2024年07月10日
安倍晋三元首相が亡くなってからの日本の転げ具合が凄い
令和4年7月8日、安倍晋三元首相が、天皇の国事行為である参議院選挙中に暴漢の銃弾に斃れた。この銃撃事件に関し、未だ真相解明が成されていないことに違和感を覚える。側聞されている様な別の組織に因る犯行だったのではとの疑いもある。
政治的な理由で左翼の銃弾に斃れたというなら「男子の本懐」というものだが、選りにも選って、カルト宗教である統一教会(現・世界平和統一家庭連合)絡みのとばっちりで命を狙われたのが真実ならば安倍元首相の御霊も浮かばれない。
安倍元首相は長野県選挙区の自民党候補のスキャンダルもあり、予定を変更して奈良に向かったという。奈良への変更は山上容疑者にしたら天佑と思ったに違いない。そこに加えて警備や警護のミスが重なってしまった。運命とは実に非常である。
安倍政権の功罪はあるが、外交では日本という国を世界にアピールしたのも事実。過去に、我が国で米国大統領に直接意見を出来た首相は安倍晋三だけだろう。
LGBT法案成立を強要し「G7の中でLGBT法案が無いのは日本だけ」という全くの嘘やデマを垂れ流し、「次は同性婚」「日本は進化の過程」などと宣っているエマニュエル駐日大使の度重なる内政干渉に沈黙してる岸田文雄首相とは偉い違いだ。
そんな安倍はトランプとの良好な関係をプーチンにも重ねて二島返還を示す。だが逆に、プーチンに北方領土は実質的なロシア領ということ内外に知らしめることとなった。外交に自信を持ってた安倍だったが、逆に外交で墓穴を掘った。
愚生は常々、安倍の謀る憲法九条改正は究極の護憲運動だと指弾してきた。「退位法案」を皇室典範に附帯し上皇陛下の退位を強行し、御代が替わるや否や天皇の大権である元号権を簒奪し、行政権を優先させたことは万死に値すると断じた。
安倍の歴史認識も「河野談話」や「村山談話」と大して変わらなかった。戦没者追悼式に於いても「心ならずも戦場で斃れ」だとか、「多くの国々、とりわけアジアの諸国の人々に多大の損害と苦痛を与えて来た」と語ったことも記憶に新しい。
安倍の掲げた「戦後レジームからの脱却」なんぞ自称・保守派を誑かす画餅に過ぎない。画餅故に実行する気など毛頭なく、勇ましいスローガンだけで事を濁す。
野党に転落して臨む総選挙前に、安倍は前政権下での靖國不参拝を問われ「断腸の思い」とその悔しさを滲ませた。そういう安倍の無念さに国民は共鳴し支持した。なのに「とりわけアジアの諸国の人々に」などとは厭きれてしまった。
安倍の言行は保守とは程遠く、靖國問題など見向きもしない政治家より悪質で始末が悪い。保守仕草だけで騙される自称保守派や自称愛国者とは実に単純。
拉致問題も安倍政権の最重要課題とし「我が政権で解決を図る」と公言していただけに、任期途中での退任は無念さが滲んでた。総理の座を辞しても拉致問題を見捨てることなく、元総理として単独で訪朝してでも解決して欲しかった。
政治で大事なことは「国防」と「教育」であり、その認識を共有する安倍は、中でも教育に対し「将来を担う子供達が自分の国に誇りの持てる教育を施す」と訴えた。愚生は安倍信者ではないが、この主張だけでも安倍を支持する理由になった。
政権に返り咲き、教育大国を目指し教育改革を打ち出すのかと思いきや傍観を極め込む。「戦後レジームからの脱却」は教育改革無くして語れない。況してや教育は国家百年の大計であり、政治家が行うべき最大のものだが語られることが少ない。
「国防」も然り、尖閣列島などの領土防衛は国防の一つではあるが、国防とは「それを亡くしてしまえば日本ではなくなってしまうもの」を死守することであり、つまり我が国の歴史・伝統・文化を守り、天皇を戴く日本という国柄を護り抜くことだ。
然し乍ら、安倍を始めとした営業保守や自称・愛国者らは、天皇条項である憲法第一条~第八条の見直しではなく、憲法九条のみに拘る。憲法九条こそが大事と思っている点では、保守派と言うのは左翼護憲派の「九条の会」とどっこいどっこい。
憲法九条改正を訴え、自衛隊を「我が国を防衛する為の必要最小限の実力組織」にすると語っている。この認識こそが占領下時代の警察予備隊の儘なのだ。安倍らの謀る憲法改正はインチキであり、究極の護憲運動と批判するのはそういうことだ。
