2018年06月04日
一生愉しみたければ釣りを覚えなさい(開高健)
昨日は釣友と今シーズン2回目の源流釣行。血液の薬やら心臓の薬やら降圧剤を服用している身としては渓流釣りはハード過ぎる。無理はしない様にはやってるが、昨日の崖の上り下りは流石に堪え、途中でマジで死にそうになった(笑)
源流釣行のハードさはやった人じゃないと分からないだろう。渓流釣りの基本は、「高捲き(たかまき)」「へつり」「泳ぎ」というものがある。
「高捲き」とは、滝や淵が危険で下りるのが困難な場合、ポイント手前から山に入り、迂回して上流へ下りることをいう。決して無理せず安全に下りれるルートを見つけるのが大事。滑落イコール「死」「大怪我」に繋がります。
「へつり」は、滝や淵の土手の枝や草などにしがみつきながらそこを超えて行くこと。ここで気を付けるのは掴んだ枝は決して過信せず慎重に。全体重を預けてはイケません。「泳ぎ」とはそのまま。夏場は手っ取り早く泳いで渡る(笑)
筋肉痛は日頃の運動不足だから仕方ないが、ここ数日、左膝は昨日の釣行で痛みは倍増。相撲でいうところの「膝が入った」状態。それでもそんな痛みなんぞ忘れるくらいに釣りというのはホント愉しい。釣り好きの作家といえば開高健だろう。
彼は「一生愉しみたければ釣りを覚えなさい」と支那の故事を引用しているが、釣りというのは実に愉しく奥深い。因みに支那の故事はこういうものだ。
「一時間、幸せになりたかったら酒を飲みなさい。」
「三日間、幸せになりたかったら結婚しなさい。」
「八日間、幸せになりたかったら豚を殺して食べなさい。」
「永遠に、幸せになりたかったら釣りを覚えなさい。」
「一日幸福でいたかったら、床屋に行きなさい。」
「一週間幸福でいたかったら、結婚しなさい。」
「一ヶ月幸福でいたかったら、良い馬を買いなさい。」
「一年幸福でいたかったら、新しい家を建てなさい。」
「一生幸福でいたかったら、釣りを覚えなさい。」
「釣り」に「酒」があれば人生も更に楽しいというもの。出来れば現場に泊まって、釣った魚で釣友と酒を酌み交わして語り明かせれば最高だ。
故事には「一時間愉しみたければ酒を覚えなさい」というのもあるが、酒が一時間とはチョッとどうなのだろう。結婚が三日とか一週間は分かる(笑)
江戸時代には「酒道」という作法が在り、武士の嗜みの一つだったという。酒を飲まない右翼人がいるが、武士の嗜みに乏しいばかりか人生を損していることさえも気付かない。互いの礼儀、けじめを正し、より一層の連帯感を高めるのが「酒道」の神髄というものだった。つまり酒に溺れるというのは酒道では以ての外。
酒に酔っても、酒によって身を滅ぼすというのは武士としては愚の骨頂。酒を飲んでも乱れず、平常心を如何に保つということこそ大事。酒豪の武将と言えば上杉謙信だろう。謙信は愛用の特大盃に並並と酒を注いでは、梅干しを肴に飲み干したという。賑やかで明るい酒宴を好み、家臣らと談笑し酒を酌み交わしていたという。
ただ飲んでいた訳ではない。酒を酌み交わして部下をよく観察していた。酒を飲んで大言壮語やら、酒を飲んで気が大きくなって我を忘れる様な部下は信用せず、側近にはしなかった。皆さんも、上司の言う「今日は無礼講だ」というのを勘違いして、羽目を外していませんか。上司はそんな貴方を観察してますよ(笑)
「酒は飲むべし酒は飲むべし 人生唯酒ありて肝を開く 酔中の快楽人知るなし」とは坂本竜馬。酒こそ最高のコミュニケーションアイテムなのだ。
酒での過失は多けれど酔中の心地好さは飲まない人には理解出来ないし、釣りもまた同じくやった人じゃないとその愉しみは分からない。呵呵大笑。
※コメントは返信するのも煩わしいので会員のみにさせて頂いております。コメント及びメッセージ、御意見御感想、近況報告などは mr.cordial@live.jp へ。
