2017年01月05日
正式名称は「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」である
安倍晋三首相は、昨日の伊勢神宮への参拝後に年頭の会見を行った。早期の解散総選挙を否定し、来年度予算の成立を急ぎ、また、陛下の公務軽減等に関する法整備について、「静かな環境で議論を深めるべきだ」と述べ、「極めて重い課題だ。政治家は良識を発揮しなければならない」という認識を示した。
本来、退位や譲位という問題や皇室典範については、「皇族会議」に於いて議論されるのが当然であるが、現在は「皇室会議」として皇族は2名のみで、非皇族が8名という構成下で論じられている異常さである。この状態を先ずは糺すべきだ。
政治家が良識を発揮するというのなら、皇室典範に触れることなく直ちに陛下に奉還し、GHQに強制的に降下させられた元皇族の皇籍を復帰させ、皇統を盤石の安きに置くと共に、現在の「皇室会議」を、本来の「皇族会議」に戻すべきであろう。
マスコミは「天皇陛下の退位検討会議」や「天皇陛下の生前退位を巡る有識者会議」など故意に「退位」という言葉を使い、恰も会議の目的が退位であるかの様に報じているが、正式名称は「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」である。
如何に国事行為や御公務を減らし、祭事を如何に優先させるべきかを考えるべきで、譲位在りきから、国事行為の軽減を図らずに軽々しく譲位を論ずることに不快感を覚える国民は少なくない。天皇にとって最も大事なものは「祭事」である。
悲しい哉、歴代天皇が古来より司って来た祭事は、現憲法に因って天皇家の「私事」とされてしまい、皇室典範には「大嘗祭」の規定は存在しない。
現憲法は、歴史的な国家としての継続された「祭祀」に関する天皇の役割を否定しており、天皇の「国事行為」については、首相の任命、憲法改正や法律の公布、外国大使らの接受等を定めているが「公的行為」は明文化されていない。
これ即ち、未だ占領政策の「神道指令」の呪縛が解除されずにいる証左であるが、皇統断絶勢力に与する獅子身中の虫である宮内庁は、陛下の御負担の軽減というまやかしの大義名分を振り翳し、重要な祭事の一部を中止させた罪は重い。
畏くも陛下の一年は「四方拝」で始まる。年初の未明から、陛下は古式に則った装束を身に纏い、伊勢神宮や陵墓、四方の神々に拝し、国の安寧や豊作を祈りるのだが、近年は負担軽減を理由に、正装ではなくモーニングを着ての拝礼で済まし、年始の祭典である「歳旦祭」もまた、負担軽減の理由から掌典職が代拝している。
天皇にとって最も大事な祭事の簡略化が何故に行われているか、その例を挙げれば、元旦には憲法で規定されている「国事行為」である新年祝賀の儀が皇居で行われる。四方拝より、新年祝賀の儀を最優先しているからに他ならない。
正月三日には、国と国民の繁栄を祈る「元始祭」、四日は「奏事始め」、七日は「昭和天皇祭」など、宮中祭祀は年に二十件前後斎行されるが、代拝や短縮など更なる簡略化が謀られている。こうしたことに陛下の御高齢を理由にするのは本末転倒。宮内庁幹部や奸臣どもの狙いは、天皇の神事の妨害である。
11月23日は、その年に収穫した穀物を神嘉殿に供え神に感謝する「新嘗祭」が行われる。新嘗祭は四方拝に並び宮中祭祀でも最も重要な祭事とされ、午後6時から「夕(よい)の儀」、午後11時からは「暁の儀」が斎行される。
だが、平成24年からは陛下の体調を理由に行われていない。「暁の儀」の取り止めは皇極元年(642年)より受け継いできた祭祀に今後どういう結果と影響を齎すのか憂うる良識派は多い。負担軽減とは聞こえは好いが、こうした祭事の簡素化を実行した宮内庁は正に獅子身中の虫であり、皇統断絶を謀る国賊と断じて好かろう。
天皇にとっての祭事を最優先するには、憲法第一章の国事行為の見直しは避けて通れない。陛下の負担軽減というのであれば尚更である。同時に祭事は本より、国事行為や公的行事も皇太子殿下や秋篠宮親王殿下が輔佐する環境こそ整えるべきだ。
※コメントは返信するのも煩わしいので会員のみにさせて頂いております。コメント及びメッセージ、御意見御感想、近況報告などは mr.cordial@live.jp へ。
