2024年07月02日
明治神宮外苑再開発計画での樹木伐採ばかりが問題にされているが
明治神宮外苑再開発問題が都知事選挙でも取り上げられている。神宮球場や秩父宮ラグビー場の老朽化での建て替えは当然だと思うが、球場にホテルを併設したり、複合商業施設が民間企業の営利の為の建て替えが再開発なら賛同し兼ねる。
外苑周辺の樹木の伐採計画が発表されたのは令和4年2月頃だったか。外苑再開発は都民だけの問題ではなく、国民への説明が求められる。だが、都議会で形だけの議論が交わされ、同年4月には事業計画が早々と承認されている。
三井不動産などの事業者は、伐採した樹木の替わりに新しい木を植樹する計画だという。計画反対派は「樹齢100年を超える樹木も多く、景観が失われる」として懸念を示している。事業者に何故か明治神宮が参画していることが解せない。
新宿区と港区、及び渋谷区と広範囲に跨る神宮外苑は、教育や文化を重んじた明治天皇の思召しに沿って計画され、大正15年に完成された都市公園であり、エリア内には国立競技場や神宮球場、秩父宮ラグビー場やテニスコートなどが造られた。
再開発計画では、神宮球場の建て替えを中心に秩父宮ラグビー場は移転して建て替えられる。商業施設などが入る2棟の複合ビルが新たに建設される予定だという。
事業者が新宿区に提出した資料では、再開発エリア内の高さ3メートル以上の樹木1904本の内、国立競技場南側の一帯や「聖徳記念絵画館」前の広場を中心に892本を伐採する予定だったが、苦情が相次いでその後は743本に修正している。
実際には3メートル以下の樹木を併せると3000本以上になるという。樹木には寿命があり、倒壊する危険のある樹木の伐採は理解する。伐採する代わりに新たに979本を植樹するらしいが、都内の豊かな森が無くなる不安は拭い切れない。
太陽光パネルを義務化した小池百合子都知事は、更に葛西臨海公園の1400本の樹木伐採しメガソーラーを造るというが、樹木を伐採してまでやる事業ではない。
東京大学石川幹子名誉教授は「伐採される木の中には赤松やスダジイ(すだ椎 )、楠など大正時代に植えられた樹齢100年を超える樹木が多く、新しい樹木を植えたとしても代わりになるものではない。歴史と文化のある景観が一気に失われてしまう。確りと説明して議論するべきではないか」との懸念を示している。
東京都が開いた審議会で担当者は「事業者からは日本らしい樹木を植えると説明があり、更に緑ある環境を作るものと認識している」と説明。再開発の計画そのものは承認したが、樹木の伐採については今後、都が事業者と協議を進めるとしている。
時代の流れでこうした再開発は避けられないのだろうか。神宮外苑とはその名前の通り、明治神宮の外苑であり、神宮への影響を最大限に考慮する必要があるが、伐採に反対するべき神宮側が率先して開発に携わるというのは如何なものか。
明治神宮は国民の総意に由り、明治天皇と憲昭皇太后の御遺徳を偲び、大正9年に創建された神社である。明治神宮が、平成16年に、神社本庁から離脱し一宗教法人となったことは記憶に新しい。明治神宮側と神社庁との確執が原因だった。
明治神宮側は離脱の理由として、平成16年4月の陛下の御親拝なされる際の関係者への案内状に、本来「陛下」とするところを「殿下」と誤記してしまった責任を取って離脱したと説明しているが、これは堅白同異の弁であったのは明らか。
国民の総意で建立した神社を宮司どもが私物化し営利至上主義に奔っている現状は憂慮すべき事態である。 明治神宮側のこうした姿勢は表参道や周辺に蔓延し、明治天皇と憲昭皇太后の御遺徳を偲ぶ神社には相応しくない事態になってるのも確か。
表参道がその好い喩えだ。表参道とは名前の通り明治神宮の参道として整備された通りである。神社=神道とは日本人の心に清む惟神(かんながら)の道である。その表参道が例年、クリスマス商戦からイルミネーションで埋め尽くされる。
日本の教えである神道であり、明治天皇及び憲昭皇太后の御遺徳を偲ぶ神社に続く参道がキリスト教に侵略されたかの様な光景は日本にはそぐわない光景である。
過去に、大日本愛国党の筆保泰禎書記長を始め、右翼団体からの抗議で表参道のイルミネーションが撤去されたことがあるが、その自粛も一時的なものだった。
明治神宮が一宗教法人となること自体赦されることではないし、戦神道指令やGHQの占領政策を容認することに他ならない。更に、先人の努力や国民の総意を踏み躙るもので神宮建立の趣旨から鑑みても逸脱する愚行であると断じて好かろう。
それにも況して問題なのは神職に携わる者が営利に奔っている事である。神職らのこうした賤しい営利主義が周辺に及ぼしているのを憂慮せざるを得ない。
明治神宮外苑の再開発は、樹木の伐採ばかりが問題とされ、また野党や左翼活動家に利用されつつある。外苑は明治天皇の思し召しに沿う教育・文化を重んじる区域とするべきで、神職らは国民の神宮外苑の再開発計画反対の声に耳を傾けよ。
※コメントは返信するのも煩わしいので会員のみにさせて頂いております。コメント及びメッセージ、御意見御感想、近況報告などは mr.cordial@live.jp へ。
