「日華国交条約」を蹂躙した田中角栄の大罪を赦すべからず教師にアントニオ猪木直伝の「闘魂注入ビンタ」をする権限を与えよ(笑)

2022年10月01日

本日10月1日は「御酒殿祭(みさかどのさい)」

 今日から十月、神無月。朔日ということで朝まだきから身を清め、神棚の神饌を新しくし、畏くも陛下の弥栄と皇室の安泰を祈念する。併せて心願成就を祈願した。

 出雲地方では八百万の神が集まるので、神無月を「神有月(かみありづき)」と呼ぶ。全国津々浦々から出雲に集まった神様達は国中の縁結びの会議を催すという。

 こうした謂れや風習を聞くと何となく微笑ましく温かい気持ちになる。八百万の神による話し合いこそが神道の神髄なのだろう。神道は神と共にあるから「随神(かんながら)」という。古より伝わって来た神道は、こうした世界観から生まれた。

 新羅万象の全てが「神」の姿で現れる。山の神、海の神、森、林、川、池、泉、石、水、大地・・・そして人に至るまで、神の在る景色の一部に過ぎないと考える。これこそが八百万の神でもあり、日本人の心の奥底にある思想でもある。

 今月は全国津々浦々で秋祭りが行われる。町内を山車や神輿が繰り出す。山車を曳き、神輿を担ぐ人も、その光景を観る人々も祭りに参加することでどこか魂が揺さぶられ興奮を覚える。正に、日本人としての根源を自覚する一瞬でもある。

 伊勢神宮では毎日が祭り。10月1日は「御酒殿祭」。最近では「日本酒条例」なるものを制定している自治体もあり、この日を「日本酒の日」として「日本酒で乾杯!」といった行事も行われる。こうしたことも御酒殿祭に因んだものである。

 御酒殿祭は、宮中祭祀の大祭であり五穀豊穣祝う「神嘗祭」で供える、白酒(しろき)・黒酒(くろき)・醴酒(れいしゅ)・清酒の御料酒が、麗しく醸造出来ることを祈願し、酒造業の繁栄を祈る祭りである。12月1日にも「御酒殿祭」がある。

 御酒殿神(みさかどののかみ)は、古代では火無浄酒(ほなしきよさけ)と呼ばれる粢(しとぎ)に、上御井神社の御井から汲んだ水を加えただけの酒と、火向御酒(ほむけのかんみき)と呼ばれる甘酒の2種類を醸造したという。

 日本酒というとおっさんが自宅や場末の呑み屋で呑んでる酒と思われがちだが、今では女性などの日本酒ファンも多く日本酒に対するイメージも大分変わった。

「最初の一杯を日本酒で」と日本酒乾杯条例など自治体で制定されたり、会津では「酒は二合が適量」ということから毎月25日を「会津清酒の日」としている。

 日本酒というのは、「純米酒」「本醸造酒」「特別純米酒」「純米吟醸酒」「吟醸酒」「大吟醸酒」「純米大吟醸酒」などに分類され、酒の色や香り酸味や日本酒度(糖分)などで呼び方が違う。日本酒を知れば知るほどその奥深さに感動する。

 飲み方も常温から冷酒や燗酒、原酒ロックなど色々と愉しめる。冷酒には「涼冷え(15℃前後)」「花冷え(10℃前後)」「雪冷え(5℃前後)」と呼び方も様々で、冷し方で味も香りも違って来るし、銘柄に拠って味わいが変るから奥が深い。

 燗酒も同様で、「飛び切り燗(55℃前後)」「熱燗(50℃前後)」「上燗(45℃前後)」「ぬる燗(40℃前後)」「人肌燗(37℃前後)」「日向燗(33℃前後)」と、これほどまで繊細さを求められる酒というのは世界広しと雖も日本だけだ。

 日本酒といえば「清酒」であるが、清酒の歴史は新しく、神宮で清酒が供えられる様になったのは明治以降のことと言われている。神宮(伊勢神宮)では日本酒を醸造出来ないことから、灘(兵庫県西宮市)の「白鷹本舗」で謹醸されている。

 神宮で造られるのは白酒(=どぶろく)、黒酒(=どぶろくに灰を混ぜ黒くしたもの)、醴酒(れいしゅ=一夜酒、米が粒上で箸で盛る酒)の三種類である。

「御酒殿祭」は、6月、10月、12月の各1日に行われており、神宮の由緒ある「三節際(さんせつさい)」に合わせて斎行される。三節祭とは、神宮で年間諸祭祀のうちで特に重視されている「神嘗祭(かんなめさい)」と 6月、12月の月次祭のこと。

 神嘗祭は、その年に神田で収穫された新穀を初めて内宮(皇大神宮)と外宮(豊受大神宮)の神々に奉る年間で最も重要な祭りで、「祈年祭」と「新嘗祭(にいなめさい、しんじょうさい)」を加えて「五大祭」と言われることもある。

 新嘗祭は、神嘗祭で奉られた新穀を天神神祇に供え陛下御自身も召し上がる神事である。因みに、即位後初めて執り行われる新嘗祭を「大嘗祭」という。

 古くは「酒作物忌(さかとこのものいみ)」と言われる清純無垢な少女が主となり酒造りに従事したというが、流石に現代はそういう役は存在しない。

「酒は飲むべし酒は飲むべし 人生唯酒ありて肝を開く 酔中の快楽人知るなし」との坂本龍馬の言葉は酒飲みの極意とも言える。その酒とはやはり日本酒が好い。

 ウイスキーやワインというのは、相手と腹を割っての一献とは成り難い。日本酒は二合程度が好いのは分かっちゃいるが、ついつい呑み過ぎてしまう。

 大らかに一献の誘いを受け、無心に酒を飲み、呑む程に、酔う程に、一緒にいる人や周りの人まで愉しくさせる、酒飲みとは斯く在りたいものだが、愚生は未だ未だ修業が足らない。「酒道」とは実に奥が深い。もっと修行せねばと痛感する(笑)

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cordial8317 at 05:35│Comments(0)

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