2014年10月08日
つれづれなるまゝに色々と綴ってみた
今夜は「皆既月食」が観られる。テレビなどでは大いに盛り上がり、自称・国體護持派、尊皇愛国を自負してる人の中にも浮かれている人もいる。「十五夜」や「十三夜」とはチト様相が違うのだが、天文学に興味があるんだから立派だなぁ(笑)
古来、日食と月食の日は「穢れの日」として、月や太陽から放たれる光は「妖光」として忌み嫌われ、幕末までは不吉とされた「日食」の日には天皇の祭祀と政務を一切取り止めた。天変地異や疫病などが起きると本気で信じられていた。
この妖光から天皇の玉体を護って来たことが伝えられている。こうした「不吉」は別に神道だけに限ったことではない。何故に天皇を日食・月食の妖光から護るのか。その理由は、玉体を護ることが、日本国の自然と社会の秩序を維持する為に枢要なことだったからで、天皇とは古よりそうした秩序を体現しているのである。
その玉体安寧を維持することが、政治の核心の一つだったのである。神話「天岩戸(あまのいわと)」では、天照大御神が天の岩戸に篭ってしまい世界が真っ暗闇になり、悪神が蔓延ったという話がある。この話も、皆既月食や皆既日食の出来事を喩えた話しだろうと推測出来る。我が国の神話は実に科学的でもある。
伊邪那岐神(いざなぎのかみ)は、「天上界を天照大御神が、夜の国を月読命(つきよみのみこと)が、海原を須佐之男命(すさのおのみこと)が治めよ」と命じられた。ところが、須佐之男命だけは伊邪那岐から受けた任務を全く果たすことがなかった。その為悪神が蔓延り、諸々の禍が彼方此方で湧き起こる始末だった。
伊佐那岐神は、この須佐之男を酷く怒りになり、「お前の様な者に用は無い!」と追放した。須佐之男命は姉の天照大御神を頼るが、暫くは大人しくしていたが元々気性の荒い須佐之男命は、程なく種々の乱暴を働くようになった。
天照大御神の耕す田を壊し、御殿に糞を撒き散らしたりして手の付けようがない。それでも天照大御神は大目に見ていたが、服屋(はたや)で神聖な衣装を織っていると、皮を剥いだ馬が屋根を打ち抜いて投げ込まれ、馬の下敷きとなった服織女(はたおりめ)が死んでしまう事件が起きた。犯人は勿論、須佐之男命だった。
これには流石の天照大御神も激怒し、「天の岩戸」に隠れ篭ってしまった。その為、世界は暗闇となり、悪神達が蔓延り始めたのである。 そこで高天原の諸神である八百万の神々は、天の河原に集い策を取ることになり、思金神(おもいがねのかみ)の提案で、先ず岩戸の前に常世の長鳴鳥を集め鳴かせることにした。
次に、伊斯許理度売命(いしこりどめのみこと)に八尺鏡(やたのかがみ)、玉祖命(たまおやのみこと)に八尺勾玉(やさかのまがたま)を作らせ、布刀玉命(ふとだまのみこと)には御幣(みてぐら)を持たせ、天児屋命(あめのこやねのみこと)には祝詞を奉(たいまつ)れせた。こうしておいて、岩戸の真ん中で、天宇受売命(あめのうずめのみこと)が乳房や女陰を露に神憑りの踊りを大乱舞した。
今でいうところのストリップか。これを見て八百万の神々がどっと笑うと、天照大御神は外の気配が気になり岩戸をそっと開けこう問いかける。
「何事か?」
「あなた様より貴い神が現れたので皆喜んで騒いでいるのです」
差し出された八尺鏡を見た天照大御神は、そこに映った自分の姿をその貴い神と勘違いし、猶もよく見ようと身を乗り出したところを、怪力の天宇受売命が岩を投げ飛ばした。そして、天照大御神が外に出ると漸く世界に再び光明が戻った。この「天岩戸」こそ太陽神の天照大御神を信仰する我が国らしい神話である。
今夜の「皆既月食」という自然現象に多くの子供達が興味を持って観察するだろう。だが、こうした神話や古来の教えも伝承して行かなければならないと感ずる。
愚生は何もなければ夜の8時には寝て、起きるのは大体朝方の4時頃。最近は日の出が遅いので、明るくなるまで布団の中でタブレットなどを弄っていることもある。
