果てしない大空と広い大地のその中で♪札幌2泊3日の旅の備忘録。全国戦没者追悼式典を無視し民団の光復節に出席した売国議員どもに厭きれる

2014年08月15日

「戦没者を追悼し平和を祈念する日」に思う

 69回目の終戦の日を迎える。8月15日は「終戦記念日」とされているが、正式には「戦没者を追悼し平和を祈念する日」であり、敢えて言うなら「平和祈念日」が相応しい。この日の靖國神社周辺は左右両陣営入り乱れて騒然となる。

 官房長官談話の通り、「国民1人ひとりが夫夫の場所において戦没者を偲び、心から黙祷を捧げる」ことが大事で、何も靖國神社や護国神社に出向くことが大事なのではない。先の戦争で犠牲者は靖國神社に祀られている英霊の方々だけではく、保守陣営が靖國神社のみに拘れば拘るほど違和感を持つ国民もいるのではなかろうか。

 政治家や保守派、或いは右翼陣営というのは、8月15日の「靖國」を単に利用しているだけではないのか。8月15日の喧騒が続けば続くほど、陛下の御親拝は遠退くばかり。そう考えればあの騒々しさは、贔屓の引き倒し以外の何物でもない。

 過去を振り返れば、歴代政府にしろ、政治家にしろ、我ら日本人にしろ、公正且つ公平な目で大東亜戦争に至る歴史を検証したことがあるだろうか。また、護国の英霊を祀る靖國神社の成り立ちや在り様を検証したことがあるのだろうか。

 国家の大本を論じることなく、経済復興や景気対策といった目先のことばかりが優先され、結果、中韓からの要らぬ抗議を避ける為に謝罪や譲歩を続けていただけではないのか。また、カネをばら撒くことこそが外交だと勘違いして来たのではないのか。主権国家、道義国家として果たして何を成すべきなのか。

 如何なる国家も、その国家の為に殉じた方々に対して敬意を払う権利と義務があるのは言うまでもない。国家の危機の要請に応じ、敢然と戦場に赴いて戦い散って逝った英霊に対し、感謝の誠を捧げることは世界の何処の国でも当然のことである。

 靖國神社の在り様を思うと、我が国の政治家が国家に殉じた英霊に敬意を示さない姿は、とても国民の義務を果たしているとは思えない。このことがどれだけ国民精神の頽廃を招いているか、我が国の政治家は省みたことがあるのだろうか。

 愛国心の欠落、その結果としての国防意識の低下、日本人としての誇りや自信の喪失、子殺しや親殺し、高邁な日本精神の欠落等々、我が国社会に蔓延する問題の全ては、ここに起因していると言っても過言ではないのではないだろうか。

 現在の我が国の平和や繁栄が、靖國の御祭神となられた尊い犠牲の上に成り立っているということを忘れてはならないことは言うまでもないが、それと同時に我々は、先人が遺した「誇り高き日本精神」というものも忘れてはならないのだ。

 政治で大事なものは「国防」と「教育」であり、誇り高き日本人を育成することこそ急務である。教育の充実を図り日本人としての矜持を取り戻そうではないか。

「明治維新」「日清戦争」「日露戦争」「大東亜戦争」は日本人の矜持を語る上で重要な歴史であり、これらの戦いを貫く精神は一つである。一言を以てするなら、欧米の有色民族支配に対する抵抗と反撃であり、それらを我が国は唯一国でやり抜いたのである。隣国は全く覚醒せず、それどころか我が国を見下し侮蔑し続けた。

 中華思想や小中華思想、或いは自大思想に骨の髄まで浸り、孤軍奮闘して自国の独立並びに東亜の保全を確保しようとする我が国の精神を終には理解することは出来なかったのだ。それ故に、我が国は唯一人立ち上がり、巨大ロシアそしてアメリカ、イギリスという世界最強国家を相手に戦わざるを得なかったのである。

 これ程の困難に満ちた歴史を歩んだ国が他に在っただろうか。日清・日露戦争の勝利という歴史的偉業を成し遂げた国が在っただろうか。我が国がロシアに対し敢然と起ち上がったあの時代、世界はこれを正気の沙汰とは見なかった。

 極東の島国の日本が、巨大帝国ロシアに勝つことなど誰もが予想だにしなかったのは当然のことだっただろう。だが、世界の予想を覆し我が国が勝利した。その勝因は果たして何処に在ったのか。国力、軍事力など物理的要素は惨敗しか有り得ず、とすれば、あの勝因は精神的要素以外に無いと言わねばなるまい。

 結局、国難に打ち克つ為に重要なことは、国民性が大事であり、そして民度や教育度は勿論のこと、指導者の能力や将帥の統率力や士気などの精神的要素が大事だということだ。現在、我が国が直面している全ての問題は、「日本人が日本人であることを見失った」ことに起因していると言っても過言ではない。

 冷戦が終わり、欧米主導の西欧近代の終焉が叫ばれ、新たに国際環境が激変しようとする中で、我々日本人は「日本とは何か」「日本人であるとはどういうことなのか」「日本に生まれたということは何を成すべきなのか」ということを考え、近隣諸国は勿論のこと世界の国々と向き合うべきではなかろうか。

 何度でも言うが、現在の平和や繁栄が先人の犠牲の上に在ることを忘れてはならない。それと共に、先人が遺した「誇り高き日本精神」こそ忘れてはならない教えである。今こそ日本人であることの証しを示さねばならない秋でもある。

「戦没者を追悼し平和を祈念する日」に当たり、全ての戦没者に対し心より哀悼の意を表し、改めて平和の尊さを護り行かねばならないと決意を新たにする。黙祷。

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cordial8317 at 08:17│Comments(0)

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