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2016年09月27日

大和魂を貫いて大関豪栄道が全勝優勝!

 大相撲秋場所は大関豪栄道が全勝優勝した。豪栄道ファンとして最近は不甲斐無い勝負が続いていただけに感慨も一入。大相撲を目の仇にするのは左翼陣営に留まらず、自称・保守派や愛国者も外国人力士の席捲を苦々しく思い批判する。

 大相撲は、巡業や国技館どころか、「相撲なんて大嫌い」といって憚らない右翼人を何人か知っている。大相撲は、「断髪令」が出ても丁髷の伝統を貫き、戦後も表彰式で国歌「君が代」を斉唱し続けてきた保守の牙城ともいうべきものだ。

 相撲は、千五百年以上の歴史を有し、古来より、五穀豊穣を祈り、その恵みに感謝する神事でもあった。現在の大相撲というのは、平安時代に天覧相撲である「相撲節会(すまいのせちえ)」が行われたことが始まりとされている。

 本場所初日の前日には、「鎮め物」として、萱(かや)の実、勝栗、スルメ、昆布、塩、洗米といった神饌が土俵中央に納められ、立行事が祭主を務め、「土俵入り」が行われる。使用した御幣は、神の降臨の証しとして四色の房に飾られる。

 力士が「四股」を踏むが、これは地面に潜む邪悪なものを封じ込める為のものである。「塩撒き」も土俵の邪気を祓い、神への祈りであり、「力水」や「力紙」は清めの作法である。清めを終えた力士は、「蹲踞(そんきょ)」から「揉み手」「柏手(かしわで)」し、両腕を開く「塵手水(ちりちょうず)」と続く。

「揉み手」は、古来は雑草の露で手を清めていた所作の名残りで、「柏手」は神に拝する際に打つ動作である。「塵手水」は、手に武器を持たないことを表す。

 力士が勝ち名乗りを受ける際に「手刀(」を斬るが、左が「神産巣日神(カミムスヒノカミ、カムムスビノカミ)」、右が「高御産巣日神(タカミムスビノカミ)」、真ん中が「天御中主神(アメノミナカヌシノカミ)」三神への感謝である。

 力士は神の遣いであり、横綱とはその中の最高峰。やはり勝敗に拘るのも好いが、横綱としての所作や風格が大事である。千秋楽の終了後、「神送りの儀式」があり、御幣を抱えた新弟子力士らが胴上げすることで相撲の神々は昇天する。こうしたことを理解した上で、大相撲を観戦すれば相撲もまた楽しいと思う。

 大相撲も今や他の競技と同じ様に勝敗ばかりが優先され、スポーツ化していることに危機感を抱いてるのは相撲ファンは少なくない。そういう意味では、実力世界の相撲界ではあるのは確かだが、「国技」を自任するならば、そうした大相撲の歴史や謂れを内外に発信し啓蒙して行くことも大事なことだと思う。

 今日の産経新聞のコラム「産経抄」に、豪栄道を育て上げた境川親方(元小結両国)のエピソードが載っている。稽古の厳しさでは有名な境川部屋だが、親方は常々弟子達に特攻隊員が出撃前に家族に宛てた手紙の朗読を聞かせるという。また部屋の旅行でサイパンに行った際には、弟子と一緒に汚れた慰霊碑を磨いたという。

 先人の犠牲の上で相撲が取れるという有り難さを教え、その教えが大関に昇進した際に述べた「これからも大和魂を貫いて参ります」との決意に繋がっているのだろう。来場所も豪栄道に期待したい。それにしても期待外れなのは稀勢の里。

「勢いが稀」という弱弱しい名前は誰が付けたのだろう。勢いが稀では当たり前。いっそのこと名前を「鬼勢の里」とか「稀凄の里」に替えたらどうだろう。呵呵。

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cordial8317 at 05:14│Comments(0)

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