「カレー味のウンコ」か「ウンコ味のカレー」か。小選挙区制度は国民性にそぐわない。原発事故後に現場を視察した枝野の重装備には嗤ったなぁ(苦笑)

2017年10月01日

「安全保障や憲法観」より重んずるべきは国家観である

 衆院解散に伴い民進党が事実上解党し小池新党の「希望の党」と合流する。早々に第一次公認候補を決定する。前原誠司は浮足立って「政権選択選挙」「安倍自民党を終わらせる」と躍起だが、小池は政権交代までは考えてはいないだろう。

 安倍首相は総選挙では「人づくり革命」「生産性革命」を訴えるが、先の会見などでは「憲法改正」に一言も触れてはいない。小池は今回の選挙で躍進することで、憲法改正をより進めようと訴えている様にも思える。共産党の志位が声を大にして「自民党政治の補完勢力である」と希望の党を批判してるのはそういうことだ。

 小池代表は「安全保障や憲法観といった根幹部分で一致するのが必要最低限」と述べているが、憲法観とは、要は「護憲派」はダメだということで、現憲法を如何に変えるかという細かな部分ではなく、大雑把な振り分けでしかない。

 小池が保守であり、希望の党が真の保守政党であるならば、安全保障や憲法観より重んじるべきは「国家観」である。国益や国體を護る気概が無くして安全保障は語れない。防災も領土保全も同一線上に在るという観点から、これらの妨げになっている現憲法に対する危機感を党員同士で共有するのは当然のこと。

 だが、安全保障とは単に領土保全だけではなく、「国防」こそが大事である。国防とは、我が国の精神文化を護ることであり、何より死守しなければならないものは皇統以外にはない。となるとやはり大事なのは国家観ということになる。

 マスコミは、豊洲移転問題を忘れたかの様に、恰も「希望の党」が自民党に変わる救世主であるかの様な盛り上がりだが、小池は憲法廃止論者ということを知ってるのだろうか。小池は過去に憲法調査会に於いて、「一旦現行の憲法を停止し、廃止する。その上で新しい憲法を創っていく」と語っていたことがある。

 日本新党を皮切りに新進党、自由党、保守党を経て自民党に入党した経緯を見れば、単に保守票目当てのリップサービスにも思えなくもないが、早々に憲法を停止して廃止するなら願ったり叶ったり。その際は、出来れば新憲法ではなく、日本の宝とも言うべき明治欽定憲法に復元した上で、新しく創り直して頂きたいものだ。

「希望の党」がどんな政党なのかも知らない中で、「反安倍政権」「安倍政治を止める」という目的のみで合流し、政権に就いて果たしてやっていけるのだろうかという不安があるのも確かだ。現在のマスコミの報道や小池の持ち上げ様は、八年前、その中身も分からずに「自民党にお灸を据える」という単純な図式で、民主党を支持し、政権交代したあの時の異常さとダブって見える。

 一方で自民党は、総選挙では「人づくり革命」「生産性革命」を訴えるという。悲しい哉、その「人創り」とは、教育の無償化などのバラ蒔きであり、教育の中身が論じられることはない。これは、民主党政権時代の目玉でもあった「子ども手当」とさほど変わらない。選挙目当ての愚策と断じて好かろう。

 民主党が自民党と対峙し、政権交代が騒がれていた当時、「自民党への不満、民主党への不安」と揶揄されたのは記憶に新しい。今回も同様に、「自民党への不満、希望の党への不安」という声が何処からか聞こえて来そうだ。

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cordial8317 at 06:01│Comments(0)

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