2022年02月01日
「涙が止まらない」半藤一利監修のDVD・太平洋戦争のCMがうざい

画像は、半藤一利監修の「DVD太平洋戦争」が新聞折込チラシ。特攻隊や学徒出陣など映像は貴重で興味をそそられる。「太平洋戦争」ではなく「大東亜戦争」なら購入するかもな。恐らく、戦勝国の太平洋戦争史観が所々に語られてると推測する。先の大戦を批判しながら、国家に殉じた英霊を利用する商魂には厭きれるばかり。
「歴史探偵」を自任した故半藤一利の論説は研究資料が古いから間違いが多い。いつぞや、地元紙の一面に「平成とは」と題して、半藤のインタビュー記事が載っていた。昭和史を知る人物として新聞や雑誌などに登場しては国民を誑かした。
半藤といえば自著「ノモンハンの夏」で山本七平賞を受賞してるが、ソ連軍が当時公式発表した「日本軍の損害は52000人」「ソ連軍9284人」との数字を真に受けて書いている。正しくソ連のプロパガンダを信じている大馬鹿者の一人である。
昭和14年(1939年)5月11日、蒙古(モンゴル)との国境ハルハ河を越えて外蒙古兵(ソ連軍)が満州国側のノモンハン地区に侵入。日本軍はこのソ連軍の侵攻を撃退した。その後、ソ連軍は、駐留ソ連軍と共に再三に亘り侵入を繰り返した。
日本軍に撃退されたソ連軍だったが、大兵力を動員してハルハ河を越えて再侵入し、ここで大激戦が展開されることとなった。所謂「ノモンハン事件」である。
同年8月20日にはソ連軍は10万近い軍を動員し、2万人弱の日本軍に対し総攻撃を仕掛けた。この反撃に因って「日本軍は大打撃を被った」というのが、半藤を始めとした戦後民主主義教育逞しい日本人の信じる「ノモンハン事件」の歴史である。
「ノモンハン事件」は、共産主義者に由って、「貧弱な装備で旧式戦法の日本軍が、ソ連の進んだ機会化部隊に完膚無きまで叩きのめされた」という日本軍を貶す虚偽宣伝(プロパガンダ)に使われた。半藤は共産主義者の御先棒を担いだのだ。
1991年、ソビエト連邦共和国崩壊、情報公開されて判ったことは、ソ連の損害は26000人、日本軍18000人。実はソ連軍の損害は日本軍を大きく上回っており、日本軍はソ連軍の戦車・装甲車800両、航空機1673機を撃退していたという。
10万近い大兵力を動員し圧倒的武器を備えたソ連側の損害は少ないものだが、結果はその逆だった。つまり、如何に日本軍が強かったかということの証しである。
だが、インチキ歴史探偵である半藤は日本軍を貶め続け、如何に先の大戦や事変が日本軍の無謀さが招いたものであるかの如く喧伝した。 未だに訂正もせずに頬っ被りしているが、そうして捏造された歴史を多くの国民が信じ切ってしまっている。
数年前、昭和天皇が昭和天皇85歳の時に侍従に「戦争責任言われ辛い」と吐露されたという記事が地元紙に載った。半藤は「昭和天皇の心の中には、最後まで戦争責任があったのだと伺わせる」と頓珍漢なコメントを発表したことは記憶に新しい。
欽定明治憲法下では国務は国務大臣、統帥は参謀総長及び軍令部長が陛下を輔弼しその責に任ずることになっており、陛下には法的に責任は無い。然し乍ら、昭和天皇は道義的に最も戦争の責任を痛感されたのは当たり前のことではないか。
大東亜戦争終結に関する詔勅に於いて「帝国臣民ニシテ戦陣ニ死シ職域ニ殉シ非命ニ斃レタル者及其ノ遺族ニ想ヲ致セハ五内為ニ裂ク」と仰せられた通り、自ら身を苛まれたのは陛下御自身なのである。それを軽々しく語るとは言語道断である。
昭和天皇の在位五十年祝賀会での写真に対して半藤は、昭和天皇が涙を流された跡が見えたとして、「辛い思いをされたのだと思う」と陛下の心情を慮る。
こうしたこも作家故の妄想でしかない。戦後の昭和史にしろ、昔の資料の儘で書かれてあるのでその真偽は定かではなく、半藤の主観でしかない。況してや天皇の御意志や行動を己の主観で軽々しく語ることこそ天皇軽視であり不敬にも程がある。
インタビュー記事の最後には「福島も、平和も、象徴天皇像も、国民が本気で考えて欲しい」とのメッセージが込められているとの主観を述べていたが、「福島も」というのは原発事故のことか?要するに、体の好い反原発運動でしかない。
「象徴天皇」や「生前退位」という言葉を使っていることでも無自覚左翼ぶり、否、確信的反天皇勢力ぶりが現れていた。こんなのが昭和の歴史の第一人者とは嗤える。
陛下(現上皇陛下)の御発露は、現憲法下での国事行為に苦言を呈したものであったが、それが何故か退位させられることとなってしまったのだ。御高齢が理由なら、半藤の様な妄想癖甚だしい老害作家こそ早々に引退しておくべきだったな。
「太平洋戦争」との表記に違和感を覚える。「日中戦争」ではなく「支那事変・日華事変」、「太平洋戦争」ではなく「大東亜戦争」と呼称すべきある。戦後、蔓延する戦後民主主義教育と東京裁判史観を一掃しなくてはならないと痛感する。
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cordial8317 at 06:16│Comments(0)
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