2016年08月08日
領土とは国家そのものであり、その国家なくして国民の生命・財産の存在する根拠が失われる
尖閣諸島周辺で中国共産党による恫喝行為が繰り返され、また同じ東シナ海の日中中間線で天然ガスの盗掘を強行した。不法に設置した海洋プラットホームは南シナ海での人工島と同じく、拡張されれ軍事拠点化するのは火を見るより明らか。
領土とは国家そのものであり、その国家なくして国民の生命・財産の存在する根拠が失われるということを自覚すべし。島の帰属を巡る戦いというと、1982(昭和58)年4月2日、アルゼンチン軍事政権が英国が実効支配しているフォークランド諸島に侵攻した、「フォークランド紛争」を思い浮かべる人も多いだろう。
サッチャー英政権(当時)は、直ちに空母2隻を主力とする部隊を7000マイルも離れたフォークランド諸島海域に派遣し応戦。約2ヶ月後の6月14日、アルゼンチンが降伏したが、この紛争での死者は約900人、負傷者は約1800人を出した。
サッチャーの強硬な姿勢に拠るフォークランド島の奪還で、多くの英国軍人の犠牲を払ったが、英国国民からの評価が極めて高い。抑々、フォークランド諸島はアルゼンチンの猟師などが嵐などからの避難の為に使用していた島だった。
だが、植民地化全盛時代、英国が軍事占領し実効支配したという歴史的経緯を持つ。 以来、領有を巡って両国の諍いは絶えず、「歴史的に我が領土」と主張し続けた結果、紛争に至ったのだが、紛争後も領有権の問題は解決してはいない。
尖閣列島も竹島もアルゼンチンの漁師らと同じく、日本の漁師らが実際に使っていた島だ。若し他国に実効支配されれば、フォークランド紛争での英国の立場は中共や韓国となる。領土問題を抱える我が国にはアルゼンチンの立場は他人事ではない。
世界では寸土と雖も主権の恢復には戦いをしてまで死守すべきものなのだが、我が国にその覚悟は在るや無しや。 サッチャーは「人命に代えてでも我が英国領土を守らなければならない」と述べ、不退転の決意を示したが、安倍総理にしろ岸田文雄外務大臣や稲田朋美防衛大臣に試されるのはこうした国益への気概と認識である。
余談だが、1941(昭和16)年12月10日、マレー半島クァンタン沖で、 英国が誇る戦艦プリンス・オブ・ウェールズとレパルスの二隻が日本軍に撃沈された。チャーチルは日本の外交について「第二次世界大戦回顧録」で次の様に語っている。
「日本人は無理な要求をしても怒らず、反論もしない。笑みを浮かべて要求を呑んでくれる。 しかし、これでは困る。反論する相手を捩じ伏せてこそ政治家としての点数が上るのにそれが出来ない。それでもう一度無理難題を要求すると、またこれも呑んでくれる。すると議会は今まで以上の要求をしろという。無理を承知で要求してみると今度は笑みを浮かべていた日本人は全く別の顔になって、『これほどこちらが譲歩しているのに、そんなことをいうとは貴方は話の分からない人だ。事ここに至っては刺し違えるしかない』と言って突っかかってくる。日本にこれほどの力があったのならもっと早く言って欲しかった。日本人は外交を知らない・・・」
ある意味で笑える話しではあるが、正鵠を射た言葉だろう。「遺憾の意」なんぞ、中国共産党には通じないどころか、逆に付け込まれバカにされるだけのこと。
我が国をナメきってる中共には、我が国の自衛隊の戦力の高さを認めさせることが大事である。そういう意味でも不法行為に対しては断固として抗議し、「戦争を辞さない」という強固な意志と覚悟で外交交渉に臨まなければならない。
※コメントは返信するのも煩わしいので会員のみにさせて頂いております。コメント及びメッセージ、御意見御感想、近況報告などは mr.cordial@live.jp へ。
《会費&御支援の御願い》みずほ銀行 郡山支店 普1464729 ニッポンロンダンクラブ。年会費一般30000円。法人120000円。協賛会員は300000円~。
領土とは国家そのものであり、その国家なくして国民の生命・財産の存在する根拠が失われるということを自覚すべし。島の帰属を巡る戦いというと、1982(昭和58)年4月2日、アルゼンチン軍事政権が英国が実効支配しているフォークランド諸島に侵攻した、「フォークランド紛争」を思い浮かべる人も多いだろう。
サッチャー英政権(当時)は、直ちに空母2隻を主力とする部隊を7000マイルも離れたフォークランド諸島海域に派遣し応戦。約2ヶ月後の6月14日、アルゼンチンが降伏したが、この紛争での死者は約900人、負傷者は約1800人を出した。
サッチャーの強硬な姿勢に拠るフォークランド島の奪還で、多くの英国軍人の犠牲を払ったが、英国国民からの評価が極めて高い。抑々、フォークランド諸島はアルゼンチンの猟師などが嵐などからの避難の為に使用していた島だった。
だが、植民地化全盛時代、英国が軍事占領し実効支配したという歴史的経緯を持つ。 以来、領有を巡って両国の諍いは絶えず、「歴史的に我が領土」と主張し続けた結果、紛争に至ったのだが、紛争後も領有権の問題は解決してはいない。
尖閣列島も竹島もアルゼンチンの漁師らと同じく、日本の漁師らが実際に使っていた島だ。若し他国に実効支配されれば、フォークランド紛争での英国の立場は中共や韓国となる。領土問題を抱える我が国にはアルゼンチンの立場は他人事ではない。
世界では寸土と雖も主権の恢復には戦いをしてまで死守すべきものなのだが、我が国にその覚悟は在るや無しや。 サッチャーは「人命に代えてでも我が英国領土を守らなければならない」と述べ、不退転の決意を示したが、安倍総理にしろ岸田文雄外務大臣や稲田朋美防衛大臣に試されるのはこうした国益への気概と認識である。
余談だが、1941(昭和16)年12月10日、マレー半島クァンタン沖で、 英国が誇る戦艦プリンス・オブ・ウェールズとレパルスの二隻が日本軍に撃沈された。チャーチルは日本の外交について「第二次世界大戦回顧録」で次の様に語っている。
「日本人は無理な要求をしても怒らず、反論もしない。笑みを浮かべて要求を呑んでくれる。 しかし、これでは困る。反論する相手を捩じ伏せてこそ政治家としての点数が上るのにそれが出来ない。それでもう一度無理難題を要求すると、またこれも呑んでくれる。すると議会は今まで以上の要求をしろという。無理を承知で要求してみると今度は笑みを浮かべていた日本人は全く別の顔になって、『これほどこちらが譲歩しているのに、そんなことをいうとは貴方は話の分からない人だ。事ここに至っては刺し違えるしかない』と言って突っかかってくる。日本にこれほどの力があったのならもっと早く言って欲しかった。日本人は外交を知らない・・・」
ある意味で笑える話しではあるが、正鵠を射た言葉だろう。「遺憾の意」なんぞ、中国共産党には通じないどころか、逆に付け込まれバカにされるだけのこと。
我が国をナメきってる中共には、我が国の自衛隊の戦力の高さを認めさせることが大事である。そういう意味でも不法行為に対しては断固として抗議し、「戦争を辞さない」という強固な意志と覚悟で外交交渉に臨まなければならない。
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cordial8317 at 06:09│Comments(0)
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