困難に耐え忍び難きを忍び、決して挫けることなく、初一念を貫いて皇国日本の再建に邁進せよ!「イマダモッケイタリエズ(未だ木鶏たりえず)」

2016年11月27日

キューバの英雄・フィデル・カストロの死去に思う

 1959年、キューバ革命を蜂起して親米政権を倒し、以後、半世紀に亘り最高指導者としてキューバを率いてきたキューバの英雄、フィデル・カストロが死去した。右翼人ではあるが、カストロやチェ・ゲバラ​ら共産主義者には共鳴を覚え​る。国内でカストロやゲバラの様な真の革命家に出会っていれば行動を共にしたに違いない​。

 カストロもゲバラも共産主義者ではあるが祖国を愛する愛国者である。世界には多くの左翼がいるが、その全ては愛国者だが、我が国の日本共産党や左翼の​様な自国を卑下し貶めてる売国奴は世界でも稀で珍現象の一つでもある(苦笑)

 キューバ革命はカストロだけの手腕で成し遂げた訳ではない。確かに統率力は優れたものがあったのだろうが、やはり名参謀であったゲバラの存在は大きい。

 革命政権樹立後、ゲバラが更なる革命を求めボリビアへ転戦し落命するが、何故に彼がそういう行動を採ったかは、「ゲバラ日記」や「別れの手紙」など多くの本が出版され、映画にもなっているので読んでみては如何だろう。

 キューバ政権樹立後の1959年、訪日したゲバラは政府や外務省関係者の反対を押し切って原爆が投下された広島視察を強行する。原爆資料館で「君たち日本人は、アメリカにこれほど残虐な目に遭わされて腹が立たないのか!?」と述べている。

 ゲバラはカストロに「広島は訪れた方が好い」と勧めたという。この言葉を忘れることなく、カストロは2003(平成15)年に広島を訪問している。カストロ前議長を出迎えた元館長は当時の様子を「眼光鋭く、やはり革命家だと確信した」と振り返っている。カストロは元々は弁護士として貧困者の為に活躍してた人物でもある。

 ゲバラもまた医師であり、米国の圧政や内政の腐敗によって貧困に喘いでいた人々を救う為に、安定した職を投げ出して革命に心血を注いだのだ。我が国も昭和の初期には東北の農村を始め、地方では貧困に喘いでおり、女性の身売りが続発する一方で、豊かな者は更に豊かにという貧富の差が激しくなって行った時代だった。

 226事件がそう。奸賊らを殺害すれば、天皇親政が実現し、彼らが政治腐敗と考える政財界の様々な現象や、農村の困窮が収束すると考えて決起したのだ。226の革命は実現を見ることはなかったが、彼ら青年将校らの純真無垢な心情は、その後に起こったキューバ革命などのカストロやゲバラの心情や行動と相通ずるものがあろう。

 愚生が昭和の貧困時代に生まれていれば226事件の末端に参画したかった。キューバに生まれたならばカストロやゲバラと行動を共にしたかも知れない。

 アングロサクソンとして生まれていれば敬虔なカトリック教徒として国に忠誠を誓っただろうし、イスラエルに生まれていればユダヤ教徒になっていただろう。イスラムならウサマ・ビンラディンと共に行動していたかも知れないと思うこともある。

 つまり、宗教や思想信条とは、結局は何時の時代に何処で生まれたかの問題であるのだと思う。「自己放棄に達しない思想は卑しい思想である」とは三島由紀夫。キューバの英雄・カストロの訃報に接し彼是と考えてみた。合掌。

※コメントは返信するのも煩わしいので会員のみにさせて頂いております。コメント及びメッセージ、御意見御感想、近況報告などは mr.cordial@live.jp へ。

《会費&御支援の御願い》みずほ銀行 郡山支店 普1464729 ニッポンロンダンクラブ。年会費一般30000円。法人120000円。協賛会員は300000円~。

cordial8317 at 08:29│Comments(0)

コメントする

このブログにコメントするにはログインが必要です。

困難に耐え忍び難きを忍び、決して挫けることなく、初一念を貫いて皇国日本の再建に邁進せよ!「イマダモッケイタリエズ(未だ木鶏たりえず)」