2024年07月15日
「海の日」は7月20日でなくてはならない理由がある
今日は「海の日」。本来は7月20日でなければならない理由がある。祝日法では「国民が海の恩恵に感謝し、海洋国家の繁栄を祝う日」とされている。だが、海の日の本来の意味は「海の恩恵に感謝する」という趣旨とは全く違うものだ。
「国民が海の恩恵に感謝し、海洋国家の繁栄を祝う日」という趣旨は、本来の「海の日」の趣旨とは全く違う。「海の日」が単なる休日の一つにされ、ハッピーマンデーとされてしまっていることは、日本人の精神的幼稚さを示すものの一つである。
「海の日」をハッピーマンデーに組み入れてるのに、何故か「山の日」は8月11日と固定化されている。「山の日」は「八」と「11」で「山」とは単なる語呂合わせで出来た祝日だが、盆入りを早めて観光や経済浮揚に繋げようとは笑止千万。
戊辰戦争で「朝敵」「逆賊」に仕立てられた会津藩を始めとした東軍は、不毛の領地であった「斗南藩」に移されることで終結する。開拓は艱難辛苦を極めたが、その開拓がその後の津軽、青森の発展に寄与したことは言うまでもない。
戊辰戦争で徳川幕府に恩義を感じ、敗戦を覚悟の上で抗戦し、敗れた東軍の雄藩は、長州閥の新政府に参政することなく不毛の地で辛苦の日々を送っていた。
西軍に因って「賊軍」との汚名を着せられた東日本の方々は、新政府に対して言いたいことは山程あっただろう。だが、彼らは臥薪嘗胆、自分達が耐えることで国家全体が保たれるのならばと悲運を甘受し、その抗し難い天命を潔しとした。
明治9年6月2日、明治天皇は「明治丸」にて横浜港を出港し、東北・北海道へ約50日に及ぶ巡幸に臨まれた。東北の各地を巡り、函館に寄港し、そして横浜に帰港された日が7月20日であり、この帰港の日に因んだ記念日が「海の日」である。
明治天皇巡幸の目的は、戊辰戦争に敗れて以降、艱難辛苦の日々を送っていた人々を慰撫し、激励する為のものに他ならない。本来ならばこの巡幸を以て、賊軍とされた方々の汚名を雪ぐべきだったが長州閥の明治政府は傍観を極め込んだ。
明治丸で福島県いわき市に上陸。一路馬車で郡山へ向かう。福島から仙台、岩手、青森と北上。次いで明治丸で津軽海峡を渡り函館を経て、三陸沖を海路を戻るというコースを辿っている。 この間、東北の人々は巡幸の先々で奉迎した。
明治天皇は各地で開墾や産業の振興に尽くした功労者を労らわれている。愚生の住む郡山市(安積村)では、荒野を拓いて出来たばかりの桑野村(桑野)まで分け入り、士族であった開拓者の苦労話に耳を傾けられ、金5万円を下賜されたという。
青森県弘前に在る私学「東奥義塾」では外国人教師による英語教育が行われていて、生徒10名が陛下の前で英語を披露した。明治天皇はその進取の気象に感心され「ウェブスター辞書を買う代金に」と一人一人に金5円を与えられたという。
別の地では、小学生が献上してくれた蛍一籠を嘉納され、岩手の地では太布半纏(ふとのばんてん)と呼ばれる農民の仕事着まで買い上げられたという。東北の人々との間に親しく絆を結ぼうと努める明治天皇の面影が偲ばれる逸話であろう。
東日本大震災と原発事故に疲弊する我々東北人にとって、被災地に思いを寄せる上皇陛下の大御心と通じるものがある。この様な由緒を持つ記念日が「ハッピーマンデー」などの都合で、その意味を薄れさせ単なる休日の一つにされてしまった。
「ハッピーマンデー」の目的は国體の破壊であり、左翼陣営はこうした既成事実を積み重ねることで、我が国の歴史や伝統、文化を否定する論拠とする。こうした愚策に自民党や保守を標榜する政治家が同調して来たのは実に御粗末なことだ。
国體破壊を目指す左翼陣営の最終目的は「勤労感謝の日(新嘗祭)」と「建国記念日(紀元節)」を「ハッピーマンデー」に組み入れることである。国民もまた「連休は嬉しい」などと安易な気持ちで同調することがあってはならない。
我が国の祝日の半分が、神道の祭日に由来することが我慢ならない左翼陣営は、「ハッピーマンデー」という愚策で神道を葬ろうとしているが、祝祭日を本来の我が国の在るべき姿に見直すことは喫緊の課題であり、日本人としての義務である。
建国記念の日を「紀元節」、春分の日を「春季皇霊祭」、秋分の日を「秋季皇霊祭」、勤労感謝の日を「新嘗祭」と本来の名称に戻し、意味の無い祝日を廃止し、4月3日を「神武天皇祭」、10月17日を「神嘗祭」として復活させる事は、GHQが謀った戦後体制からの脱却及び我が国體と国柄を取り戻すことにもなるのだ。
※コメントは返信するのも煩わしいので会員のみにさせて頂いております。コメント及びメッセージ、御意見御感想、近況報告などは mr.cordial@live.jp へ。
