東日本大震災から7年。心静かに今日一日を過ごしたいものです「森友学園」への国有地売却を巡り決算文書を改竄!?

2018年03月12日

「防災訓練や防災教育、そして過去の災害の記録と記憶の継承が如何に大切であるか」

 東日本大震災が起きた昨日は、政府主催の追悼式や全国各地で追悼式や復興祈念式などが催され、ネットなどでも犠牲となられた方々へ哀憐の言葉が手向けられた。

 政府式典に御臨席遊ばされた秋篠宮殿下は追悼の言葉の中で「東日本大震災の大きな犠牲の下で、私共は日頃の防災訓練や防災教育、そして過去の災害の記録と記憶の継承が如何に大切であるか」と防災、減災の心を培う大切さを諭された。

 安倍首相も式辞で「復興が一歩ずつ着実に進展している」と語り、更なるインフラ整備や生活環境の整備と支援を誓っていたが、巨大地震に因る大津波での犠牲者より、原発事故での避難者への配慮を優先せざるを得ない現状はもどかしい。

 県追悼復興祈念式の式辞で内堀政雄知事は、「巨大地震と大津波、そして原子力発電所の事故という大災害は4000人を超える尊い命を奪った」と語ってた。昨年と変わり映えしない内容で、秘書課の職員が作成した文章は実に軽々しいもの。

 大震災での犠牲者の多くは、「巨大地震に因る大津波」が原因であって、恰も原発事故で多くの尊い命が犠牲となったという言い回しは違和感を覚える。

 原発事故後、民主党政権は「半径20キロ圏内」という科学的根拠を無視した「強制避難命令」を行った。その結果、放射線の低かった双葉病院に入院していた重篤な患者や医療弱者が緊急に移動させられ、治療が受けられずに44人が命を落とした。

 民主党政権下、健康被害を避ける為に退避命令を出したつもりが、やらなくても好かった避難命令に因って逆に命を奪ってしまった。こうした事実は原発事故に因るものというより、民主党政権に因る殺人行為だったと言っても過言ではない。

 式辞の冒頭で「福島県民を代表して追悼の誠を捧げ、御遺族の皆様に心から哀悼の意を表します」と挨拶しているのに、末尾に「御冥福を衷心より祈ります」と繰り返しているのは余計だ。秘書課職員か、それとも知事本人か、マヌケ過ぎる。

「犠牲となられた御霊の前で改めてお誓い申し上げ式辞と致します」で終われば好いこと。況してや「御冥福」というのは「死後の幸福」という意味で、浄土真宗では使用してはならない言葉である。事ある毎に指摘しているが止むことはない。

 仏教の中でも、浄土真宗の教義では「死は穢れ」ではないと教えている。故人を、阿弥陀如来の智慧の光明によって極楽浄土へと導くという真理である。 

 ネットやテレビなどでもそうだが、「御冥福をお祈りします」というのが氾濫しているが、「冥福」というのはそれらしく聞こえるから使いたくなるだけ(笑)

 葬儀告別式でも、地元選出の議員らが弔電を打つのが恒例となってるが、浄土真宗の故人へ「訃報に接し心より御冥福を祈ります」などと平気でやってるのはホント困ったものだ。政治を語る以前に仏教や宗派の教えを学んでみたら如何か(笑)

 大震災での犠牲者に浄土真宗の信徒がいないなら別に構わないがそんな訳もなく、県民の代表が平然と「御冥福を」などと挨拶している様では情けない。

 相手の宗派が分からない場合は「御冥福を」ではなく、「哀悼の意を表します」とか「御悔やみ申し上げます」や「御愁傷様です」と言い換えた方が好い。

「人に未来と英知がある限り、全世界の皆様と協力し合って復興に取り組んで行くことを犠牲となられた御霊へ改めて御誓い申し上げ、遺族代表の言葉と致します」との遺族代表の言葉は、例年の被害者意識丸出しのものとは違って却って強い意思と覚悟を感じた。県秘書課の連中も少しは見習ったら如何か。呵呵。

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cordial8317 at 10:33│Comments(0)

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