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2016年09月24日

高速増殖炉「もんじゅ」を核廃棄物の処分場だと思ってませんか(笑)

 福井県敦賀市に在る高速増殖炉「もんじゅ」を核廃棄物を処分している場所だとか、巨大な原発だと勘違いしている国民は少なくないが、「もんじゅ」は核燃料サイクルの施設であり、言い換えれば、原子力の平和利用の為のものでもある。

 原発の使用済み燃料を再処理するとプルトニウムを含む酸化物が精製されるが、これを「プルサーマル」や「フルMOX」として使わなければ国際公約に違反になってしまう。余剰プルトニウムを持つことは国際的に許されず、また使用済み核燃料を再処理してしまうと原発を動かし続けなければならないということになる。

 反原発派が、使用済み核燃料の再処理に反対し「即時停止」を叫んでいるが、軽佻浮薄とはこのこと。使用済み燃料を再処理せずに最終処分することは、国民の安全が危険に曝されるばかりか、将来的に福島第一原発事故以上の環境被害を及ぼす危険を孕んでいる。それを一切無視して「即時停止」とは余りにも無責任だ。

「もんじゅ」は、生成されたプルトニウムや燃え残りのウランを混合酸性物(MOX)燃料に加工し、再利用しようという国のエネルギー政策であり、我が国が目指した高速炉開発という夢の方向性は決して間違ってはいない。現在は高速炉開発は頓挫し、「プルサーマル」は実施されてはいるがこれも反原発の流れで行先は不透明。

 高速増殖炉に成功させることで、世界のエネルギーの平準化を達成出来れば、我が国が世界から尊敬されるだろう。それが「予算的に」という理由で廃炉される様なことになれば、経済大国としても技術立国としても実に情けないことだ。

 世界初の技術的な夢を実現しようというのに、「20年で成果が出なかった」だとか、「予算的に」というのは詭弁でしかない。杜撰な組織の体質というのは確かにあるのだろうが、糺すべきはその体質であり「もんじゅ」そのものではない。

 世界では日本の反原発の流れとは逆行する形で、中共を始めとして原発の導入が更に進んでいる。原発利用が普及することを考えれば原子力システムを構築する必要があり、高速炉サイクル技術がこれを満足させる唯一の技術でもあるのだ。

 我が国はこうした分野でも世界をリードして来たのも事実で、「もんじゅ」は単にエネルギー確保だけでなく安全保障などの視点からも重要な問題でもある。

 近年、原子物理学を専攻する学生が減っているのは反原発の悪影響だが、我が国の誇る原子力技術が世界の流れに逆行し衰退して行くのを、また世界に流出してしまうことを憂慮せずにはいられない。また「もんじゅは利権だ」というが、廃炉してその予算が浮けばまた新たな利権に群がる輩が出て来るだろう。

 見直すべきは高速炉という技術やその方法、組織の在り方なのではなかろうか。「もんじゅにこれ以上予算をかけることに国民は納得しないだろう」という理由で廃炉を決定するというのも安直過ぎるし、本末転倒と言わざるを得ない。

 夢の実現を国民にきちんと説明し、進めるのは政治家の仕事なのだが、省益優先の役人に振り回されている様では情けない。また、再処理過程で出る「核のゴミ(高レベル放射性廃棄物)」は、最終処分場の候補地が決まらず頓挫しているが、処理技術には何ら問題はなく、候補地が決まらないのは政治の怠慢に他ならない。

「もんじゅ」は「無用の長物」と言われてるらしいが、「無用の長物」でいうならそれこそ参議院であり、杜撰さをいうなら今の政治の方がよっぽど酷い。

 予算が足らないなら国民から詐取してる政党交付金を先ずは廃止するとか、「観光立国」という愚策を廃止するなり、何より「男女共同参画社会」の巨額な予算を研究費に充てれば好いではないか。我が国が目指すべきは「技術立国」である。

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cordial8317 at 06:30│Comments(0)

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