こうした生活を「早いですね!」とか、嫌味たっぷりに「健康的ですね」などと嗤われもするが、10時に寝て6時に起きるのと同じだろう。古の人々は太陽が沈み暗くなれば一日が終わり、そして朝日と共に一日が始まるという生活だったのだ。
多くの人は遅くまで起きてて遅く起きるのが習慣になっているが、くだらないニュースやテレビを観ては悲歌慷慨しているんだったら見なきゃ好いのにな(笑)
自称「反原発」派なら、愚生を見倣って早寝早起きに徹して無駄な消費電力を減らす努力を実践すべきで、夜通し答えの出ない議論をしてるのは滑稽としか言い様がない。「少子化対策」も、早寝早起きを推進すれば効果絶大に違いない(笑)
ノーベル物理学賞に日本人3人が受賞したニュースや、気象衛星「ひまわり8号」の打ち上げ成功は実に喜ばしい。一方でイスラム国へ渡航しようとした北大生が刑法93条の「私戦予備、陰謀」の疑いで警視庁公安部に強制捜査されている。
こんな法律があるのは初めて知ったが、事前にジャーナリストなどに経緯を語っていることをみても、話題作りや思い出作り程度で、死を覚悟しての行動や正義感から出でたものだったとも思えない。神田の古書店で貼り紙を見て思い立ったらしく、イスラム国の他にも新疆ウイグル自治区での求人広告もあったという。
月給26万円余。その募集要項には「暴力に耐性のある方」とあったらしい。愚生には打って付けの仕事だが、ウイグル側ならいざ知らず中共じゃしょうがない。あわよくばウイグル人に日本人が殺害されれば、それが中共政府に利用されるだろうことは容易に想像出来る。中共の人身御供にされたんじゃ堪ったものじゃない。
ネットではこの北大生へのバッシングを目にするが、別にイスラム国が悪くて、傭兵や外人部隊なら好いというのもどうなのだろう。若気の至りだろうが、若い頃というのは幼い正義感の様なものが少なからずある訳で、外国へ行って行動したことで日本への思いや見方を再確認できればそれはそれで好し。
愚生も幼い正義感から右翼を志した。右翼こそ正義だと疑わなかった。そんな愚生を父は「政治に興味があるなら天野光晴(代議士、建設相などを歴任)の秘書にでもなって勉強しろ。そうしたら郡山の市会議員くらいにはなれるぞ」と諭されたことがあった。今考えれば親父の言う通りにしときゃ人生変わったかもな。
当時、父は家業をやりながら町会議員もやり、当時の天野光晴や当時の参議院議員だった松平勇雄(後の福島県知事)の私設秘書の様なこともやっていたのだが、当時はロッキード事件などもあり、政党や政治家そのものに興味などなかった。
でも、あの頃、今の政治家どもの様な邪な考えや、清濁併せ呑む器量さえ備わっていれば、父の諌言を受け容れていたに違いない。若い頃というのはそんなものだ。成功から学ぶより、何事も失敗から学ぶものだ。そんな失敗もしない、大人の顔を伺っている、実に無難な、つまらない若者らが多過ぎる様にも思う。
国会では、法務大臣の団扇がどうのこうのと、鬼の首でも穫ったかの様に質問してる外省人や真面目顔で応答している光景は、ホント日本ってのは平和だよなぁ。
防共挺身隊福田進総隊長の本の「アラブの星は手で掴めそうなくらい降り注いでて綺麗だという。その昔『死んでオリオンの星座になろう』と言った3人の若者がいた。その言葉は稚拙ではあるが、実に浪漫を感じさせるんだなあ」一文を思い出す。
赤軍派を自任する日本の成年3人がテルアビブ空港で銃を乱射し、無辜の人々を殺した。事件後2人は自裁するも、1人が死に切れず生き残り、オリオンの星になることはなく、皮肉なことに生き残った一人がアラブの英雄になった。あの蛆虫らでさえも「死んでオリオン座になろう」という浪漫があったのだ。
ネットで偉そうに批判する彼らにそうした壮大な浪漫があるとは思えない。答えの出ない、くだらないものに熱くなるよりクソして早く寝なさいな(笑)
