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2016年08月10日

民草として畏れ多いことではあるが「生前退位」に物申す

 今上陛下が「譲位」を御示し遊ばされたとの報道には違和感を覚える、というか違和感しかない。民草として畏れ多いことではあるが、陛下の御言葉を忖度するならば、「天皇は天皇で在り続ける」との強い御決意にも感じられる。

 歴代天皇の中で在位期間が62年、宝算87年という長寿であらされた昭和天皇は、敗戦・占領という亡国の縁にあっても御退位遊ばされなかった。御不例の中では国事行為や祭祀を、当時の皇太子殿下であった今上陛下が代行なされた。

 陛下が摂政を置くことに否定的なのは、昭和天皇を輔佐した御自らの経験上のものであり、喩え臥しても天皇は天皇で在るとの御覚悟の顕れである。

 昭和天皇が崩御遊ばされ、即位なされた今上陛下は「昭和天皇のこころをこころとされる」とその決意を国民に語られた。マスコミは畏くも陛下が「生前退位」を示されたという認識の上で報じているが、昭和天皇の御公務や祭祀に照らしても、「生前退位」は整合性に欠けている。今回の御発露は「生前退位」の報が一人歩きしていることを危惧された陛下が、そうした天皇としての想いを語られたと理会する。

 天皇陛下の御意向で退位出来るのが可能なら、同時に、皇位継承者の御意向により即位を辞退出来ることも可能になる。共産党の「天皇制廃止運動」の戦略は、マスコミなどを使って国民世論を誘導し、「開かれた皇室論」や「敬称・敬語不使用運動」「女性天皇論」「女性宮家」など様々なカタチで実行されているが、皇族を脅迫し、退位させ、即位を辞退させ天皇位を廃止させるという策謀も考えられる。

「生前退位」の報を訝しく思うのは、反天皇勢力の策謀が裏に潜んでいるからで、昨今ネット上などで見られる皇太子妃殿下への誹謗中傷は、皇太子殿下即位辞退への布石ではとさえ思えて来る。この地ならしの結果、天皇陛下が若し譲位遊ばされれば、皇太子殿下即位に当たり、妃殿下へネガティブキャンペーンはその激しさを増し、皇太子殿下が御即位され難くなるだろうことは想像するに余りある。

 実に、共産主義者に因る「天皇制廃止運動」は巧妙且つ陰湿になっている。陛下は、「象徴としての行為を限りなく縮小して行くことには無理があろう」との考えを御示し遊ばれたが、これは現憲法を改正されない限り、国事行為の縮小は不可能ということを理解しているからに他ならない。憲法第一章こそ見直すべきだ。

 天皇は憲法上の制約から、国事行為ぼ「国会の開会式」「首相や最高裁長官の親任式」「大臣の認証式」「親授式」など年間約60回、国賓・公賓への接遇や会見、会食などの御公務を約170回務められる。正に陛下の御公務は激務であり、この国事行為が陛下の御負担になっている。天皇の「国事行為」については現憲法では定められているが、「公的行為」は「私的行事」とされ現憲法には明文化されていない。

「陛下の負担軽減の一環」とは聞こえは好いが、天皇にとって最も大事なものは国事行為ではなく「祭事」であるのは言うまでもない。だが、今や、歴代天皇が古来より司って来た祭事は、GHQの神道指令と現憲法によって天皇家の「私事」にされてしまい、戦後改定された皇室典範にも「大嘗祭」の規定は存在していない。

 天皇は憲法以前の御存在であるのは言うを俟たない。然し、「神道指令」を謀るGHQは昭和22年、皇室典範を改悪し、天皇の御存在を法律の配下に置いたのは歴史が証明するところ。つまり、今上陛下の即位の礼であった「大嘗祭」も、譲位後に行われるであろう皇太子の大嘗祭もまた憲法違反に問われてしまうものなのだ。

 こうしたことでも如何に現憲法というものが、天皇を族長と仰ぐ我が国の正統にとって悉く歪なものであるかが理解出来よう。憲法改正というと第9条ばかりが取り上げられるが、喫緊に見直しが必要なのは第1条を始めとした「天皇」の条項であり、現憲法の不当性を明らかにし、改憲や自主憲法制定の突破口とするべし。

 また皇室典範は、神武肇国以来明らかに定まっている皇家の遺訓を成典にしたものであり、皇室典範は「法律」ではなく「皇家の成典」、つまり「天皇家の家訓」であるというのが正しく、旧皇室典範に戻し、陛下に奉還しなくてはならない。

 明治22年2月11日の紀元節に、明治天皇は大日本帝国憲法(欽定憲法)施行の際に下し給える憲法発布勅語の中で「惟フニ我カ祖我カ宗ハ我カ臣民祖先ノ協力輔翼ニ倚リ我カ帝国ヲ肇造シ以テ無窮ニ垂レタリ此レ我カ神聖ナル祖宗ノ威徳ト並ニ臣民ノ忠実勇武ニシテ国ヲ愛シ公ニ殉ヒ以テ此ノ光輝アル国史ノ成跡ヲ貽シタルナリ」と思召し遊ばされた。この天孫降臨の御神勅の精神の継承は今上陛下の想いも同じであり、我々日本人が忘れてはならない万古不磨の大原理大原則である。

 陛下は「天皇は天皇で在り続ける」との御言葉を拝しているではないか。昭和天皇の例に倣い、皇太子殿下及び秋篠宮殿下が陛下を輔佐する環境を整えるべし。

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cordial8317 at 05:10│Comments(0)

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