平成のよしなしごとをそこはかとなく書き綴ってみる(笑)何故に米国製の日本国憲法の施行を記念しなければならないのか

2019年05月01日

令和元年を迎えるに当り謹んで皇室の弥栄を寿ぎ奉ります

 元号制定過程に問題はあるが、令和元年を迎えるに当り、謹んで皇室の弥栄を寿ぎ奉ります。心ある国民ならば日本に生まれた者としてその祖国日本を憂い、心中密かに期するものがあるだろう。今回の一連の儀式を共産主義者の謀とはとは知らずに喜ぶ姿は、軽々しいものではあるが現代日本人らしくも感じる。

 憲法以前の御存在であらされる天皇をクソ憲法の範囲内で語り、退位法案を成立させ、天皇の大権である元号制定権を簒奪した安倍の意向を汲んだ元号を有難がるかの様な世間の盛り上がりに興覚めし乍ら、昨日一日の動向を見ていた。

 明治22年2月11日の紀元節、明治天皇は、大日本帝国憲法施行の際の勅語の中で、「惟フニ我カ祖我カ宗ハ 我カ臣民祖先ノ協力輔翼ニ倚リ 我カ帝国ヲ肇造シ以テ無窮ニ垂レタリ 此レ我カ神聖ナル祖宗ノ威徳ト並ニ臣民ノ忠実勇武ニシテ 国ヲ愛シ 公ニ殉ヒ 以テ此ノ光輝アル国史ノ成跡ヲ貽シタルナリ」と思召し遊ばされた。

 正しく天孫降臨の御神勅の精神の継承であり、「大日本帝国ハ万世一系ノ天皇之ヲ統治ス」と示す様に、正しく我が国は「天皇国日本」であり、忘れてはならない万古不磨の大原理大原則であることを我らは肝に銘じなければならない。

 悲しい哉、現憲法というものは、GHQの「神道指令」に拠り、歴史的に継続された祭祀に関する天皇の役割を否定されてしまい、大義が消し去られ、天皇を象徴として国事行為をさせる政府の傀儡の如く扱き使うだけの条項が並んでいる。

 天皇にとって大事なものは「祭事」であり、憲法に明記されてる国事行為より優先されるべきものだ。歴代天皇が古来より司って来た祭事は、現憲法に因って天皇家の私事になり、天皇の最重要儀式である「大嘗祭」の規定は最早存在しない。

 天皇は憲法上の制約から、国事行為として「国会の開会式」「首相や最高裁長官の親任式」「大臣の認証式」、国賓・公賓への接遇や会見、会食などの激務を熟している。今回の譲位と即位式が「先例に成り得る」という。つまりは現憲法を保持し、国事行為を見直すことなく天皇を利用し続けるということだ。

 令和の御代も、自民党政権に弄ばれる運命なのは火を見るより明らか。陛下は愚生と同年代、20年もすればまた退位か。皇嗣である秋篠宮殿下が即位するのを待たず、今後は、反天皇勢力に因って女性・女系天皇論が席巻して行くのは明らか。

 過去に亀井静香が陛下との会食の際に、「権力の象徴である江戸城にお住まいになるのは相応しくないのではないか」と発言したことがあった。国事行為を語らずに遷宮を語ることは軽々しいものであるが、今となれば亀井のこの発言は一理ある。

 天皇の祭事は、元旦未明に斎行される「四方拝」に始まり「歳旦祭」「元始祭」や毎月の旬祭など年に50回程に上る。高齢を理由に祭祀の簡略化が謀られたが、「国安かれ民安かれ」と国家国民の安寧を祈る存在こそが天皇なのである。

「豊葦原の千五百秋の瑞穂国は是れ吾が子孫の王たるべき地なり、宜しく爾皇孫就いて治せ、行矣。宝祚の隆えまさむこと当に天壌と窮り無けむ」

 天皇が政治に利用されることのない尊い存在として祭祀を執り行って頂く為に、京都御所への遷宮ということも考えて行かねばならない時期に来ている。

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cordial8317 at 07:05│Comments(0)

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