「戦争」の反対が「平和」ではない。外交や政治の延長に「戦争」があるのだ日本年金機構の個人情報流出は安全保障法案潰しのテロ行為!?

2015年06月04日

行動右翼のパイオニアだった防共挺身隊を辞してもう6年かぁ

 国士舘大学在学中から所属していた防共挺身隊(防挺)を辞めたのは平成21(2009)年の6月のこと。早いものでもう6年が経つ。防挺といえば、大日本愛国党と並び行動右翼として、右翼・民族派運動に大きな役割を担ってきた団体である。

 右翼活動歴約30年間、微力ではあるが愛国活動に邁進し「防挺の良識」と言われたりもしたが、力及ばず國士舘大学時代からの付き合いであった盟友と袂を分つた。

 爾来、地方で蟄居しつつも正統右翼浪人を自任しての日々を送っている。右翼活動家として恥じることは一つも無いが、その盟友も愚生が辞めた年に幽冥境を異にし、防挺の活動も聞こえて来ないのはチョッと寂しいものがあるのも確か。

 國士舘大学時代に「日本論壇倶楽部」という同好会を創った。新右翼のカリスマと言われた野村秋介が、「反共右翼からの脱却」や「理論武装」を訴えていることも全く知らずにいた頃だったが、愚生も「これからの右翼は理論が大事だ」と感じ、他の右翼では使っていない「論壇」「倶楽部」という言葉を付けた。

 当時活発に活動していた統一教会系の国際勝共連合や、当時は未だ新興勢力だった一水会が私服で演説していたことに興味を持ち、これからの街頭演説は迷彩服や出動服などではなく、揃いのブレザーを着てやろうとか、彼是と考えたりもした。

 団体を辞して以来、SNSやブログ、新聞投稿などを自分なりに啓蒙活動の一環としてやってはいる。新聞投稿は地元紙には50回ほど採用された。産経新聞にも2回だが採用されたこともある。だが、新聞投稿も街宣と同じで自己満足に過ぎない。右翼とは理論より、やはり行動であるという結論に至っている。

 昨今、新保守主義を掲げる学者や評論家の言動が持て囃されてるが、その「保守」に「尊皇」はない。彼等が「保守」したいのは現在の生業が可能な体制なのだ。

「反中共」「反北朝鮮」などと耳障りの良いことを言ってるだけで、それが本音とは思えない。保守主義を否定はしないが、尊皇無き保守では米国や英国の保守政党、保守主義と何等変りはなく、そういうものは正統の保守主義とは言わない。

 右翼・民族派の理論も同じ様なもので保守評論家らと然程代わり映えせず、請売りの理論をひけらかすばかりで、比例して行動力が乏しくなってしまった。

 それこそ「反中共」や「反朝鮮」「反韓国」も好いが、そんなことより国内に巣食うカタチを変えた左翼勢力と対峙すべきだと思う。嘗て三島由紀夫はこう語った。

「我々はあらゆる革命に反対するものではない。暴力的手段たると非暴力的手段たるとを問わず、共産主義を行政権と連結せしめようとするあらゆる企画、あらゆる行動に反対するものである。この連結の企画とは、所謂民主連合政権(容共政権)の成立及びその企画を含むことを言うまでもない。名目的たると実質的たるとを問わず、共産主義が行政権と連結するあらゆる態様に我々は反対するものである」

 周りを見渡せば「男女共同参画社会」を始め、「外国人地方参政権付与」「夫婦別姓」「戸籍制度廃止」「女性天皇論」「女性宮家」などなど、カタチを変えた共産主義が次々と企画され行政権に入り込み連結され様としている。「男女共同参画社会」とは共参社会であり、「共産主義社会」の実現が目的である。

 これらは全て共産党が推進し実行したのではない。総理府や中央官界に入り込んだ全共闘系と共産党系の過激な連中が共同謀議的に考案したものであり、それらを疑いも無く実行したのは自民党ら歴代政府である。これほどマヌケなことはない。

 こうした左翼の策謀と政府の愚策により国體や国柄が破壊され続けている。つまりは、三島が悲観した予言より酷い状況に陥っているが現在の祖国日本なのだ。

 これらに対峙するべき愛国陣営や右翼を見渡せば、営業右翼宜しく、営業保守と同じ様な主張をし、「反中共」や「反韓」こそが右翼活動なのだと勘違いしているのが少なくないが、右翼人を自任する愚生としては隔靴掻痒の感は否めない。

 純正右翼を標榜する防挺が一世を風靡した時代、そこには在るのは理論よりも激しく派手な行動力だった。その昔、防挺幹部が放った「右翼は理論より行動だよ。パクられたら弁護士の先生が巧い理屈を考えてくれるから(笑)」との言葉を思い出す。

 右翼の世界も御多分に漏れず玉石混交。数ある団体の中には街宣車に日の丸を立てて、軍歌を流すだけだったり、街宣車を強請り、集りの道具として使用してる自称右翼も少なくない。まぁ、宣伝車を所有してるだけ立派だと思うが(笑)

 そんな中で、右翼と言っただけで世間の嘲笑や侮蔑の曝されるが、それに耐えつつ皇室の弥栄を祈り、国の行く末を憂う右翼人が極僅かではあるがいるのは救いだ。

 右翼・民族派及び維新者を自任する者は原点に戻り、研鑽を積み、テロを担保しつつ、新たな活動を模索し、我が天皇国日本を盤石の安きに導いて欲しいものだ。

 まぁ、偉そうに蘊蓄を綴ってはいるが、慢性的不如意に右翼浪人としての限界を感じ、心が折れそうになる今日この頃だがどうにか齧り付いて生きてます。呵呵。

※コメントは返信するのも煩わしいので会員のみにさせて頂いております。コメント及びメッセージ、御意見御感想、近況報告などは mr.cordial@live.jp へ。

《会費&御支援》みずほ銀行 郡山支店 普1464729 ニッポンロンダンクラブ。年会費一般30000円(月2500円)。法人120000円。協賛会員300000円~。

cordial8317 at 10:17│Comments(0)

コメントする

このブログにコメントするにはログインが必要です。

「戦争」の反対が「平和」ではない。外交や政治の延長に「戦争」があるのだ日本年金機構の個人情報流出は安全保障法案潰しのテロ行為!?