オミクロン株の重症化リスクというなら他のリスクはどうするの?橋下徹の発信力はヒトラーの扇動と似てるっちゃ似てるわな(笑)

2022年01月28日

「新しい資本主義」とは単純に「新しいカネ主義」ということです(苦笑)

 岸田文雄首相は「新しい資本主義」を掲げている。資本主義とは、言い換えれば「カネ主義」のこと。「新しい」というと新鮮な感じだが、渋沢栄一が提唱した日本的資本主義とは逆行しているカネ主義であり、日本的社会主義を目指している。

 世界は「資本主義」か「社会主義」「共産主義」の体制の中で生活が豊かなのかといえば、その是非は兎も角として、物質的に恵まれてる資本主義国だろう。

「資本」とはただの「カネ」ではない。カネを動かすことで利益としてのカネが増え、その儲かるカネが「資本」である。日本人の多くがいつの頃から業突く張りになったのも、全てがこの米国の価値観の押し付けでもある資本主義の弊害である。

 我が国は戦後、米国型資本主義社会を選択した。その限りのない資本主義という欲望は止まるところを知らず、比例して心の豊かさを失い続けて行くこととなった。天皇を戴く我が国が目指すべきは、天皇を中心とする国家社会主義である。

「世界一貧乏な大統領」と言われたウルグアイの故ホセ・ムヒカ大統領は「貧乏な人とは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ」の言葉は、現代日本人の心にどう響いているだろう。

 岸田首相は、国民民主党の前原誠司の「企業の支出のうち配当金の割合が過度に上昇している」との質問に「株主資本主義からの転換」を重視する考えを示した。

「制度の変更や政治の環境整備は大事だ」とも強調し、「だからこそ市場や競争に全て任せるのではなく官民共同でそういった仕組みを作っていこうと繰り返している」と説明した。そういった仕組みとは株主(投資家)への配当金を見直すこと。

 株式会社とは利潤を求め、利益を株主へ還元するのが当たり前だが、儲けたカネを株主への配当ではなく給与に回し、所得税や累進課税で掠め取ろうとしていることのどこが「新しい資本主義」なのか。終局の目的は日本的社会主義の完結だろう。

 米国製の日本国憲法というのは、マルクス、エンゲルスの「共産党宣言」の提言でもある極度の累進課税と相続税に因って私有財産を全部没収し、国有化を図るという政策をそのまま実行している。我が国の正統にとっても歪な基本法である。

 働けど働けど、累進課税や社会保障費を毟り取られ死んだら財産は国に没収される。我が国の税制は社会主義国を凌ぐ、正しく日本社会主義共和国と言えよう。

 中国共産党に靡いてる岸田だが、その根底には共産主義思想が見え隠れする。ジェノサイドを黙認し、対中非難決議や憲法改正に消極的なのも然もありなん。

「赤字国債の発行はケシカラン」「公共投資はダメ」「国民一人当たり約1000万円の借金」と言った如何にも将来を慮ったかの様な意見を耳にする。だが、こうした意見は「資本」の単純な意味も分かっていないから罷り通ってることに気付かない。

 国債という資本を投入することで、それ以上の収入(税収)を生むことを余りにも知らなさ過ぎる。資本主義国の恩恵に甘んじながら、国民の多くがそうした経済の単純な仕組みすらも理解していないのはマスコミによる世論誘導が大きい。

 資本を、人間の欲と努力で段々と大きな資本として発展させるところに、事業としても、国家としても繁栄に繋がると信じているのが資本主義であるのだが、現在の資本家や企業人にそうした国(社稷)を想う心は持ち合わせてはいない。

 青年日本の歌の一節に、「財閥富を誇れども、社稷を想う心なし」とあるが現在は正にそれ。江戸時代にあって、商人は「士農工商」の最下位に置かれたのは、日本人にとって「金儲け」とは「賤しい」ことと同じ意味で軽蔑の対象にあったからだ。

 江戸時代の思想家である石田梅岩(いしだばいがん)は、商人の役割について、「余ったものを足りない所に送り、社会全体を過不足なくすることだ」と教え、倹約の公共的な経済効果を打ち出した。こうした梅岩の教えは現在も通じている。

 現在の景気低迷の一因は、経営者ら梅岩の唱えた商人としての心構えが備わっていないことである。最近の経営者というものは二代目や三代目となり、目先の儲けばかり考えて、儲けたカネは自分の回りだけで使ってしまうから経済が廻らない。

 経営上は経費を削減し倹約した様に取り繕ってはいるが、自分の所に留めてしまい、倹約して浮かせた分を足らない所へ送らないから経済全体が停滞してしまうのだ。要は、現代は吝嗇家の経営者が多過ぎるということに尽きる。

 江戸の大店の商人も明治開国以来の企業家というのは、営利よりも日本の将来や国民の幸福を重んじていた。現代では米国の自由主義経済に毒され、梅岩の唱えた経営論は疎んじられる様になってしまった。企業人は社稷を重んじることこそ大事。

 我が国は戦後、米国型資本主義社会を選択した。その限りのない資本主義という欲望は止まるところを知らず、それに比例して心の豊かさを失い続けて行く。岸田の「新しい資本主義」で、営利至上主義は益々盛んになり国柄さえも変えてしまう。

※コメントは返信するのも煩わしいので会員のみにさせて頂いております。コメント及びメッセージ、御意見御感想、近況報告などは mr.cordial@live.jp へ。

《会費&御支援》みずほ銀行 郡山支店 普1464729 ニッポンロンダンクラブ。年会費一般30000円(月2500円)。法人120000円。協賛会員は300000円~。

cordial8317 at 06:58│Comments(0)

コメントする

このブログにコメントするにはログインが必要です。

オミクロン株の重症化リスクというなら他のリスクはどうするの?橋下徹の発信力はヒトラーの扇動と似てるっちゃ似てるわな(笑)