「死刑」は他人を犠牲にした犯罪への相当の審判であり「死刑制度」とは死刑囚への大慈悲である石破茂の安倍批判は小池百合子との連帯への布石か(笑)

2017年07月17日

「二重国籍を明らかにしろ」とはレイシストや差別主義者の言い分らしい

 本日は「海の日」である。祝日法では「国民が海の恩恵に感謝し、海洋国家の繁栄を祝う日」との趣旨。ハッピーマンデーの祝日の一つでもある。本来の「海の日」の意味は、その「海の恩恵に感謝する」という趣旨とは全く違うものだ。

 戊辰戦争で西軍に敗れ、「朝敵」「逆賊」に仕立てられた会津藩は、不毛の領地「斗南藩」に移されることで終結する。斗南の地の開拓は艱難辛苦を極めたが、その開拓がその後の津軽や青森の発展に寄与したことは言うまでもない。  

 会津藩に限らず戊辰戦争で幕府に恩義を感じ、抗戦し、敗れた多くの東日本の雄藩は、新政府に参政することなく辛苦の日々を送っていた。「賊軍」の汚名を着せられた人々は、新政府に対して言いたいことは山ほどあったに違いない。

 彼らは臥薪嘗胆、耐えることで國全体が保たれるのならばと己の悲運を甘受し、その抗し難い天命を潔しとした。 明治9年、東北・北海道へ約50日間に及ぶ巡幸に臨まれた明治天皇が、「明治丸」で横浜に帰港された日が7月20日である。

 この20日以外の「海の日」に何の意味は無い。この巡幸の目的が戊辰戦争に敗れて以降、艱難辛苦の日々を送っていた人々を明治天皇が慰撫し、激励する為に他ならない。出発は6月2日、馬車で福島から仙台、岩手、青森と北上、次いで明治丸で津軽海峡を渡り、函館を経て三陸沖を海路戻るというコースを辿っている。

 東北の人々は巡幸の先々で奉迎した。 明治天皇も各地で開墾や産業の振興に尽くした功労者を労らわれている。愚生の住む郡山(安積)では、荒野を拓いたばかりの桑野村まで分け入り、開拓者の苦労話に耳を傾けられ、金五万円を下賜された。

 弘前に在る「東奥義塾」では外国人教師による英語教育が行われていて、生徒10名が英語を披露。天皇はその進取の気象に感心され、ウェブスター辞書を買う代金にと一人につき金五円を下賜された。 また小学生が献上してくれた蛍一籠を嘉納され、岩手では太布半纏と呼ばれる農民の仕事着をお買い上げ遊ばされた。

 どの逸話も明治天皇の慈愛に満ちたもので、正に君民一体、東北の人々との間に親しく絆を結ぼうと努める明治天皇の面影が偲ばれる。この東北・北海道の巡幸を以て、逆賊も朝敵もなく、一切の蟠りも無くなったのだ。「海の日」は20日だからこそ意味がある。 況してや、靖國神社での死の選別も不条理そのもの。

 閑話休題、今日の地元紙の一面トップには「内閣支持率 最低35.8%」「続落 不支持率53.1%と逆転」との共同通信社の作為的世論調査の記事が躍っている。

 2年前、安保関連法案がマスコミや野党どもが「戦争法案」などと煽った結果、内閣支持率が37.7%、不支持率は51.6%となり、「安倍政権発足から初めて支持と不支持が逆転」との仰々しい記事が躍ったのを思い出す。安倍政権の支持率低下は連日垂れ流された加計学園問題などのマスコミ報道に誑かしの結果である。

 加計学園問題は、マスコミは前川喜平・前文部科学事務次官の言い分ばかりを垂れ流し、国民世論を誘導した。だが、先日の国会での参考人招致を見ても、加戸守行愛媛県前知事の発言こそ正論であり、行政が歪められたのではなく、行政が糺されたというのが正しく、その経緯と真実を知れば安倍への批判も沈静化されるだろう。

 内閣支持率というのは大した意味はないが、マスコミや野党が騒いでる割には冷静に見ている国民が多いということは、日本人のバランス感覚の好さを示している数字でもある。中でも嗤えるのは政党支持率で、自民党が下がるのは分かるが、民進党の支持率も下がっているのは、安倍内閣より危機的状況だわな(笑)

 これをしても日本での二大政党制というのは不可能であり、国民性にも合致しない事が窺える。小選挙区制なんぞ止めてしまえ。民進党が国民の支持を得られないのは、旧社会党よりも酷い政府与党への批判のみで、対案を示さない事に尽きるが、蓮舫代表の表情も余裕もなく、般若の様な人相は見ていてもどこか痛々しい。

 民進党の不支持の一因には蓮舫代表の二重国籍問題があるが、蓮舫はこれについて「戸籍は個人のプライバシーに属するものであり、積極的に、或いは排外主義者・差別主義者の方達に言われて公開することは、絶対にあってはならない」と述べた。

 蓮舫は「二重国籍を明らかにしろとはレイシストや差別主義者の言い分」らしいが、こういう横柄且つ傲岸不遜な態度が嫌われるのを自覚していない。

 蓮舫と同じく、「二重国籍」問題が騒がれた自民党の小野田紀美参院議員が、この問題に付いて「国籍法14条の義務である日本国籍の選択を行ったかどうかは戸籍謄本にしか記載されません」として、分かり易くこう述べている。

「公職選挙法及び国籍法に違反しているかどうか、犯罪を犯しているかどうかの話をしています。日本人かそうでないかの話ではない。合法か違法かの話です」。蓮舫が小野田議員の様に戸籍謄本を開示しない限り、疑いが消えることはない。

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cordial8317 at 07:20│Comments(0)

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