2019年07月22日
第二十五回参議院選挙の結果を見て思うこと
以前は新聞は4時頃には届いてたが最近は5時半頃。今日は参院選の結果待ちでさっき届いた。朝一で新聞に目を通さないとどこかもどかしい。
福島選挙区は自民党の森雅子が当選。勝因は自民支持者の9割を固めたことだろう。前回の参院選では自民党候補者の岩城光英が落選の憂き目に遭ったが、これは自民党支持者の3割強が野党統一候補の増子輝彦に投じたからだ。
地元紙一面に「改憲勢力3分の2割れ」というタイトルが躍っている。自公連立=改憲勢力というのにも無理がある。公明党は「加憲」を訴えてはいるが護憲勢力だ。一言で改憲と言っても国民が現憲法の矛盾を理解しているとも思えない。
況してや安倍の改憲は第九条のみの改正であり現憲法の絶対化である。9条こそが重要だと位置付けしている点では、クソ誤(護)憲派の9条信者らと大して変わらない。つまり、安倍こそが究極の誤憲派と断じて好かろう。
保守派らは改憲に拘るが、自民党は昔は自主憲法、現在は新憲法制定が党是であり、いつから改憲が党是になったのだ。改憲と新憲法制定は違うだろ。
真の保守派であるなら占領下に制定された憲法を含む、戦後政治の諸矛盾や不条理からの脱却を図ることであり、道義国家日本を創造して行くことに在る。
マスコミは「立憲倍増」と持ち上げているが、3年前の参院選では民進党として戦い43から32と大きく議席数を減らした。そして今回は17で国民民主と合わせても野党勢力は24と激減している。野党共闘の見直しは避けられない。
「れいわ新選組」が比例で2議席を確保。これは中核派などの極左が支援する山本太郎への支援の呼びかけが功を奏した結果だ。当選した2人は障碍者で、機を見て議席を山本に渡すだろう。新手の選挙戦略なのだろうが違和感しか覚えない。
「良識の府」と言われる参議院議員に求められるその良識とは政治的良識であり、日本国民としての良心である。参議院議員にその意識は有るや無しや。
参議院とは「貴族院」の名残りであり、言い換えれば「勅選議員」でもあった。然し乍ら現在の参議院議員に「天皇に選ばれし者」という意識は無く、衆議院のカーボンペーパーに成り下がり税金を無駄に費やすばかり。
衆議院での審議を俯瞰した立場で議論するのが参議院の役目だが、衆議院と同じ政党が衆議院の議論の延長として党利党略の政争を繰り返すばかり。これほど国費と議論の無駄はない。参議院を廃止して一院制にするべきだろう。
イタリアでは上院は選挙で315人の議員を選出していたが、憲法改正の是非を問う国民投票が成立し、上院議員は100人の首長ら地域代表者で構成され、法案の審議や内閣の承認は下院のみが担うこととなり事実上の一院制となった。
上院議員100人は選挙ではなく、州議会議員からの74人と市・町長からの21人の計95人と、大統領が任命する5人を加えた総数100人。上院議員手当は廃止し、上院事務局は下院に統合され政治経費は大きく軽減されることとなった。
イタリアは過去に排外主義者であるムッソリーニが権力を掌握した教訓から、権限の分散を重視している。上院の権限が強い為に議会の「ねじれ」が生じ、2013年の総選挙後には約2カ月間も政権が樹立できない状態に陥ったことも。
これを教訓に上院は、下院が持つ普通の立法権は持たず、内閣信任・不信任案を提出する権利も有せず、我が国の衆参両院で見られる様な「ねじれ国会」現象は起こることがなく、重要法案の可決が迅速になるという利点がある。
我が国の政治審議の鈍さには定評があるが、その上に衆議院の延長として政争が優先され、あろうことか審議拒否していながら報酬はちゃっかりと頂く。そういう政治的良識も日本人としての良心が欠落している参議院は要らない。
我が国もイタリアに見倣って参議院議員を大幅に削減し、首長や地域代表の議員とか勅撰議員にして事実上の一院制にすべきと思うが、まぁ、党利党略、保身と次の選挙が最優先の我が国の政党や政治屋諸侯には到底無理だわな(笑)
※コメントは返信するのも煩わしいので会員のみにさせて頂いております。コメント及びメッセージ、御意見御感想、近況報告などは mr.cordial@live.jp へ。
《会費&御支援の御願い》みずほ銀行 郡山支店 普1464729 ニッポンロンダンクラブ。年会費一般30000円。法人120000円。協賛会員300000円~。
