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2017年12月09日

「ともさん(三笠宮寛仁親王殿下)のひとり言」

 世論というのは国民の声ではなく、マスコミの作為的な報道で形成されて行く。キチンと突き詰めた議論が成されない儘で、安っぽいムードが優先され、実に曖昧な次元で賛同者が殖えて行く。最近の「女性宮家」論はその最たるものである。

「女性宮家」論は「天皇制廃止運動」の枢要な柱として、昭和40年(1970年)代半ばに共産主義者が発案したもので、1932年にソビエト共産党からコミュンテルン日本支部へ出された「命令書(コミュンテルンテーゼ)」の命令遂行である。

 あろうことか、安倍政権下で「天皇退位」が謀られ、「女性宮家」も既定路線となった。皇室会議には沖縄訪問時に両陛下(当時・皇太子両殿下)に火炎瓶を投擲した社会党の同士であった赤松広隆が入り、予備議員には菅直人が名を連ねる。

 天皇制廃止論者である辻本清美や極左の枝野幸男らが、天皇退位を歓迎していることでも如何にも胡散臭げであることは分かるだろう。岡田克也に至っては、「女性宮家創設は急ぐべきテーマだ」と安定的継承策に反発する。正に、皇統の危機であるにも拘らず、国民レベルでは支持者が多いことに驚く他はない。

「女系天皇問題」が活発に論議されていた平成17年、女系天皇容認論に対し故三笠宮寛仁親王殿下は、会長を勤める福祉団体「柏朋会」の会報「ざ・とど」で、「公なものではない」と、女系天皇に明確に反対し、旧皇族の皇籍復帰などを求めている。

 寛仁親王殿下の「世間では『女帝問題』がかまびすしいので私の意見を『ともさんのひとり言』として聞いて頂きます」から始まる論文の論点は二つである。

 一つは「2665年(当時)年間の世界に類の見ない我が国固有の歴史と伝統を平成の御世でいとも簡単に変更して良いのか」と疑問を呈す。

「万世一系、125代の天子様の皇統が貴重な理由は、神話の時代の初代神武天皇から連綿として一度の例外も無く、『男系』で続いて来ているという厳然たる事実です」と、歴史的な正統性を重んじる。

 二つ目は、男系継承を維持する為の方法として、皇室典範を改正して、歴史上の幾つかの方法論を提起している。

1.臣下降下された皇籍離脱した旧皇族の皇籍復帰。

2.現在の女性皇族(内親王)に旧皇族(男系)から養子を取れる様にし、その方に皇位継承権を与える。(差当たり内廷皇族と直宮のみに留める)

3.元皇族に廃絶になった宮家(秩父宮・高松宮)の祭祀を継承して戴き、宮家を再興する。(将来の常陸宮家・三笠宮家もこの範疇に入る)

4・として、嘗ての様に「側室」を置くという手も有りますが、国内外共に今の世相からは少々難しいかと思うと述べられ、余談として明治・大正両天皇共に側室との間に出来た子供であることも記している。

 最後に寛仁親王殿下は「陛下や皇太子様は、御自分達の家系の事ですから御自身で、発言される事はお出来になりませんから、民主主義の世であるならば、国民一人一人が、我が国を形成する『民草』の一員として、2665年(当時)歴史と伝統に対しきちんと意見を持ち発言をして戴かなければ、いつの日か、『天皇』はいらないという議論にまで発展するでしょう」と結んでいる。隻眼を有する意見である。

「臣下降下された皇籍離脱した旧皇族の皇籍復帰」の実現を図り、「女性皇族(内親王)に旧皇族(男系)から養子」より先んじて、旧皇族の皇籍復帰を成すことが求められる。何より、「女性宮家」では祭祀が叶わないのである。

 旧皇族の皇籍復帰を図り、廃絶になった宮家(秩父宮・高松宮、女性皇族しかいない常陸宮と三笠宮)を復活させ祭祀を継承して戴き、宮家を再興することこそが皇統を盤石の安きに置く最善最良の策である。「女性宮家」論は反天皇運動の一環であり、国民はマスコミ主導の実に怪しげな世論誘導に騙されてはならない。

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cordial8317 at 06:59│Comments(0)

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