浅薄なカタカナ外国語より日本語文化の向上と普及を目指せ!12月23日は所謂A級戦犯として処刑された殉国七士の命日でもある

2022年12月22日

死刑執行前日の昭和23年12月22日に東条英機が読んだ遺書

 昭和23年12月22日夜、死刑執行前日の数時間前に東京巣鴨に於いて、東条英機は教誨師の花山信勝師の前で遺言書を朗読した。以下転載。(一部校正してます)

 開戦の時のことを思い起こすと実に断腸の思いがある。
今回の処刑は個人的には慰められるところがあるけれども、
国内的の自分の責任は、死を以て償えるものではない。
 然し、国際的な犯罪としては、どこまでも無罪を主張する。
力の前に屈した。自分としては、国内的な責任を負うて、満足して刑場に行く。
 ただ同僚に責任を及ぼしたこと、下級者にまで刑の及び足ることは、
実に残念である。天皇陛下及び国民に対しては、深くお詫びする。
 元来、日本の軍隊は、陛下の仁慈の御志により行動すべきものであったが、
一部過ちを生じ、世界の誤解を受けたるは遺憾である。
 日本の軍に従事し、倒れた人及び遺家族に対しては、実に相済まぬと思っている。
 今回の判決の是非に関しては、もとより歴史の批判に待つ、
若しこれが永久の平和の為ということであったら、
もう少し大きな態度で事に臨まなければならぬのではないか。
 この裁判は、結局は政治裁判に終わった。勝者の裁判たる性質を脱却せね。
 天皇陛下の御地位および陛下の御存在は、動かすべからざるものである。
 天皇陛下の形式については敢えて言わぬ。存在そのものが必要なのである。
 それにつき彼是言葉を差し挟む者があるが、
これらは空気や地面の有難さを知らねと同様のものである。
 東亜の諸民族は、今回のことを忘れて将来相協力すべきものである。
 東亜民族もまた他の民族と同様の権利を持つべきであって、
その有色人種たることを寧ろ誇りとすべきである。
 インドの判事には、尊敬の念を禁じ得ない。これを以て東亜民族の誇りと感じた。
 今回の戦争にて、東亜民族の生存の権利が了解せられ始めたのであったら、
幸せである。列国も排他的な考えを廃して、共栄の心持ちを以て進むべきである。
 現在の日本を事実上統治する米国人に一言するが、
どうか日本の米国に対する心持ちを離れしめざるように願いたい。
また、日本人が赤化しないように頼む。
 東亜民族の誠意を認識して、これと協力して行くようにしなければならぬ。
 実は、東亜の多民族の協力を得ることが出来なかったことが、
今回の敗戦の原因であると考えている。
 今後日本は米国の保護の下に生活して行くのであるが、
極東の大勢はどうであろうか。終戦後僅か三年にして、
アジア大陸赤化の形勢は斯くの如くである。
 今後のことを考えれば、実に憂なきを得ぬ。
 若し日本が赤化の温床ともならば、危険この上ないではないか。
 日本は米国よりの食糧その他の援助を感謝している。
 然し、若しも一般人が自己の生活の困難や、インフレや、
食糧の不足などを米軍の日本に在るが為なり
というような感想を持つようになったならば、それは危険である。
実際にかかる宣伝を成しつつある者もあるのである。
 拠って、米軍は日本人の心を失わぬように注意すべきことを希望する。
 米国の指導者は、大きな失敗を犯した。
 日本という赤化の防壁を破壊し去ったことである。
今や満州は赤化の根拠地である。朝鮮を二分したことは東亜の禍根である。
米英はこれを救済する責任を負っている。従って、
その意味に於いてトルーマン大統領が再任せられたことは好かったと思う。
 日本は米国の指導に基き武力を全面的に放棄した。
 それは一応は賢明であるというべきである。
 然し、世界が全面的に武装を排除していないのに、一方的に武装を止めることは、
泥棒がまだいるのに警察を止めるようなものである。
 私は、戦争を根絶するには、欲心を取り払わねばならぬと思う。
 現に世界各国はいずれも自国の存立や、自衛権の確保を説いている。
 これはお互いに欲心を放棄していない証拠である。
 国家から欲心を除くということは、不可能のことである。
 されば世界より戦争を除くということは不可能である。
 結局、自滅に陥るのであるかも分からぬが、事実はこの通りである。
