「自民党の憲法改正は一部保守層へのガス抜き」という正論(笑)共産党や左翼勢力に利用される文化人気取りの芸能人ども

2021年11月11日

「成長と分配」も結構だが将来を担う子供達への教育内容の充実を図れ!

 岸田首相は、重要課題として憲法論議を指示し、「憲法改正は国会の議論と国民の理解は車の両輪だ」と力説し、国会の発議を成すべく努力するとの目標を掲げた。

 憲法改正の可否は国民審判に委ねれば好いことで、国民の賛成ありきで議論するのは政治家の驕りであって、国会は発議に向けて憲法論を大いに語るだけで好い。

 憲法論議の指示の他には、新型コロナ対応や新資本主義の「成長と分配」の実績作りに向けての指針を語るも、「教育」と「国防」に関しては具体性に欠ける。外交安全保障は国防の一つであり、また国防と教育は一帯を成すものである。

 政治で大事なものは「教育」と「国防」であり、教育で大事なことは、教育の無償化や子育て支援より教育内容を如何に充実させるかであり、先人の営為に学び、日本という国に生まれたことの自覚や誇り、悦びを教えることが大切である。

「国防」とは、単に領土主権の防衛だけではなく、我が国の歴史と伝統文化、言語や風習を護ることであり、畢竟、皇統を死守することである。三島由紀夫は「国防とは、それを失えば日本ではなくなってしまうことを護ることである」と喝破した。

 尖閣諸島や台湾への侵攻を煽り、領土主権の防衛の為の国防費の増額を図るのも結構なことだが、国防の要である教育論を疎かにして、党利党略や党勢拡大の目論見だけで金の分配だけに狂奔していることは本末転倒と断じる他はない。

 憲法改正を訴えながら、その一方で国費のバラマキは茶飯事となり、将来を担う子供達への教育内容の充実もせずに、また違憲である私学助成金制度の在り方を議論もしないのでは、中身の薄っぺらい憲法改正になってしまうのではあるまいか。

 憲法改正は第九条なんぞより、第一条や違憲と認識しながらも継続している私学助成金制度に括目し、現憲法の矛盾性を指摘し、如何に現憲法が国家の基本法として機能していないかを議論することで国民も現憲法の問題点に気付くだろう。

 安倍政権時代「教育基本法」の改正を行い、米国時代の悪しき教育制度からの脱却を目指した教育改革の理想は間違っていない。ならば、憲法改正と並行して米国製である現在の教育委員会をそろそろ廃止したら如何だろうか。

 安倍元首相は「誇りの持てる子供達を育てる」と宣い乍ら、生まれた国に誇りの持てない教育を正すことはなかった。教育荒廃の元凶は、日教組や全教だけではなく、文科省も教育委員会こそが元凶であり、それを糺せなかった歴代政府の責任である。

 嘗て我が国は、維新を成功させると教育立国として明期の試練と昭和の国難を乗り越えた。極貧の中から多くの偉人が輩出したのは立派な教育の故である。

 司馬遼太郎の著書「坂の上の雲」で、秋山兄弟の父親が子供らに 「好きで貧乏をしているのではない。敢えて、君等の将来を考えてやっているのだ。昔の偉人や英雄は極貧の中から生まれた。金持ちから偉人や英雄は生まれん」 と苦諌するシーンがある。教育の原点とは意外とこんな処に在るのではなかろうか。

 藩の財政を立て直した米沢藩の上杉鷹山は、「単に帳簿上の赤字を克服すれば財政再建が出来るという訳ではない。今は困窮の余り、この国の人々は目先の利益のことしか考えず、他人のことを思い遣れなくなっている。人々の心にも赤字が生じてしまったのだ。これを克服しなければ、喩え帳簿上の赤字を克服したとしても、また同じことを繰り返すだろう」と断じた。 目先の財政再建策より教育再生が求められる。

「成長と分配」や社会保障の充実より、今やるべきは将来を担う子供達への教育の充実である。それは教育費や学校給食の無償化などではなく、「知育」「徳育」「体育」という我が国教育指針の徹底であり、中でも「徳育」こそ大事である。

 米国が謀った戦後民主教育の弊害から、国民の勤勉性、家族愛、愛国心、信義誠実の原則は失われ、心の中の高貴なものを失い、高邁さを忘れてしまった。

 国民はマスコミやワイドショーが取り上げる胡散臭げな問題に一喜一憂し、問題が出ればその萌芽は日本に在ると貶し、それらをマスコミ御用達のコメンテーターが煽って火に油を注ぐ。政治家は平身低頭し続け、頭の中は保身と次の選挙だけ。

 迷えるものはつまらぬインチキ宗教に救いを求め、煩悩は捨て切れずに私利私欲の欲望に塗れている。頽廃したマスコミは国益を擁護する気配など無く、国民の愛国心を蝕み今やマスゴミと揶揄される始末。高邁な魂を喪失した現在の日本に最も必要で大事なものは教育の無償化よりも、将来を担う子供達への教育内容の充実である。

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cordial8317 at 08:09│Comments(0)

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