十五夜を見た人は十六夜を見ないと「片目月」といって縁起が悪いらしい(笑)秋祭り真っ盛り、心の奥底で日本人として自覚する一瞬でもある!

2023年10月07日

北方領土問題に見る鈴木宗男と丸山穂高の認識の違い

 鈴木宗男がロシアを訪問。帰国後、訪ロの理由を北方領土の元島民の故郷再訪実現と北海道東部の漁業関係者の安全操業だと主張し、「今の日ロ関係は最悪と言ってもよい状況であり、誰かが国益の観点から動かなくてはならない」と述べた。

 元島民の墓参や操業との理由は詭弁に過ぎず、北朝鮮のスポークスマンとして北朝鮮のプロパガンダを垂れ流して悦に入っていた故アントニオ猪木やデビ夫人と同じ。国益というなら「北方領土を返しなさい」って直談判して来なさいよ。

 宗男は、故安倍晋三首相に北方二島返還を促した張本人。「四島返還要求を二島返還に譲歩すれば必ずプーチンは応じる」とアドバイス。だが、強かなプーチンは領土返還には応ぜず、二島返還どころか安倍からの上納金3000億円持ち逃げ。

 宗男は単なるロシアのスポークスマンでしかないが、国益を棄損してる自覚も無ければ、自分の行動は正しいと信じ込んでしまっているから余計にタチが悪い。

 北方領土へのビザなし交流訪問団に同行した丸山穂高を思い出す。国後島の宿舎での酒席で、元島民に「戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか?反対ですか?」と質問した。この発言を撤回し、謝罪するも維新の会から除名処分を受けた。

 丸山の発言に、維新の会や国会議員などからは「相当悪質だ」とか「撤回して謝罪すれば済むと問題ではない。議員辞職に値する」などと批判の下に曝されているが、「戦争で奪い返す」のどこが問題なのか、正に平和ボケの極みとも言える。

 我が国は先の大東亜大戦で負けてしまったから「戦争=悪」となってしまっているが、戦争とは国際法上認められてる政治的行為であり「悪」ではない。

 米英は「戦争とは政治の継続である」と教え、ドイツでは「戦争とは別の調停手段を伴う政治的な取り引きの継続である」と教えるている通り、正義でもある。

「戦争を誘発する大きな原因の一つはアンディフェンデッド・ウェルス(無防備の害)だ」とは三島由紀夫。党勢拡大に「平和」を利用して、軽々しく「戦争反対」を訴えている連中こそが戦争を誘発する最大要因となることを知るべし。

 右翼団体のスローガンに「北方領土奪還」というのがある。奪還とは正しく奪い返すことだ。世界では寸土と雖も武力に因って奪い返し解決を図っている。話し合いで領土問題が解決出来た例は無い。奪われたものは奪い返すことが世界の常識。

 沖縄や小笠原諸島などが返還されたのは相手が米国だったからで、北方領土や竹島を見れば話し合いは通じない。そんな中で中共は尖閣諸島や沖縄を虎視眈々と狙っている。日本に奪う気が無くても周辺諸国は奪い返そうと思っているのだ。

 己の家や土地を他人に奪われて黙っている者はいないだろう。況してや、父祖伝来の国土が他国に強奪されて泣き寝入りする民族が何処にあろうか。

「北方領土奪還」は正に日本民族の悲願であることは言うまでもない。戦後70年以上も経った今日でも、北方領土問題は未だ解決の糸口すら見えて来ないのは一体何故なのかと言えば、政治家の怠慢と弱腰軟弱全方位外交が大きな要因でもある。

 北方領土問題が解決しないのは領土の重要性に対する認識不足と、北方領土がロシア(旧ソ連)如何に不法に略奪され占拠されたかの真相把握の欠如。つまり、第二次大戦下でロシアに強奪されたという認識が決定的に欠如しているのだ。

 抑々、南樺太及び全千島列島は我が国固有の領土だが、日露戦争勝利に由ってカムチャッカ半島迄をも我が国が占領し、治めた事実を知っているだろうか。

 ロシアは「北方領土の帰属は第二次大戦での結果」とし、我が国にその事実を認める様に求めているが、要は、ロシアにしてみれば奪われた領土を奪い返しただけのこと。そんな歴史の事実を無視して、ロシアとのパイプ云々とは詭弁そのもの。

 こうした歴史的事実を忘却し「四島は過去に我が国以外どの国にも属したことがない」などと弱腰軟弱的四島返還論を展開していることが間違いなのだ。

 領土紛争で思い出すのは、1982(昭和58)年4月2日、アルゼンチン軍事政権が南大西洋上のフォークランド諸島に侵攻。サッチャー英政権は直ちに空母2隻を主力とする部隊を7000マイルも離れたフォークランド諸島海域に派遣し応戦した。

 約2ヶ月後の6月14日、アルゼンチンが降伏。死者は約900人、負傷者は約1800人に及んだ。サッチャーのフォークランド奪還は今でも英国国民からの評価が高い。

 アルゼンチンの侵攻後、サッチャーは演説で「人命に代えてでも我が英国領土を守らなければならない」として、「領土とは国家そのものであり、その国家なくして国民の生命・財産の存在する根拠が失われる」と述べ、不退転の決意を示した。

 我が国の政治家が足らないのはこういう気概と認識である。 丸山も元島民に聞くより「戦争を手段としてでも島を奪い返す」という決意を述べれば一目置かれただろうが、所詮は酔っ払いの戯言としか受け入れられなかった不徳に恥じ入るべき。

「奪われたものは奪い返すことでしか解決を見ない」。それは領土問題然り、拉致問題然り。大事なのは「戦いをしてでも絶対に奪い返す」という気概である。

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cordial8317 at 05:23│Comments(0)

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