安倍に期待してただけに裏切られた思いが強いのか元々見る目が無かったのか。抑々、安倍というのはベターなだけでベストな首相ではない。所詮は「安倍より他はいない」程度のものと知りながら、それでもと期待したのが間違いだった。
愚生は安倍政権に対しては、幾度となく「新自由主義を盲信し、経済至上主義に奔る安倍に、吾、疑心暗鬼どころか屋上屋を架す大馬鹿者である」と安倍を評し、苦言を呈してきたが、安倍が亡くなった以降の日本の左傾化ぶりには目に余る。
安倍を保守派だと思ったことは無いが、清濁併せ呑む政治家の一人には違いない。安倍の去った自民党員を見れば、保守派とは程遠い単なる投票党員ばかりなり。
皇統を棄損し兼ねないLGBT法を対米追随の一環で成立させるなど、安倍亡き後の転げ具合が凄い。何事も極一部の人間(指導者)の判断で決まるもので、大衆はいつの時代も指導者の意に沿って、どっちにも動き流されるものなのだと悟る。
ヒトラーは、「必要不可欠なのは、一人の指導者の意志、一人が命じ、他の人はそれを実行すればよい」と訓えている。つまりトップに立つ人の意思が大事なのだが、そのトップに立つ人に国家観や人間性が乏しいと国民が不幸に陥ることとなる。
LGBT法案での岸田首相や自民党執行部のエマニュエル駐米大使や米国民主党への追随ぶりには厭きれるばかりだが、党内保守派の右往左往ぶりを目の当たりにすると、強固な意志(国家観)を持った政治家がいないことを悲観せざるを得ない。
自民党総裁選が迫る中で、国家観逞しい高市早苗が党総裁に就けば保守支持層は戻って来るだろうが、小石河連合や茂木、上川なんぞが神輿となれば自民党は終わる。現在の自民党の転げ様に、草葉の陰の安倍元首相も嘆いているに違いない。合掌。
※ブログコメントは返信するのも煩わしいので会員のみにさせて頂いております。コメント及びメッセージ、御意見御感想、近況報告などは mr.cordial@live.jp へ。
《会費&御支援》みずほ銀行 郡山支店 普1464729 ニッポンロンダンクラブ。年会費一般30000円(月2500円)。法人120000円。協賛会員300000円~。
政治的な理由で左翼の銃弾に斃れたというなら「男子の本懐」というものだが、選りにも選って、カルト宗教である統一教会(現・世界平和統一家庭連合)絡みのとばっちりで命を狙われたのが真実ならば安倍元首相の御霊も浮かばれない。
安倍元首相は長野県選挙区の自民党候補のスキャンダルもあり、予定を変更して奈良に向かったという。奈良への変更は山上容疑者にしたら天佑と思ったに違いない。そこに加えて警備や警護のミスが重なってしまった。運命とは実に非常である。
安倍政権の功罪はあるが、外交では日本という国を世界にアピールしたのも事実。過去に、我が国で米国大統領に直接意見を出来た首相は安倍晋三だけだろう。
LGBT法案成立を強要し「G7の中でLGBT法案が無いのは日本だけ」という全くの嘘やデマを垂れ流し、「次は同性婚」「日本は進化の過程」などと宣っているエマニュエル駐日大使の度重なる内政干渉に沈黙してる岸田文雄首相とは偉い違いだ。
そんな安倍はトランプとの良好な関係をプーチンにも重ねて二島返還を示す。だが逆に、プーチンに北方領土は実質的なロシア領ということ内外に知らしめることとなった。外交に自信を持ってた安倍だったが、逆に外交で墓穴を掘った。
愚生は常々、安倍の謀る憲法九条改正は究極の護憲運動だと指弾してきた。「退位法案」を皇室典範に附帯し上皇陛下の退位を強行し、御代が替わるや否や天皇の大権である元号権を簒奪し、行政権を優先させたことは万死に値すると断じた。
安倍の歴史認識も「河野談話」や「村山談話」と大して変わらなかった。戦没者追悼式に於いても「心ならずも戦場で斃れ」だとか、「多くの国々、とりわけアジアの諸国の人々に多大の損害と苦痛を与えて来た」と語ったことも記憶に新しい。
安倍の掲げた「戦後レジームからの脱却」なんぞ自称・保守派を誑かす画餅に過ぎない。画餅故に実行する気など毛頭なく、勇ましいスローガンだけで事を濁す。
