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2015年07月21日

安倍もいっそのこと「現憲法無効」を宣言してみたら如何か

 19日付の地元紙の一面には内閣支持率が37%、不支持率は51.6%となり、安倍政権発足から初めて支持と不支持が逆転したと仰々しい記事が躍っている。

 見方に由ってはこれが最低の数字であり、安保関連法案の衆院採択も、マスコミや野党が騒いでる割には冷静に見ている国民が多いということは、ある意味、日本人のバランス感覚の好さを示している数字でもあると思うが如何だろう。

 左翼に傾倒しつつある地元紙には珍しく、19日付の「日曜論壇」の記事は至極真っ当な内容が書かれてある。担当は元東京地検特捜部長の宗像紀夫弁護士。

 現在は、内閣官房参与という立場にいるからか安倍の政策を擁護する。「安保法制を巡る議論は、国民にとっては確かに分かり易い議論にはなっていない」として「もっと平易に、かみ砕いて説明することが必要だ」と語る。検事を経験し、弁護士という立場にいる者として、刑事法の「正当防衛」の理論や考え方で説明する。

「友人と二人で夜道を歩いている時に、強盗が自分を襲ってきたらどうするか。逃げるか、反撃するかのどちらかだろう」。「殴られたら殴り返すなどの行為は一定の要件を満たせば罪にはならなず、適法行為となる。これは一緒にいた友人が襲われた場合も、友人を救う行為は正当防衛として、適法な行為と判断される」と語る。

「この刑法三十六条の規定は、個人対個人の関係を定めたものだが、集団的自衛権を考える上で参考になる考え方だ」と説明するが、これなら余程のバカか確信的左翼じゃない限り理解出来る。我が国の自衛隊は法的には軍隊ではなく、巨大な警察機構であり、本来、見直すべきは集団的自衛権の行使云々ではなく自衛隊の存在である。

 憲法の解釈というより、もっと踏み込んで現憲法と自衛隊の設立過程と存在というものについて真剣に議論し、国防の在り方を真剣に考えて行かねばならない。

 嘗て三島由紀夫は、蹶起の際に携行していた「檄」に於いて、「最も名誉を重んずるべき軍が、最も悪質な欺瞞の中に放置され・・・国軍たりえず、建軍の本義を与えられず、警察の物理的に巨大なものとしての地位しか与えられず」と喝破した。

 与党である公明党は、「憲法解釈の変更をしなくても国民の生命と財産は守れる」などと宣っているが、要は、自衛隊とは「警察の物理的に巨大なものとしての地位」の立場の儘であるということなのだ。安保関連法案が成立しても同じこと。

 安倍が常々口にする「国民の生命と安全を守る」というのもこれと同じで、「生命と安全」を守るのは本来、警察の仕事である。我が国の国軍としての自衛隊が護るべきは我が国の「国柄」であり「国體」である。畢竟、「皇統」なのである。自衛隊が「国軍」であり「皇軍」で在らねばならないというのはそういうことだ。

 集団的自衛権に対する憲法解釈どころか、これは「なし崩し的改憲」という代物であり、こうしたカタチで憲法蹂躙が実行されている状況は、最早、現憲法は国の最高法規として機能していない証左でもある。直ちに放棄するべき代物である。

「フグの毒の部分、肝を取り除いた」という形が政府提案の集団的自衛権であるが、これなら憲法の強要範囲に収まるというのが、内閣法制局長官の考えだ。

 フグの毒は肝臓だけじゃなく卵巣にもあるが、細かい部分が国民には理解出来ない。あやふやな雰囲気の儘で、単に「戦争法案」だとか「徴兵制」だとか、実に曖昧な次元で反対してるとしか思えない。その危険性を徹底して指摘し批判することは大事だが、野党からの批判は単なる党利党略から来るヒステリーでしかない。

 宗像弁護士は、ガリレオ・ガリレイが天動説を唱えていた時代に、たった1人「それでも地球は廻っている」と訴えて処刑された例を出しているが、野党に足らない処はこういう覚悟ある反対論だ。尤も自民党にもそんなのはうじゃうじゃいるが。

「昨今の議論は、嘗て、殆どの学者が自衛隊は違憲だとした状況に酷似している。その殆どの学者はその後、合憲説に変わった」との言葉で締め括っている。自衛隊は旧社会党が認めた通り、「違憲合法論」から成り立っているのは言わずもがな。

 集団的自衛権が「違憲だ」などと騒いでいるのは我が国だけの珍現象。安保関連法案も「違憲合法論」として引き継がれ、歪な我が国の国防体制が構築されて行くのだろう。つまりは、自主憲法制定が益々遠退いたということ。安倍もいっそのこと「現憲法無効」を宣言してみたら如何か。そうなりゃ歴史に名が遺るぞ。呵呵。

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cordial8317 at 12:31│Comments(0)

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