石破茂や河野太郎や小泉進次郎が狙うのは「首相公選論」だろうな(笑)第百代内閣総理大臣・岸田文雄の所信表明演説で感じたこと

2021年10月06日

「金大中拉致事件」後に日本人が次々と拉致されてるのは偶然ではない

 昭和48(1973)年8月8日、大韓民国(韓国)の民主活動家で後に大統領となる金大中が、韓国中央情報部 (KCIA)の手により、東京のホテルグランドパレス2212号室から拉致される事件が起きた。所謂「金大中(拉致)事件」である。

 金大中は1971年、韓国大統領選挙で新民党(当時)の候補として立候補。民主共和党(当時)の候補であった朴正熙大統領に惜敗。政権崩壊の危機感を抱いた朴大統領やKCIAは、金大中の海外での反政府活動を抑制する計画を立てる。

 KCIAは、在日ヤクザである三代目山口組若中・柳川組初代組長だった柳川次郎(梁元鍚)や東声会会長の町井久之(鄭建永)らに、民主化の名の下に国家転覆を企てていた共産主義者・金大中の暗殺を依頼したことも明らかになっている。

 当時「民主主義活動家」として高い名声を得た金大中は1973年(昭和48年)7月、自民党内左翼である宇都宮徳馬らに招待され東京を訪問する。金大中の殺害は事が進まず、切迫した中でKCIA関係者らで拉致を実行することを覚悟した。

 8月8日午前11時頃、東京のホテルグランドパレス2212号室に宿泊中の梁一東民主統一党(当時)党首との会談後に襲撃され、ホテルの一室に監禁。目隠しをされ船で韓国に移送される。殺害はさらず事件発生から5日後に自宅近くで解放された。

 同事件について、日本政府は主権侵害に対する韓国政府の謝罪と日本捜査当局による調査を要求していたが、こうした抗議はあくまでも表向きのものだった。

 1973年11月2日に行われた田中角栄首相(当時)と金鍾泌首相(当時)との首脳会談で、日韓両政府が両国関係に配慮した政治決着で金大中拉致事件を穏便に済ませようとしていたことが、後の外務省の機密文書の公開で明らかになっている。

 田中真紀子元外相は、事前に田中角栄は「殺人をしないこと」を条件に、金大中を拉致することを了承済であったと驚くべき証言をしている。在日ヤクザらによる金大中殺害が急遽中止されたのは田中の発言を与してのものだったのだろうか。

 また「文藝春秋」2001年2月号の記事には、「田中角栄首相が、政治決着で解決を探る朴大統領側から少なくとも現金4億円を受け取っていた」との驚くべき証言が出ている。証言したのは現金授受の場に同席した木村博保元新潟県議である。

 田中角栄といえばロッキード社からの5億円の賄賂だけかと思っていたが、4億円の授受で拉致という主権侵害を容認していたことすれば万死に値する。

 横田めぐみさんが拉致されたのは金大中拉致事件から4年後の昭和52(1977)年11月15日未明。田口八重子さん昭和53(1978)年6月。地村保志さん、濱本富貴惠さん同年7月。蓮池薫さん、奥土祐木子同年7月。市川修一さん、増元るみ子さん同年8月と、日本人が北朝鮮工作員に因って次々と拉致されることとなった。

 こうした背景には、日本のホテルから韓国要人が拉致された事件にも拘らず、日本政府が拱手傍観を極め込むどころか、時の権力者であった田中角栄が金銭を授受し、拉致そのものを容認していたということも大きな要因に挙げられよう。

 横田めぐみさんが、田中角栄の故郷の新潟から拉致されたことは偶然だとは思えない。北朝鮮の実行犯らは、主権侵害でありながら韓国と政治的決着を謀った金大中事件の推移を知った上での確信的犯行だったのではあるまいか。

 田中真紀子は「拉致の問題を解決しなければならないなんて、そんなこと、余計なこと言えるか、森友問題、加計問題やったらイイじゃないですか」と、拉致問題に取り組む安倍首相を中傷していたが、こういうヒステリーの性格障害著しい気狂いがチヤホヤされる日本という国は果たして主権国家と言えるのだろうか。

 故土井たか子や福島瑞穂、辻本清美と同じく拉致事件を否定していた真紀子。真紀子が外相だった時、北朝鮮の金正男が東京ディズニーランドに行く為に密入国した。だが、拉致問題なんぞ眼中にない真紀子は直ぐに送還してしまった。

 あの時、毅然と対処していたら拉致問題は今とは違う展開が図られていただろう。要は、田中真紀子にしろ、福島瑞穂や辻本清美ら拉致否定派というのは、拉致事件は主権侵害であるという認識が決定的に欠落してるからに他ならない。

 拉致事件は過去の出来事という訳ではない。在日三世でもある畏友に聞いたところ、現在は日本在住の在日などが身代金目的で拉致されているという。実行犯だという数人が写ってる画像も入手した。公安関係者は知ってるのだろうか。

 畏友の証言が事実で日本国内で未だに主権侵害が罷り通っているのなら、主権国家としても法治国家としても断じて赦されることではない。横田めぐみさんを奪還するどころか拱手傍観している状況は、国民の一人として実に情けなく申し訳ない。

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