特許。他のチームではこうは行かない。
令和5(2023)年1月、野球殿堂博物館は、当年度の野球殿堂顕彰者(特別表彰部門)に古関裕而を選出した。殿堂入りは当然であるが、国民栄誉賞に推挙されたとしても大賛成。だが、家族の反対で成されなかったのは残念なことであった。
3年程前のこと、地元紙一面に福島県が生んだ偉大な作曲家である古関裕而(本名・古關勇治)の曲のランキングが載っていた。第1位が「高原列車が行く」、第2位「栄冠は君に輝く」、第3位「長崎の鐘」と、誰もが知る名曲がトップスリー。
「高原列車は行く」は、猪苗代町の「日本硫黄・沼尻軽便鉄道」が舞台とされている。沼尻硫黄鉱山から硫黄を運ぶ目的で、川桁~沼尻間約15.6㎞を結んだ鉄道。
大正2年~昭和43年に亘り地域産業の発展に貢献し、沿線に暮らす人々や観光に訪れる人の足として、また鉱山に関わりのある人々の生活を支え続けた。
沼尻軽便鉄道の「会津下館駅」で営業してるのが、蕎麦好きなら知る人ぞ知る「そば塾磐嶺会」。日曜日のみの営業だが、蕎麦っ食いならば行く価値あり。
愚生的には、古関裕而というと「若鷲の歌(予科練の歌)」「ラバウル海軍航空隊」「愛国の花」「暁に祈る」「嗚呼神風特別攻撃隊」など軍歌の思い入れが強い。軍歌というのは戦意高揚歌と言われているが、その実は鎮魂歌であると思う。
毎年、桜満開の季節になると靖國神社参道に立つ大村益次郎の銅像前特設ステージで「靖國神社の桜の花の下で『同期の桜』を歌う会」が行われる。「海ゆかば」が流れる中で、英霊に対し黙祷を捧げ、主催者代表に合わせて献杯した後に始まる。
女性コーラス隊が登壇し、発声に合わせ愈々大軍歌大会の始まり。間髪を容れず次々と歌われて行く。大声で、立ちっぱなしで歌っていると結構疲れるものだ。
桜咲く九段に来るといつも思うが、自然発生的に靖國神社に集い、英霊に感謝し、喜びを分かち合う日本人の多さを見れば、未だ未だ日本も大丈夫だと感じる。
曲ランキングにトップ30位に、阪神タイガースの応援歌「六甲おろし」と、中日ドラゴンズの「ドラゴンズの歌(青雲たかく)」がランクインしてたが、読売ジャイアンツの球団歌「巨人軍の歌(闘魂こめて)」が入ってないのは個人的寂しい。
地元福島県内にも福島市の「わらじ音頭」「福商青春詩」、二本松の「二本松少年隊」など多くの曲を遺している。早稲田大学や、慶応大学、東京農業大学などにも曲を提供している。因みに、我が母校「小浜中学校」の校歌も古関先生の作曲。
小浜中校歌は、昭和30年2月5日制定。当時の小浜中PTA会長が、本宮出身の伊藤久雄(コロンビアレコード)と従兄弟関係で、その伝で古関先生に作曲を依頼した。昭和30年というと未だ生まれる前だが、故郷の先輩方の情熱を犇々と感じる。
NHK連続テレビ小説「エール」に、古関裕而がモデルの「古山裕一」を主人公に窪田正孝が主演で放送された。妻「関内音」役は二階堂ふみ。福島県民と愛知県民との音楽が結んだ縁を、どこか羨ましく、嬉しく観た。歴史に残るドラマだった。
古関先生は、全国各地の名曲を生み出した昭和が生んだ偉人であり、多くの人が「古関裕而」という共通の話題を胸に福島の地を訪れて頂けたら幸甚の極み。
※コメントは返信するのも煩わしいので会員のみにさせて頂いております。コメント及びメッセージ、御意見御感想、近況報告などは mr.cordial@live.jp へ。
《会費&御支援の御願い》みずほ銀行 郡山支店 普1464729 ニッポンロンダンクラブ。年会費一般30000円。法人120000円。協賛会員300000円~。