 それ故、第三次世界大戦は避けることが出来ない。
 第三次世界大戦に於いて、主なる立場に立つものは米国及びソ連である。
 第二次の世界大戦に於いて、日本とドイツが取り去られてしまった。
 それ故、米国とソ連が直接に接触することになった。
 米ソ二国の思想上の相違はやむを得ぬ。
 この見地からいうも、第三次世界大戦は避けることは出来ぬ。
 第三次世界大戦に於いては、極東がその戦場となる。
 この時に当たって、米国は武力なき日本を如何にするのであろうか。
 米国はこの武力なき日本を守るの策をたてなければ、また何をか況や。
 そうでなしとすれば、米国に何らかの考えがなければならぬ。
 米国は、日本八千万国民の生きてゆける道を考えてくれねばならない。
 凡そ生物としては、生きんことを欲するのは当然である。
 産児制限の如きは神意に反するもので、行うべきではない。
 なお言いたきことは、最近に至るまで戦犯容疑者の逮捕を成しつつある。
 今や戦後三年を経ておるのではないか。
 新たに戦犯を逮捕するという如きは、即時に止めるべきである。
 米国としては、日本国民が正業につくことを願い、
その気持ちでやって行かなければならぬ。
 戦犯の逮捕は、我々の処刑を以て、一段落として放棄すべきである。
 戦死傷者、抑留者、戦災者の霊は、遺族の申し出があらば、
これを靖国神社に合祀せられたし。出征地にある戦死者の墓には、
保護を与えられたし。従って遺族の申し出あらば、これを内地に返還せられたし。
 戦犯者の家族には、保護を十分に与えられたし。
 青少年の保護ということは、大事なことである。
 近時如何わしき風潮は、占領軍の影響から来ているものが少なくない。
 この点については、わが国古来の美風をも十分考慮にいれられたし。
 今回の処刑を機として敵、味方、中立国の罹災者の一大追悼会を発起せられたし。
 勿論、日本軍人の間に間違いを犯した者はあろう。
これらについては衷心、謝罪する。
 これと同時に、無差別爆撃や原子爆弾の投下を成したことについて、
米国側も大いに考えなければならぬ。
 従って、左様なことをしたことについては、米国側も大いに悔悟すべきである。
 最後に軍事的問題について一言するが、
我が国従来の統帥権独立の思想は確かに間違っている。
 あれでは陸海軍一本の行動は採れない。
 兵役については、徴兵制によるか、傭兵制に拠るか考えなければならぬ。
 我が国民性を考えて、再建の際に考慮すべし。
 教育は精神教育を大いに採らねばならぬ。
 忠君愛国を基礎としなければならぬが、責任感を揺るがせにしてはならぬ。
 この点については、大いに米国に学ぶべきである。
 学校教育は、人としての完成を図る教育である。
 従前の醇朴剛健のみでは足らぬ。
 宗教の観念を教えなければならぬ。
 欧米の風俗を知らせる必要もある。
 俘虜のことについても研究して、国際間の俘虜の観念を徹底せしめる必要がある。

 以上が死刑執行前の東条英機の遺言書の摘要だが、その無念と慟哭は察するに余りある。今を生きる我々は改めて未だ国内に蔓延る東京裁判史観や戦後民主主義教育及びGHQが謀った不条理を検証すると共に、先人が国家の命運を賭けて戦った大東亜戦争の真実と意義を心底から考えねばならない。すめらみこといやさか。

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cordial8317 at 06:52│Comments(1)

この記事へのコメント

1. Posted by 雪   2013年12月23日 03:26
5 小学校低学年の時に担任教師が「A級戦犯」という言葉を使い、日本が悪い事をした国だと、慰安婦の事も言っていたのを
記憶しています。

何度も何度も、別の教師にも刷り込まれていました。

日本は戦争には負けたけれど、黄色人種への差別撤廃や他国に侵略され、植民地にされかかって?いるアジアの解放などの大義名分は果たした。

日本人は、この事を忘れず、先祖や日本に生まれた事を誇りに思い、忘れてはならないと思いました。

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