福島選挙区は自民党の森雅子が当選。勝因は自民支持者の9割を固めたことだろう。前回の参院選では自民党候補者の岩城光英が落選の憂き目に遭ったが、これは自民党支持者の3割強が野党統一候補の増子輝彦に投じたからだ。
地元紙一面に「改憲勢力3分の2割れ」というタイトルが躍っている。自公連立=改憲勢力というのにも無理がある。公明党は「加憲」を訴えてはいるが護憲勢力だ。一言で改憲と言っても国民が現憲法の矛盾を理解しているとも思えない。
況してや安倍の改憲は第九条のみの改正であり現憲法の絶対化である。9条こそが重要だと位置付けしている点では、クソ誤(護)憲派の9条信者らと大して変わらない。つまり、安倍こそが究極の誤憲派と断じて好かろう。
保守派らは改憲に拘るが、自民党は昔は自主憲法、現在は新憲法制定が党是であり、いつから改憲が党是になったのだ。改憲と新憲法制定は違うだろ。
真の保守派であるなら占領下に制定された憲法を含む、戦後政治の諸矛盾や不条理からの脱却を図ることであり、道義国家日本を創造して行くことに在る。
マスコミは「立憲倍増」と持ち上げているが、3年前の参院選では民進党として戦い43から32と大きく議席数を減らした。そして今回は17で国民民主と合わせても野党勢力は24と激減している。野党共闘の見直しは避けられない。
「れいわ新選組」が比例で2議席を確保。これは中核派などの極左が支援する山本太郎への支援の呼びかけが功を奏した結果だ。当選した2人は障碍者で、機を見て議席を山本に渡すだろう。新手の選挙戦略なのだろうが違和感しか覚えない。
「良識の府」と言われる参議院議員に求められるその良識とは政治的良識であり、日本国民としての良心である。参議院議員にその意識は有るや無しや。
参議院とは「貴族院」の名残りであり、言い換えれば「勅選議員」でもあった。然し乍ら現在の参議院議員に「天皇に選ばれし者」という意識は無く、衆議院のカーボンペーパーに成り下がり税金を無駄に費やすばかり。
衆議院での審議を俯瞰した立場で議論するのが参議院の役目だが、衆議院と同じ政党が衆議院の議論の延長として党利党略の政争を繰り返すばかり。これほど国費と議論の無駄はない。参議院を廃止して一院制にするべきだろう。
イタリアでは上院は選挙で315人の議員を選出していたが、憲法改正の是非を問う国民投票が成立し、上院議員は100人の首長ら地域代表者で構成され、法案の審議や内閣の承認は下院のみが担うこととなり事実上の一院制となった。
上院議員100人は選挙ではなく、州議会議員からの74人と市・町長からの21人の計95人と、大統領が任命する5人を加えた総数100人。上院議員手当は廃止し、上院事務局は下院に統合され政治経費は大きく軽減されることとなった。
イタリアは過去に排外主義者であるムッソリーニが権力を掌握した教訓から、権限の分散を重視している。上院の権限が強い為に議会の「ねじれ」が生じ、2013年の総選挙後には約2カ月間も政権が樹立できない状態に陥ったことも。
これを教訓に上院は、下院が持つ普通の立法権は持たず、内閣信任・不信任案を提出する権利も有せず、我が国の衆参両院で見られる様な「ねじれ国会」現象は起こることがなく、重要法案の可決が迅速になるという利点がある。
我が国の政治審議の鈍さには定評があるが、その上に衆議院の延長として政争が優先され、あろうことか審議拒否していながら報酬はちゃっかりと頂く。そういう政治的良識も日本人としての良心が欠落している参議院は要らない。
我が国もイタリアに見倣って参議院議員を大幅に削減し、首長や地域代表の議員とか勅撰議員にして事実上の一院制にすべきと思うが、まぁ、党利党略、保身と次の選挙が最優先の我が国の政党や政治屋諸侯には到底無理だわな(笑)
※コメントは返信するのも煩わしいので会員のみにさせて頂いております。コメント及びメッセージ、御意見御感想、近況報告などは mr.cordial@live.jp へ。
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cordial8317 at 07:28│Comments(0)
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