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古来、日食と月食の日は「穢れの日」として、月や太陽から放たれる光は「妖光」として忌み嫌われ、幕末までは不吉とされた「日食」の日には天皇の祭祀と政務を一切取り止めた。天変地異や疫病などが起きると本気で信じられていた。
この妖光から天皇の玉体を護って来たことが伝えられている。こうした「不吉」は別に神道だけに限ったことではない。何故に天皇を日食・月食の妖光から護るのか。その理由は、玉体を護ることが、日本国の自然と社会の秩序を維持する為に枢要なことだったからで、天皇とは古よりそうした秩序を体現しているのである。
その玉体安寧を維持することが、政治の核心の一つだったのである。神話「天岩戸(あまのいわと)」では、天照大御神が天の岩戸に篭ってしまい世界が真っ暗闇になり、悪神が蔓延ったという話がある。この話も、皆既月食や皆既日食の出来事を喩えた話しだろうと推測出来る。我が国の神話は実に科学的でもある。
伊邪那岐神(いざなぎのかみ)は、「天上界を天照大御神が、夜の国を月読命(つきよみのみこと)が、海原を須佐之男命(すさのおのみこと)が治めよ」と命じられた。ところが、須佐之男命だけは伊邪那岐から受けた任務を全く果たすことがなかった。その為悪神が蔓延り、諸々の禍が彼方此方で湧き起こる始末だった。
伊佐那岐神は、この須佐之男を酷く怒りになり、「お前の様な者に用は無い!」と追放した。須佐之男命は姉の天照大御神を頼るが、暫くは大人しくしていたが元々気性の荒い須佐之男命は、程なく種々の乱暴を働くようになった。
天照大御神の耕す田を壊し、御殿に糞を撒き散らしたりして手の付けようがない。それでも天照大御神は大目に見ていたが、服屋(はたや)で神聖な衣装を織っていると、皮を剥いだ馬が屋根を打ち抜いて投げ込まれ、馬の下敷きとなった服織女(はたおりめ)が死んでしまう事件が起きた。犯人は勿論、須佐之男命だった。
これには流石の天照大御神も激怒し、「天の岩戸」に隠れ篭ってしまった。その為、世界は暗闇となり、悪神達が蔓延り始めたのである。 そこで高天原の諸神である八百万の神々は、天の河原に集い策を取ることになり、思金神(おもいがねのかみ)の提案で、先ず岩戸の前に常世の長鳴鳥を集め鳴かせることにした。
次に、伊斯許理度売命(いしこりどめのみこと)に八尺鏡(やたのかがみ)、玉祖命(たまおやのみこと)に八尺勾玉(やさかのまがたま)を作らせ、布刀玉命(ふとだまのみこと)には御幣(みてぐら)を持たせ、天児屋命(あめのこやねのみこと)には祝詞を奉(たいまつ)れせた。こうしておいて、岩戸の真ん中で、天宇受売命(あめのうずめのみこと)が乳房や女陰を露に神憑りの踊りを大乱舞した。
今でいうところのストリップか。これを見て八百万の神々がどっと笑うと、天照大御神は外の気配が気になり岩戸をそっと開けこう問いかける。
「何事か?」
「あなた様より貴い神が現れたので皆喜んで騒いでいるのです」
差し出された八尺鏡を見た天照大御神は、そこに映った自分の姿をその貴い神と勘違いし、猶もよく見ようと身を乗り出したところを、怪力の天宇受売命が岩を投げ飛ばした。そして、天照大御神が外に出ると漸く世界に再び光明が戻った。この「天岩戸」こそ太陽神の天照大御神を信仰する我が国らしい神話である。
今夜の「皆既月食」という自然現象に多くの子供達が興味を持って観察するだろう。だが、こうした神話や古来の教えも伝承して行かなければならないと感ずる。
愚生は何もなければ夜の8時には寝て、起きるのは大体朝方の4時頃。最近は日の出が遅いので、明るくなるまで布団の中でタブレットなどを弄っていることもある。
こうした生活を「早いですね!」とか、嫌味たっぷりに「健康的ですね」などと嗤われもするが、10時に寝て6時に起きるのと同じだろう。古の人々は太陽が沈み暗くなれば一日が終わり、そして朝日と共に一日が始まるという生活だったのだ。