野党に転落して臨む総選挙前に、安倍は前政権下での靖國不参拝を問われ「断腸の思い」とその悔しさを滲ませた。そういう安倍の無念さに国民は共鳴し支持した。なのに「とりわけアジアの諸国の人々に」などとは厭きれてしまった。
安倍の言行は保守とは程遠く、靖國問題など見向きもしない政治家より悪質で始末が悪い。保守仕草だけで騙される自称保守派や自称愛国者とは実に単純。
拉致問題も安倍政権の最重要課題とし「我が政権で解決を図る」と公言していただけに、任期途中での退任は無念さが滲んでた。総理の座を辞しても拉致問題を見捨てることなく、元総理として単独で訪朝してでも解決して欲しかった。
政治で大事なことは「国防」と「教育」であり、その認識を共有する安倍は、中でも教育に対し「将来を担う子供達が自分の国に誇りの持てる教育を施す」と訴えた。愚生は安倍信者ではないが、この主張だけでも安倍を支持する理由になった。
政権に返り咲き、教育大国を目指し教育改革を打ち出すのかと思いきや傍観を極め込む。「戦後レジームからの脱却」は教育改革無くして語れない。況してや教育は国家百年の大計であり、政治家が行うべき最大のものだが語られることが少ない。
「国防」も然り、尖閣列島などの領土防衛は国防の一つではあるが、国防とは「それを亡くしてしまえば日本ではなくなってしまうもの」を死守することであり、つまり我が国の歴史・伝統・文化を守り、天皇を戴く日本という国柄を護り抜くことだ。
然し乍ら、安倍を始めとした営業保守や自称・愛国者らは、天皇条項である憲法第一条~第八条の見直しではなく、憲法九条のみに拘る。憲法九条こそが大事と思っている点では、保守派と言うのは左翼護憲派の「九条の会」とどっこいどっこい。
憲法九条改正を訴え、自衛隊を「我が国を防衛する為の必要最小限の実力組織」にすると語っている。この認識こそが占領下時代の警察予備隊の儘なのだ。安倍らの謀る憲法改正はインチキであり、究極の護憲運動と批判するのはそういうことだ。
安倍に期待してただけに裏切られた思いが強いのか元々見る目が無かったのか。抑々、安倍というのはベターなだけでベストな首相ではない。所詮は「安倍より他はいない」程度のものと知りながら、それでもと期待したのが間違いだった。
愚生は安倍政権に対しては、幾度となく「新自由主義を盲信し、経済至上主義に奔る安倍に、吾、疑心暗鬼どころか屋上屋を架す大馬鹿者である」と安倍を評し、苦言を呈してきたが、安倍が亡くなった以降の日本の左傾化ぶりには目に余る。
安倍を保守派だと思ったことは無いが、清濁併せ呑む政治家の一人には違いない。安倍の去った自民党員を見れば、保守派とは程遠い単なる投票党員ばかりなり。
皇統を棄損し兼ねないLGBT法を対米追随の一環で成立させるなど、安倍亡き後の転げ具合が凄い。何事も極一部の人間(指導者)の判断で決まるもので、大衆はいつの時代も指導者の意に沿って、どっちにも動き流されるものなのだと悟る。
ヒトラーは、「必要不可欠なのは、一人の指導者の意志、一人が命じ、他の人はそれを実行すればよい」と訓えている。つまりトップに立つ人の意思が大事なのだが、そのトップに立つ人に国家観や人間性が乏しいと国民が不幸に陥ることとなる。
LGBT法案での岸田首相や自民党執行部のエマニュエル駐米大使や米国民主党への追随ぶりには厭きれるばかりだが、党内保守派の右往左往ぶりを目の当たりにすると、強固な意志(国家観)を持った政治家がいないことを悲観せざるを得ない。
自民党総裁選が迫る中で、国家観逞しい高市早苗が党総裁に就けば保守支持層は戻って来るだろうが、小石河連合や茂木、上川なんぞが神輿となれば自民党は終わる。現在の自民党の転げ様に、草葉の陰の安倍元首相も嘆いているに違いない。合掌。
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《会費&御支援》みずほ銀行 郡山支店 普1464729 ニッポンロンダンクラブ。年会費一般30000円(月2500円)。法人120000円。協賛会員300000円~。
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