2019年09月27日
国民医療費は42兆6000円となり過去最高を更新中!
厚労省は平成30(2018)年度に医療機関へ支払われた医療費が、概算で42兆6000億円となり、過去最高を更新したと発表した。昨年度の歳入は59兆790億円であり、医療費を単純に見れば歳入の約8割が医療費ということになる。
このまま推移すれば10年後の医療費は50兆円を超えると予想されている。将来的には成人病患者より、鬱病などの精神疾患患者が急増すると言われているから、更に医療費は殖える。何故に医療費がここまで増大してしまったのか。
約40年前「医師優遇税」問題を巡り、日本医師会は、自己の意の儘に成らない自民党議員に憤慨し「次期同選挙では自民党代議士を50名程落選させる」と恫喝したことがある。この発言に当落線上にいる自民党議員は震え上がった。
恫喝と政治献金というカネを握らせて抑え込む手口は暴力団そっくり。未だそうした仕組みと陋習は蔓延り、医師会や利権屋の思い通りに事が進められている。
例えば血圧。現在の基準値は「上140/下90」となっている。基準値を超える高血圧患者は推定4300万人。本来、日本人の血圧数値は上160/95mmHgだったがWHOの通達もあり、2000(平成12)年に140/90に引き下げた。
昨日まで血圧が150~92の健康な人が、基準値を下げたことでいきなり高血圧症という病人にされてしまった。これに因り新たに2100万人の高血圧の患者が増えたという。斯くいう愚生も今では降圧剤常習者である(笑)
血圧数値を下げることで製薬メーカーの利益は増大した。そして更なる改定で二匹目の泥鰌を狙う。日本高血圧学会が現在の上140/下90mmHgとされている高血圧の基準を上130/下80未満まで引き下げるというから厭きれるしかない。
基準値を更に引き下げられると1700~2000万人が増加し約6300万人となり、国民の2人に1人が高血圧と認定される。正に高血圧症は国民病となる。
医師会と製薬会社、その恩恵に肖ろうとする政治家の負の構造を見直さない限り、国民医療費は殖え続けるという悪循環は留まるところを知らない。
我が国の政治家を見渡せば、こうした構造的に腐敗している医療制度にメスを入れ真の医療制度の改革と確立を訴える覚悟を持った政治家はいない。多くの政治家はこの医師会の集票力と献金欲しさに媚び諂っているのが現状。
過去に麻生太郎が、医療費負担について「食いたいだけ食って、飲みたいだけ飲んで、糖尿病になって病院に入っているヤツの医療費は俺達が払っている。公平ではない。無性に腹が立つ」と語り物議を呼んだことは記憶に新しい。
麻生は、医療費の抑制策として、病院に通わずに医療費が掛からなかった高齢者に対して「『10万円をあげる』と言ったら、医療費は下がる。それが最もカネが掛からない方法だ」とのアイデアを披歴したが御尤もな意見だった。
介護保険でもそうだが、何でもかんでも「利用しなきゃ損」みたいな風潮に一石を投じる意味でも、麻生の言う「健康高齢者褒賞金制度」は面白い試みであり成立させて欲しかったが、何処かから圧力があったのか未だ実現せず。
麻生は、終末医療についても「残存生命期間が何カ月かとそれにかける金が月に一千何百万円だという現実を厚労省も一番よく知っている」とし、終末医療での財政負担が重い現状を指摘しているが、終末医療はドル箱だから医師は沈黙。
団塊の世代の高齢化社会を控え、社会保障の充実や医療技術の向上を図ることは結構なことだが、終末期医療については疑問を抱いてる国民は少なくない。
欧州などでは終末医療での延命治療は「虐待」だと捉えられる。助からないのに医療費目当てにズルズルと生かされたのではホント堪ったものではない。
医療費は歳出である社会保障費とは違うが、年々増加の一途を辿っている医療費の現実や医療の実態を国民一人一人が知り考えることは大事なことだ。