令和5(2023)年1月、野球殿堂博物館は、当年度の野球殿堂顕彰者(特別表彰部門)に古関裕而を選出した。殿堂入りは当然であるが、国民栄誉賞に推挙されたとしても大賛成。だが、家族の反対で成されなかったのは残念なことであった。
3年程前のこと、地元紙一面に福島県が生んだ偉大な作曲家である古関裕而(本名・古關勇治)の曲のランキングが載っていた。第1位が「高原列車が行く」、第2位「栄冠は君に輝く」、第3位「長崎の鐘」と、誰もが知る名曲がトップスリー。
「高原列車は行く」は、猪苗代町の「日本硫黄・沼尻軽便鉄道」が舞台とされている。沼尻硫黄鉱山から硫黄を運ぶ目的で、川桁~沼尻間約15.6㎞を結んだ鉄道。
大正2年~昭和43年に亘り地域産業の発展に貢献し、沿線に暮らす人々や観光に訪れる人の足として、また鉱山に関わりのある人々の生活を支え続けた。
沼尻軽便鉄道の「会津下館駅」で営業してるのが、蕎麦好きなら知る人ぞ知る「そば塾磐嶺会」。日曜日のみの営業だが、蕎麦っ食いならば行く価値あり。
愚生的には、古関裕而というと「若鷲の歌(予科練の歌)」「ラバウル海軍航空隊」「愛国の花」「暁に祈る」「嗚呼神風特別攻撃隊」など軍歌の思い入れが強い。軍歌というのは戦意高揚歌と言われているが、その実は鎮魂歌であると思う。
毎年、桜満開の季節になると靖國神社参道に立つ大村益次郎の銅像前特設ステージで「靖國神社の桜の花の下で『同期の桜』を歌う会」が行われる。「海ゆかば」が流れる中で、英霊に対し黙祷を捧げ、主催者代表に合わせて献杯した後に始まる。
女性コーラス隊が登壇し、発声に合わせ愈々大軍歌大会の始まり。間髪を容れず次々と歌われて行く。大声で、立ちっぱなしで歌っていると結構疲れるものだ。
桜咲く九段に来るといつも思うが、自然発生的に靖國神社に集い、英霊に感謝し、喜びを分かち合う日本人の多さを見れば、未だ未だ日本も大丈夫だと感じる。
曲ランキングにトップ30位に、阪神タイガースの応援歌「六甲おろし」と、中日ドラゴンズの「ドラゴンズの歌(青雲たかく)」がランクインしてたが、読売ジャイアンツの球団歌「巨人軍の歌(闘魂こめて)」が入ってないのは個人的寂しい。
地元福島県内にも福島市の「わらじ音頭」「福商青春詩」、二本松の「二本松少年隊」など多くの曲を遺している。早稲田大学や、慶応大学、東京農業大学などにも曲を提供している。因みに、我が母校「小浜中学校」の校歌も古関先生の作曲。
小浜中校歌は、昭和30年2月5日制定。当時の小浜中PTA会長が、本宮出身の伊藤久雄(コロンビアレコード)と従兄弟関係で、その伝で古関先生に作曲を依頼した。昭和30年というと未だ生まれる前だが、故郷の先輩方の情熱を犇々と感じる。
NHK連続テレビ小説「エール」に、古関裕而がモデルの「古山裕一」を主人公に窪田正孝が主演で放送された。妻「関内音」役は二階堂ふみ。福島県民と愛知県民との音楽が結んだ縁を、どこか羨ましく、嬉しく観た。歴史に残るドラマだった。
古関先生は、全国各地の名曲を生み出した昭和が生んだ偉人であり、多くの人が「古関裕而」という共通の話題を胸に福島の地を訪れて頂けたら幸甚の極み。
※コメントは返信するのも煩わしいので会員のみにさせて頂いております。コメント及びメッセージ、御意見御感想、近況報告などは mr.cordial@live.jp へ。
《会費&御支援の御願い》みずほ銀行 郡山支店 普1464729 ニッポンロンダンクラブ。年会費一般30000円。法人120000円。協賛会員300000円~。
cordial8317 at 06:01│Comments(0)
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。