《会費&御支援の御願い》みずほ銀行 郡山支店 普1464729 ニッポンロンダンクラブ。年会費一般30000円。法人120000円。協賛会員300000円~。
源流釣行のハードさはやった人じゃないと分からないだろう。渓流釣りの基本は、「高捲き(たかまき)」「へつり」「泳ぎ」というものがある。
「高捲き」とは、滝や淵が危険で下りるのが困難な場合、ポイント手前から山に入り、迂回して上流へ下りることをいう。決して無理せず安全に下りれるルートを見つけるのが大事。滑落イコール「死」「大怪我」に繋がります。
「へつり」は、滝や淵の土手の枝や草などにしがみつきながらそこを超えて行くこと。ここで気を付けるのは掴んだ枝は決して過信せず慎重に。全体重を預けてはイケません。「泳ぎ」とはそのまま。夏場は手っ取り早く泳いで渡る(笑)
筋肉痛は日頃の運動不足だから仕方ないが、ここ数日、左膝は昨日の釣行で痛みは倍増。相撲でいうところの「膝が入った」状態。それでもそんな痛みなんぞ忘れるくらいに釣りというのはホント愉しい。釣り好きの作家といえば開高健だろう。
彼は「一生愉しみたければ釣りを覚えなさい」と支那の故事を引用しているが、釣りというのは実に愉しく奥深い。因みに支那の故事はこういうものだ。
「一時間、幸せになりたかったら酒を飲みなさい。」
「三日間、幸せになりたかったら結婚しなさい。」
「八日間、幸せになりたかったら豚を殺して食べなさい。」
「永遠に、幸せになりたかったら釣りを覚えなさい。」
「一日幸福でいたかったら、床屋に行きなさい。」
「一週間幸福でいたかったら、結婚しなさい。」
「一ヶ月幸福でいたかったら、良い馬を買いなさい。」
「一年幸福でいたかったら、新しい家を建てなさい。」
「一生幸福でいたかったら、釣りを覚えなさい。」
「釣り」に「酒」があれば人生も更に楽しいというもの。出来れば現場に泊まって、釣った魚で釣友と酒を酌み交わして語り明かせれば最高だ。
故事には「一時間愉しみたければ酒を覚えなさい」というのもあるが、酒が一時間とはチョッとどうなのだろう。結婚が三日とか一週間は分かる(笑)
江戸時代には「酒道」という作法が在り、武士の嗜みの一つだったという。酒を飲まない右翼人がいるが、武士の嗜みに乏しいばかりか人生を損していることさえも気付かない。互いの礼儀、けじめを正し、より一層の連帯感を高めるのが「酒道」の神髄というものだった。つまり酒に溺れるというのは酒道では以ての外。
酒に酔っても、酒によって身を滅ぼすというのは武士としては愚の骨頂。酒を飲んでも乱れず、平常心を如何に保つということこそ大事。酒豪の武将と言えば上杉謙信だろう。謙信は愛用の特大盃に並並と酒を注いでは、梅干しを肴に飲み干したという。賑やかで明るい酒宴を好み、家臣らと談笑し酒を酌み交わしていたという。
ただ飲んでいた訳ではない。酒を酌み交わして部下をよく観察していた。酒を飲んで大言壮語やら、酒を飲んで気が大きくなって我を忘れる様な部下は信用せず、側近にはしなかった。皆さんも、上司の言う「今日は無礼講だ」というのを勘違いして、羽目を外していませんか。上司はそんな貴方を観察してますよ(笑)
「酒は飲むべし酒は飲むべし 人生唯酒ありて肝を開く 酔中の快楽人知るなし」とは坂本竜馬。酒こそ最高のコミュニケーションアイテムなのだ。
酒での過失は多けれど酔中の心地好さは飲まない人には理解出来ないし、釣りもまた同じくやった人じゃないとその愉しみは分からない。呵呵大笑。
※コメントは返信するのも煩わしいので会員のみにさせて頂いております。コメント及びメッセージ、御意見御感想、近況報告などは mr.cordial@live.jp へ。
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cordial8317 at 07:20│Comments(0)
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