新薬や医療技術が向上するのは大いに結構な話しだが、華美で分不相応な病院施設も目立つのも事実で、あんな贅沢な病院がホントに必要なのだろうか。
「医を以て世に尽くす」という精神を忘却し「乱診乱療」「薬漬け」「保険点数の水増し請求」「大口脱税」「在宅医療」等等、営利に狂奔する悪徳医師や医療法人への優遇制度に違和感を覚える国民は少なくないだろう。
厚労省は、殖え続ける医療費を抑える為に、価格の低い後発医薬品(ジェネリック)の利用促進や入院日数短縮など、医療費抑制策に取り組んではいるが現実的には「焼け石に水」で、医療費高騰に歯止めが掛かるどころか膨らむ一方。
愚生の周りに人工透析患者がいるが、罹った原因を聞くと「暴飲暴食」「運動不足」周りから注意されても無視して糖尿病になり、それでも自己改善をすることなく好き放題に生きて、そして結局は人工透析患者になった人ばかり。
愚生の友人知人には刺青や覚醒剤が原因でC型肝炎になった奴も少なくない。これもまた自業自得で、肝炎治療をするのに血税が投入され医療費が優遇されるのは如何なものか。こうした自業自得的患者をも優遇する医療制度の見直しは当然。
こうした医療費の問題は医療行政だけに留まらず生活保護などの社会保障制度にも言えることで、喩えば、働きもせず自堕落な生活を送って来た愚生が、生活に窮したからと生活保護を受給したとしたらどうだろう。許せまい。
医療費問題は死生観にも通ずる。家族に迷惑を掛けずにコロッと死にたいというのは日本人の多くが持つ死生観だろう。「生」だけに拘るより、個々の「死」の尊厳というものを重んじる医療となることを希望して止まない。
※コメントは返信するのも煩わしいので会員のみにさせて頂いております。コメント及びメッセージ、御意見御感想、近況報告などは mr.cordial@live.jp へ。
《会費&御支援の御願い》みずほ銀行 郡山支店 普1464729 ニッポンロンダンクラブ。年会費一般30000円。法人120000円。協賛会員300000円~。
このまま推移すれば10年後の医療費は50兆円を超えると予想されている。将来的には成人病患者より、鬱病などの精神疾患患者が急増すると言われているから、更に医療費は殖える。何故に医療費がここまで増大してしまったのか。
約40年前「医師優遇税」問題を巡り、日本医師会は、自己の意の儘に成らない自民党議員に憤慨し「次期同選挙では自民党代議士を50名程落選させる」と恫喝したことがある。この発言に当落線上にいる自民党議員は震え上がった。
恫喝と政治献金というカネを握らせて抑え込む手口は暴力団そっくり。未だそうした仕組みと陋習は蔓延り、医師会や利権屋の思い通りに事が進められている。
例えば血圧。現在の基準値は「上140/下90」となっている。基準値を超える高血圧患者は推定4300万人。本来、日本人の血圧数値は上160/95mmHgだったがWHOの通達もあり、2000(平成12)年に140/90に引き下げた。
昨日まで血圧が150~92の健康な人が、基準値を下げたことでいきなり高血圧症という病人にされてしまった。これに因り新たに2100万人の高血圧の患者が増えたという。斯くいう愚生も今では降圧剤常習者である(笑)
血圧数値を下げることで製薬メーカーの利益は増大した。そして更なる改定で二匹目の泥鰌を狙う。日本高血圧学会が現在の上140/下90mmHgとされている高血圧の基準を上130/下80未満まで引き下げるというから厭きれるしかない。
基準値を更に引き下げられると1700~2000万人が増加し約6300万人となり、国民の2人に1人が高血圧と認定される。正に高血圧症は国民病となる。
医師会と製薬会社、その恩恵に肖ろうとする政治家の負の構造を見直さない限り、国民医療費は殖え続けるという悪循環は留まるところを知らない。