《会費&御支援の御願い》みずほ銀行 郡山支店 普1464729 ニッポンロンダンクラブ。会費一般30,000(月2,500)円。法人120,000円。協賛会員300,000円~。
「国民が海の恩恵に感謝し、海洋国家の繁栄を祝う日」という趣旨は、本来の「海の日」の趣旨とは全く違う。「海の日」が単なる休日の一つにされ、ハッピーマンデーとされてしまっていることは、日本人の精神的幼稚さを示すものの一つである。
「海の日」をハッピーマンデーに組み入れてるのに、何故か「山の日」は8月11日と固定化されている。「山の日」は「八」と「11」で「山」とは単なる語呂合わせで出来た祝日だが、盆入りを早めて観光や経済浮揚に繋げようとは笑止千万。
戊辰戦争で「朝敵」「逆賊」に仕立てられた会津藩を始めとした東軍は、不毛の領地であった「斗南藩」に移されることで終結する。開拓は艱難辛苦を極めたが、その開拓がその後の津軽、青森の発展に寄与したことは言うまでもない。
戊辰戦争で徳川幕府に恩義を感じ、敗戦を覚悟の上で抗戦し、敗れた東軍の雄藩は、長州閥の新政府に参政することなく不毛の地で辛苦の日々を送っていた。
西軍に因って「賊軍」との汚名を着せられた東日本の方々は、新政府に対して言いたいことは山程あっただろう。だが、彼らは臥薪嘗胆、自分達が耐えることで国家全体が保たれるのならばと悲運を甘受し、その抗し難い天命を潔しとした。
明治9年6月2日、明治天皇は「明治丸」にて横浜港を出港し、東北・北海道へ約50日に及ぶ巡幸に臨まれた。東北の各地を巡り、函館に寄港し、そして横浜に帰港された日が7月20日であり、この帰港の日に因んだ記念日が「海の日」である。
明治天皇巡幸の目的は、戊辰戦争に敗れて以降、艱難辛苦の日々を送っていた人々を慰撫し、激励する為のものに他ならない。本来ならばこの巡幸を以て、賊軍とされた方々の汚名を雪ぐべきだったが長州閥の明治政府は傍観を極め込んだ。
明治丸で福島県いわき市に上陸。一路馬車で郡山へ向かう。福島から仙台、岩手、青森と北上。次いで明治丸で津軽海峡を渡り函館を経て、三陸沖を海路を戻るというコースを辿っている。 この間、東北の人々は巡幸の先々で奉迎した。
明治天皇は各地で開墾や産業の振興に尽くした功労者を労らわれている。愚生の住む郡山市(安積村)では、荒野を拓いて出来たばかりの桑野村(桑野)まで分け入り、士族であった開拓者の苦労話に耳を傾けられ、金5万円を下賜されたという。
青森県弘前に在る私学「東奥義塾」では外国人教師による英語教育が行われていて、生徒10名が陛下の前で英語を披露した。明治天皇はその進取の気象に感心され「ウェブスター辞書を買う代金に」と一人一人に金5円を与えられたという。
別の地では、小学生が献上してくれた蛍一籠を嘉納され、岩手の地では太布半纏(ふとのばんてん)と呼ばれる農民の仕事着まで買い上げられたという。東北の人々との間に親しく絆を結ぼうと努める明治天皇の面影が偲ばれる逸話であろう。
東日本大震災と原発事故に疲弊する我々東北人にとって、被災地に思いを寄せる上皇陛下の大御心と通じるものがある。この様な由緒を持つ記念日が「ハッピーマンデー」などの都合で、その意味を薄れさせ単なる休日の一つにされてしまった。
「ハッピーマンデー」の目的は国體の破壊であり、左翼陣営はこうした既成事実を積み重ねることで、我が国の歴史や伝統、文化を否定する論拠とする。こうした愚策に自民党や保守を標榜する政治家が同調して来たのは実に御粗末なことだ。
国體破壊を目指す左翼陣営の最終目的は「勤労感謝の日(新嘗祭)」と「建国記念日(紀元節)」を「ハッピーマンデー」に組み入れることである。国民もまた「連休は嬉しい」などと安易な気持ちで同調することがあってはならない。
我が国の祝日の半分が、神道の祭日に由来することが我慢ならない左翼陣営は、「ハッピーマンデー」という愚策で神道を葬ろうとしているが、祝祭日を本来の我が国の在るべき姿に見直すことは喫緊の課題であり、日本人としての義務である。
建国記念の日を「紀元節」、春分の日を「春季皇霊祭」、秋分の日を「秋季皇霊祭」、勤労感謝の日を「新嘗祭」と本来の名称に戻し、意味の無い祝日を廃止し、4月3日を「神武天皇祭」、10月17日を「神嘗祭」として復活させる事は、GHQが謀った戦後体制からの脱却及び我が国體と国柄を取り戻すことにもなるのだ。
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cordial8317 at 05:50│Comments(0)
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