《会費&御支援》みずほ銀行 郡山支店 普1464729 ニッポンロンダンクラブ。年会費一般30000円(月2500円)。法人120000円。協賛会員300000円~。
外苑周辺の樹木の伐採計画が発表されたのは令和4年2月頃だったか。外苑再開発は都民だけの問題ではなく、国民への説明が求められる。だが、都議会で形だけの議論が交わされ、同年4月には事業計画が早々と承認されている。
三井不動産などの事業者は、伐採した樹木の替わりに新しい木を植樹する計画だという。計画反対派は「樹齢100年を超える樹木も多く、景観が失われる」として懸念を示している。事業者に何故か明治神宮が参画していることが解せない。
新宿区と港区、及び渋谷区と広範囲に跨る神宮外苑は、教育や文化を重んじた明治天皇の思召しに沿って計画され、大正15年に完成された都市公園であり、エリア内には国立競技場や神宮球場、秩父宮ラグビー場やテニスコートなどが造られた。
再開発計画では、神宮球場の建て替えを中心に秩父宮ラグビー場は移転して建て替えられる。商業施設などが入る2棟の複合ビルが新たに建設される予定だという。
事業者が新宿区に提出した資料では、再開発エリア内の高さ3メートル以上の樹木1904本の内、国立競技場南側の一帯や「聖徳記念絵画館」前の広場を中心に892本を伐採する予定だったが、苦情が相次いでその後は743本に修正している。
実際には3メートル以下の樹木を併せると3000本以上になるという。樹木には寿命があり、倒壊する危険のある樹木の伐採は理解する。伐採する代わりに新たに979本を植樹するらしいが、都内の豊かな森が無くなる不安は拭い切れない。
太陽光パネルを義務化した小池百合子都知事は、更に葛西臨海公園の1400本の樹木伐採しメガソーラーを造るというが、樹木を伐採してまでやる事業ではない。
東京大学石川幹子名誉教授は「伐採される木の中には赤松やスダジイ(すだ椎 )、楠など大正時代に植えられた樹齢100年を超える樹木が多く、新しい樹木を植えたとしても代わりになるものではない。歴史と文化のある景観が一気に失われてしまう。確りと説明して議論するべきではないか」との懸念を示している。
東京都が開いた審議会で担当者は「事業者からは日本らしい樹木を植えると説明があり、更に緑ある環境を作るものと認識している」と説明。再開発の計画そのものは承認したが、樹木の伐採については今後、都が事業者と協議を進めるとしている。
時代の流れでこうした再開発は避けられないのだろうか。神宮外苑とはその名前の通り、明治神宮の外苑であり、神宮への影響を最大限に考慮する必要があるが、伐採に反対するべき神宮側が率先して開発に携わるというのは如何なものか。
明治神宮は国民の総意に由り、明治天皇と憲昭皇太后の御遺徳を偲び、大正9年に創建された神社である。明治神宮が、平成16年に、神社本庁から離脱し一宗教法人となったことは記憶に新しい。明治神宮側と神社庁との確執が原因だった。
明治神宮側は離脱の理由として、平成16年4月の陛下の御親拝なされる際の関係者への案内状に、本来「陛下」とするところを「殿下」と誤記してしまった責任を取って離脱したと説明しているが、これは堅白同異の弁であったのは明らか。
国民の総意で建立した神社を宮司どもが私物化し営利至上主義に奔っている現状は憂慮すべき事態である。 明治神宮側のこうした姿勢は表参道や周辺に蔓延し、明治天皇と憲昭皇太后の御遺徳を偲ぶ神社には相応しくない事態になってるのも確か。
表参道がその好い喩えだ。表参道とは名前の通り明治神宮の参道として整備された通りである。神社=神道とは日本人の心に清む惟神(かんながら)の道である。その表参道が例年、クリスマス商戦からイルミネーションで埋め尽くされる。
日本の教えである神道であり、明治天皇及び憲昭皇太后の御遺徳を偲ぶ神社に続く参道がキリスト教に侵略されたかの様な光景は日本にはそぐわない光景である。
過去に、大日本愛国党の筆保泰禎書記長を始め、右翼団体からの抗議で表参道のイルミネーションが撤去されたことがあるが、その自粛も一時的なものだった。
明治神宮が一宗教法人となること自体赦されることではないし、戦神道指令やGHQの占領政策を容認することに他ならない。更に、先人の努力や国民の総意を踏み躙るもので神宮建立の趣旨から鑑みても逸脱する愚行であると断じて好かろう。
それにも況して問題なのは神職に携わる者が営利に奔っている事である。神職らのこうした賤しい営利主義が周辺に及ぼしているのを憂慮せざるを得ない。
明治神宮外苑の再開発は、樹木の伐採ばかりが問題とされ、また野党や左翼活動家に利用されつつある。外苑は明治天皇の思し召しに沿う教育・文化を重んじる区域とするべきで、神職らは国民の神宮外苑の再開発計画反対の声に耳を傾けよ。
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cordial8317 at 05:53│Comments(0)
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