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2014年01月16日

「元号」こそ節季の習俗を時代の流れに応用する先人の智慧であり我が国文化を象徴するものである

 明治5年(1872年)、それまでの月の満ち欠けを中心にした太陰暦(旧暦)を切り替え、太陽の一太陽年を基準とする太陽暦のグレゴリオ暦(西暦)を採用し、明治5年12月3日を明治6年の「元日」と決めた。 旧暦では、1年が13ヶ月。それが12ヶ月になるのだもの大きな混乱や支障が生じただろうことは想像するに余りある。

 旧暦というのは月の満ち欠けで「1ヶ月」を現した訳だが、実にロマンチックなことだと思う。今では当り前の様に使っている西暦だが、これはキリスト教に基くもので、暦というのは宗教と歴史が関連するものであり、国が変われば暦も様々。

 イスラムでは「太陰暦」、タイでは「仏暦」、ユダヤ教では「ユダヤ暦」、北朝鮮も「主体(チュチュ)暦」、我が国も本来ならば神武天皇御即位の年を紀元とされる「皇紀」を用いるべきだが、その「皇紀」という名称さえも知らない国民は少なくない。 我が国には西暦や皇紀とは別に「元号」というものが在る。

 この「元号」こそ、節季の習俗を時代の流れに応用する先人の智慧であり、これこそが我が国文化を象徴するものであると言っても過言ではない。

 大日本帝国憲法下に於いては、元号に関する規定は旧皇室典範第12条に明記されていたが、現憲法下、現皇室典範が改悪され条文が消失し法的明文が無くなった。改元は明治以前は主として吉凶禍福とか瑞祥などによって行われていた。

「一世一元」となったのは、明治21年の紀元節(2月11日)に制定された「皇室典範」第12条の「践祚ノ後元号ヲ建テ一世ノ間ニ再ヒ改メサルコト明治元年ノ定制ニ従フ」に基づく。「明治元年の定制」とは明治元年9月8日発令の「太政官布告」。

 ところが大東亜戦争後の昭和22年5月3日の憲法記念日に合わせて、旧皇室典範は廃止され、現皇室典範が国会で議決された。だが、現皇室典範には「元号」に関する規定が設けられておらず、実に御粗末なものだったのだ。

 その後、国会・政府・裁判所の公的文書等で慣例的に「元号」が用いられたことに鑑み、紆余曲折、賛否両論の喧々諤々の末に、どうにか昭和54(1979)年6月6日に「元号法」が成立し、同月12日に公布・即日施行された。

 昭和54年というと愚生が国士舘大学に入学し、行動右翼・防共挺身隊の羽田支部に入隊した年でもある。「元号法」という法律がある以上、元号を用いるべきだが、左翼や朝日新聞を始めとした売国マスコミは敢えて西暦を常用している。

 その理由を見れば、「元号は戦前からの慣習であり、天皇の元首化を狙うものだ」とか、「元号は旧憲法下の天皇制に付随したものである」とか、皇室に対する怨念を込め、我が国體否定を顕した愚にも付かないものばかり。

 左翼マスコミは何気に「西暦」を使い続けることで、「元号」が無くても何ら影響が無いという既成事実を積み重ねている。これは「元号法」を無視する違法行為であり、西暦よりも「元号」の表記こそ優先すべきである。 

 645年「大化の改新」以降、歴代の天皇は数年から10年を目途に「改元」して巧みに時代転換をして来た。中でも幕末の混乱期に御即位した孝明天皇は御在位21年の間に「嘉永」「安政」「万延」「文久」「元治」「慶応」と実に6回も改元された。これ即ち幕末という混乱の時代を如何に転換させるかの苦衷の表れであろう。

 我が国の「元号」は第36代孝徳天皇の御代に建てた「大化」に始まる。孝徳天皇の崩御後、新たな元号は定められず、後「白雉(はくち)」「朱鳥((しゅちょう、すちょう、あかみどり)」が続く。斉明、天智、弘文天皇の御代には定かでないとされているが、文武天皇の御代に「大宝」という元号が建てられ、今日の「平成」に至るまで約1300年間途切れることなく続いている。

 元号の数は、所謂「南北朝時代」に並行した元号を合わせると実に248に及ぶ。これもまた、我が国の歴史が天皇を中心に織りなされて来たという厳然たる事実の証明でもあろう。元号の改定は、徳川時代でも朝廷の大権だった。

 江戸時代中期の学者、新井白石も「折焚く柴の記」で、「元号だけは朝廷の御定めになることである。武家の関することではない」と綴っている。

 元号法成立時、左翼陣営は「元号は天皇主権の旧憲法への逆戻り」「元号は天皇元首化の動きと直結」「元号によって天皇の権威を国民の隅々にまで行き亘らせる狙い」だと騒ぎ立てた。正に、「元号」は共産党らが指摘した通りである。

 明治欽定憲法を復元し、万世一系の天皇を我が国元首として仰ぎ奉り、陛下の御稜威を国民生活の隅々にまで行き亘らせることにあるのは当然で、それは日本国民として当然の願望ではないか。本来ならば、昭和54年の「元号法」の制定を以て大日本帝国憲法の復元への突破口とすべきであったが、その機会を失した。

 我が国はいつの世も、時の陛下の御代である。いつの世にもそこには「君が代」の世界が存在し、それは存在し続けなければならないのだ。その御代を端的に表現するものが「元号」であり、「一世一元」制なのである。

 これこそが我が国の国體の精華であり、天皇国日本が世界に誇る美風と言えよう。陛下や皇室に対する尊崇の念が薄れつつある現在では、比例して「元号」への認識も同じ様に軽々しいものになってしまっている。

 西暦が「国際暦」であり、世界で一般化しているとして、恰も元号が古臭く時代遅れだの認識は、例えば「英語」が国際語だから「日本語を廃止し英語だけにしろ」という暴論と同じ様なものだろう。日本は日本なのだ。

 左翼どもは「反米」を叫ぶ。だが、西暦使用にしても、「護憲」にしても、或いは自虐史観にしても、その実は「反米」ではなく「親米」であり「追米」である。自民党内の新自由主義どもと遜色はない大馬鹿者ばかり。

 世界には多くの共産主義者がいるが、その全てはその国の愛国者だ。我が国の左翼の​様に売国奴というのは世界でも稀で、世界の珍現象の一つでもある(苦笑)

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cordial8317 at 08:28│Comments(0)

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