優勝回数40回は確かに数字では立派だが名横綱には程遠い連日、相撲ネタばかりですみません(笑)

2017年11月29日

「ボタニカル」という聞きなれない言葉を耳にした(笑)

 先日、クルマで移動中にラジオから「ボタニカル」という聞きなれない言葉を耳にした。その後はこのボタニカルが気になって気になって。この妄想状態は、テレビ番組「世にも奇妙な物語」のアノ伝説の「ズンドコベロンチョ」の草刈正雄が演じた主人公の状態。このズンドコベロンチョ、知ってる人は、知っている(笑)

 ネットで調べれば「ボタニカル」は今年話題の言葉らしく、「植物の。植物性の。植物学の」という意味らしい。だったら、日本語で表記しろっての。横文字にすればカッコイイとかオシャレってのは、単なる外国人の憧憬ってよりコンプレックス。

 明治時代、美術評論家であり、思想家であった岡倉天心は、自著「日本の覚醒(目覚め)」の中で、西洋文明に浮かれる軽佻浮薄な洋学紳士を痛烈に批判した。

「ああ、西洋開花は利欲の開花なり。利欲の開花は道徳の心を損じ、人身をして唯一個の射利器械たらしむ。貧者は益々貧しく、富者は益々富み、一般の幸福を増加さする能はざるなり」。これは正に現代に通じる教えでもあろう。

 天心は、我が国の伝統文化に目を向け、日本文化を鼓吹した紛れもないナショナリストであり、奔放に生き、世界を放浪し、大勢の知己友人を持つ本物のインターナショナリストだった。海外に住み外国人との交流を深めたいならば、天心の如く自国の言葉を重んじ、自国の歴史や伝統、文化を確り学んで欲しいものだ。

 自国の言葉や伝統文化を軽んじ、自国の歴史を忘却し、英語だけを勉強したところで、西洋気触(かぶ)れになるだけのこと。英語という田舎言葉が世界語になったのは、武力で世界を支配し、富を独占したからに他ならない。その昔は、バチカンでは英語というのは「穢れた言葉」として忌み嫌われた言葉だったという。

 英語とは喋られれば、そりゃ便利だわなという唯それだけのこと。今、世界では、多くの外国人が日本語を学び始めている。日本語文化を世界に普及することは、即ち我が国の美徳でもある「和の心」を伝えることでもあるのだ。

 岡倉天心を始め、明治の先覚者らは、外来語をそのまま使うのではなく、全て新漢字に翻訳して西洋文化を学んだ。現代人の様に外来語をそのまま羅列し、それが恰もインテリと勘違いしているが、これ正に軽薄な舶来趣味でしかない。

 そんな現代人と比べれば、自国の伝統文化に誇りを持ち、あくまでも日本語で貫き通そうとした明治人の気骨と気概、高い見識を伺い知ることが出来よう。

 日本人として日本語に自信を持ち、何事も日本語で主張し、日本文化を重んじ貫いたからこそ世界に誇れる我が国独自の発展が得られたのだ。何が「ボタニカルカラー」か。だったら植物柄とか言えば好いだろうに、ホント流行に流され易い日本人らしい。本来「流行」とは「病気」の意味だったが、蓋し正論である。呵呵

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cordial8317 at 07:15│Comments(0)

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