多くの人は遅くまで起きてて遅く起きるのが習慣になっているが、くだらないニュースやテレビを観ては悲歌慷慨しているんだったら見なきゃ好いのにな(笑)
自称「反原発」派なら、愚生を見倣って早寝早起きに徹して無駄な消費電力を減らす努力を実践すべきで、夜通し答えの出ない議論をしてるのは滑稽としか言い様がない。「少子化対策」も、早寝早起きを推進すれば効果絶大に違いない(笑)
ノーベル物理学賞に日本人3人が受賞したニュースや、気象衛星「ひまわり8号」の打ち上げ成功は実に喜ばしい。一方でイスラム国へ渡航しようとした北大生が刑法93条の「私戦予備、陰謀」の疑いで警視庁公安部に強制捜査されている。
こんな法律があるのは初めて知ったが、事前にジャーナリストなどに経緯を語っていることをみても、話題作りや思い出作り程度で、死を覚悟しての行動や正義感から出でたものだったとも思えない。神田の古書店で貼り紙を見て思い立ったらしく、イスラム国の他にも新疆ウイグル自治区での求人広告もあったという。
月給26万円余。その募集要項には「暴力に耐性のある方」とあったらしい。愚生には打って付けの仕事だが、ウイグル側ならいざ知らず中共じゃしょうがない。あわよくばウイグル人に日本人が殺害されれば、それが中共政府に利用されるだろうことは容易に想像出来る。中共の人身御供にされたんじゃ堪ったものじゃない。
ネットではこの北大生へのバッシングを目にするが、別にイスラム国が悪くて、傭兵や外人部隊なら好いというのもどうなのだろう。若気の至りだろうが、若い頃というのは幼い正義感の様なものが少なからずある訳で、外国へ行って行動したことで日本への思いや見方を再確認できればそれはそれで好し。
愚生も幼い正義感から右翼を志した。右翼こそ正義だと疑わなかった。そんな愚生を父は「政治に興味があるなら天野光晴(代議士、建設相などを歴任)の秘書にでもなって勉強しろ。そうしたら郡山の市会議員くらいにはなれるぞ」と諭されたことがあった。今考えれば親父の言う通りにしときゃ人生変わったかもな。
当時、父は家業をやりながら町会議員もやり、当時の天野光晴や当時の参議院議員だった松平勇雄(後の福島県知事)の私設秘書の様なこともやっていたのだが、当時はロッキード事件などもあり、政党や政治家そのものに興味などなかった。
でも、あの頃、今の政治家どもの様な邪な考えや、清濁併せ呑む器量さえ備わっていれば、父の諌言を受け容れていたに違いない。若い頃というのはそんなものだ。成功から学ぶより、何事も失敗から学ぶものだ。そんな失敗もしない、大人の顔を伺っている、実に無難な、つまらない若者らが多過ぎる様にも思う。
国会では、法務大臣の団扇がどうのこうのと、鬼の首でも穫ったかの様に質問してる外省人や真面目顔で応答している光景は、ホント日本ってのは平和だよなぁ。
防共挺身隊福田進総隊長の本の「アラブの星は手で掴めそうなくらい降り注いでて綺麗だという。その昔『死んでオリオンの星座になろう』と言った3人の若者がいた。その言葉は稚拙ではあるが、実に浪漫を感じさせるんだなあ」一文を思い出す。
赤軍派を自任する日本の成年3人がテルアビブ空港で銃を乱射し、無辜の人々を殺した。事件後2人は自裁するも、1人が死に切れず生き残り、オリオンの星になることはなく、皮肉なことに生き残った一人がアラブの英雄になった。あの蛆虫らでさえも「死んでオリオン座になろう」という浪漫があったのだ。
ネットで偉そうに批判する彼らにそうした壮大な浪漫があるとは思えない。答えの出ない、くだらないものに熱くなるよりクソして早く寝なさいな(笑)
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cordial8317 at 10:02│Comments(0)
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