我が国の政治家を見渡せば、こうした構造的に腐敗している医療制度にメスを入れ真の医療制度の改革と確立を訴える覚悟を持った政治家はいない。多くの政治家はこの医師会の集票力と献金欲しさに媚び諂っているのが現状。
過去に麻生太郎が、医療費負担について「食いたいだけ食って、飲みたいだけ飲んで、糖尿病になって病院に入っているヤツの医療費は俺達が払っている。公平ではない。無性に腹が立つ」と語り物議を呼んだことは記憶に新しい。
麻生は、医療費の抑制策として、病院に通わずに医療費が掛からなかった高齢者に対して「『10万円をあげる』と言ったら、医療費は下がる。それが最もカネが掛からない方法だ」とのアイデアを披歴したが御尤もな意見だった。
介護保険でもそうだが、何でもかんでも「利用しなきゃ損」みたいな風潮に一石を投じる意味でも、麻生の言う「健康高齢者褒賞金制度」は面白い試みであり成立させて欲しかったが、何処かから圧力があったのか未だ実現せず。
麻生は、終末医療についても「残存生命期間が何カ月かとそれにかける金が月に一千何百万円だという現実を厚労省も一番よく知っている」とし、終末医療での財政負担が重い現状を指摘しているが、終末医療はドル箱だから医師は沈黙。
団塊の世代の高齢化社会を控え、社会保障の充実や医療技術の向上を図ることは結構なことだが、終末期医療については疑問を抱いてる国民は少なくない。
欧州などでは終末医療での延命治療は「虐待」だと捉えられる。助からないのに医療費目当てにズルズルと生かされたのではホント堪ったものではない。
医療費は歳出である社会保障費とは違うが、年々増加の一途を辿っている医療費の現実や医療の実態を国民一人一人が知り考えることは大事なことだ。
新薬や医療技術が向上するのは大いに結構な話しだが、華美で分不相応な病院施設も目立つのも事実で、あんな贅沢な病院がホントに必要なのだろうか。
「医を以て世に尽くす」という精神を忘却し「乱診乱療」「薬漬け」「保険点数の水増し請求」「大口脱税」「在宅医療」等等、営利に狂奔する悪徳医師や医療法人への優遇制度に違和感を覚える国民は少なくないだろう。
厚労省は、殖え続ける医療費を抑える為に、価格の低い後発医薬品(ジェネリック)の利用促進や入院日数短縮など、医療費抑制策に取り組んではいるが現実的には「焼け石に水」で、医療費高騰に歯止めが掛かるどころか膨らむ一方。
愚生の周りに人工透析患者がいるが、罹った原因を聞くと「暴飲暴食」「運動不足」周りから注意されても無視して糖尿病になり、それでも自己改善をすることなく好き放題に生きて、そして結局は人工透析患者になった人ばかり。
愚生の友人知人には刺青や覚醒剤が原因でC型肝炎になった奴も少なくない。これもまた自業自得で、肝炎治療をするのに血税が投入され医療費が優遇されるのは如何なものか。こうした自業自得的患者をも優遇する医療制度の見直しは当然。
こうした医療費の問題は医療行政だけに留まらず生活保護などの社会保障制度にも言えることで、喩えば、働きもせず自堕落な生活を送って来た愚生が、生活に窮したからと生活保護を受給したとしたらどうだろう。許せまい。
医療費問題は死生観にも通ずる。家族に迷惑を掛けずにコロッと死にたいというのは日本人の多くが持つ死生観だろう。「生」だけに拘るより、個々の「死」の尊厳というものを重んじる医療となることを希望して止まない。
※コメントは返信するのも煩わしいので会員のみにさせて頂いております。コメント及びメッセージ、御意見御感想、近況報告などは mr.cordial@live.jp へ。
《会費&御支援の御願い》みずほ銀行 郡山支店 普1464729 ニッポンロンダンクラブ。年会費一般30000円。法人120000円。協賛会員300000円~。
cordial8317 at 06:31│Comments(0)
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