《会費&御支援の御願い》みずほ銀行 郡山支店 普1464729 ニッポンロンダンクラブ。年会費一般30000円。法人120000円。協賛会員は300000円~。
本来、退位や譲位という問題や皇室典範については、「皇族会議」に於いて議論されるのが当然であるが、現在は「皇室会議」として皇族は2名のみで、非皇族が8名という構成下で論じられている異常さである。この状態を先ずは糺すべきだ。
政治家が良識を発揮するというのなら、皇室典範に触れることなく直ちに陛下に奉還し、GHQに強制的に降下させられた元皇族の皇籍を復帰させ、皇統を盤石の安きに置くと共に、現在の「皇室会議」を、本来の「皇族会議」に戻すべきであろう。
マスコミは「天皇陛下の退位検討会議」や「天皇陛下の生前退位を巡る有識者会議」など故意に「退位」という言葉を使い、恰も会議の目的が退位であるかの様に報じているが、正式名称は「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」である。
如何に国事行為や御公務を減らし、祭事を如何に優先させるべきかを考えるべきで、譲位在りきから、国事行為の軽減を図らずに軽々しく譲位を論ずることに不快感を覚える国民は少なくない。天皇にとって最も大事なものは「祭事」である。
悲しい哉、歴代天皇が古来より司って来た祭事は、現憲法に因って天皇家の「私事」とされてしまい、皇室典範には「大嘗祭」の規定は存在しない。
現憲法は、歴史的な国家としての継続された「祭祀」に関する天皇の役割を否定しており、天皇の「国事行為」については、首相の任命、憲法改正や法律の公布、外国大使らの接受等を定めているが「公的行為」は明文化されていない。
これ即ち、未だ占領政策の「神道指令」の呪縛が解除されずにいる証左であるが、皇統断絶勢力に与する獅子身中の虫である宮内庁は、陛下の御負担の軽減というまやかしの大義名分を振り翳し、重要な祭事の一部を中止させた罪は重い。
畏くも陛下の一年は「四方拝」で始まる。年初の未明から、陛下は古式に則った装束を身に纏い、伊勢神宮や陵墓、四方の神々に拝し、国の安寧や豊作を祈りるのだが、近年は負担軽減を理由に、正装ではなくモーニングを着ての拝礼で済まし、年始の祭典である「歳旦祭」もまた、負担軽減の理由から掌典職が代拝している。
天皇にとって最も大事な祭事の簡略化が何故に行われているか、その例を挙げれば、元旦には憲法で規定されている「国事行為」である新年祝賀の儀が皇居で行われる。四方拝より、新年祝賀の儀を最優先しているからに他ならない。
正月三日には、国と国民の繁栄を祈る「元始祭」、四日は「奏事始め」、七日は「昭和天皇祭」など、宮中祭祀は年に二十件前後斎行されるが、代拝や短縮など更なる簡略化が謀られている。こうしたことに陛下の御高齢を理由にするのは本末転倒。宮内庁幹部や奸臣どもの狙いは、天皇の神事の妨害である。
11月23日は、その年に収穫した穀物を神嘉殿に供え神に感謝する「新嘗祭」が行われる。新嘗祭は四方拝に並び宮中祭祀でも最も重要な祭事とされ、午後6時から「夕(よい)の儀」、午後11時からは「暁の儀」が斎行される。
だが、平成24年からは陛下の体調を理由に行われていない。「暁の儀」の取り止めは皇極元年(642年)より受け継いできた祭祀に今後どういう結果と影響を齎すのか憂うる良識派は多い。負担軽減とは聞こえは好いが、こうした祭事の簡素化を実行した宮内庁は正に獅子身中の虫であり、皇統断絶を謀る国賊と断じて好かろう。
天皇にとっての祭事を最優先するには、憲法第一章の国事行為の見直しは避けて通れない。陛下の負担軽減というのであれば尚更である。同時に祭事は本より、国事行為や公的行事も皇太子殿下や秋篠宮親王殿下が輔佐する環境こそ整えるべきだ。
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cordial8317 at 09:29│Comments(0)
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