2013年10月11日
安倍よ、そして政治家よ、隗より始めよ!
先般行われた総選挙の第一声前に、実家である「相模屋食堂」のカツ丼を食べてくれたから安倍を支持した訳ではない。安倍が語った、「将来を担う子供達が自分の国に誇りの持てる教育を施す」との、その一言で「支持出来る」と思ったからだ。
だが、選挙が終わったら教育論はそっちのけでカネの配分ばかり。安倍よ、経済ばかりでどうしたら子供らが誇りが持てる様になるのか。将来の子供達は、我々が遺した借金の返済だけをしてれば好いのか。経済の立て直しも根本は教育である。
第一次安倍政権が退陣に追い込まれると、「断腸の思い」と悔しさを滲ませた靖國への参拝も毎年の様に「真榊」奉納でその場を誤魔化して、「戦後レジームの総決算」と宣いながら集団的自衛権さえも憲法解釈で誤魔化そうとしている。
「やるなら今でしょ!」などと揶揄するつもりもないが、国家の基本法である現憲法の見直し無くして戦後政治の総決算など出来る訳はないだろう。憲法論議さえも手を拱いていて、どうやって子供達に「誇りの持てる教育を施す」というのか。
政治で大事なものは経済や社会保障制度に非ず。未来の子供達を思えば「国防」と「教育」にこそ心血を雪ぐべきなのだ。だが、「誇りの持てる教育を施す」と大見得を切った安倍も歴代の首相と何ら変わることなく、教育をほっぽり投げて、民主党の遺した愚策を継承し、景気対策やら財政再建やらを優先するばかり。
国家の大本である「教育」を疎かにし、政治家がカネの分配ばかりに狂奔するとは本末転倒である。「国防」にしても集団的自衛権を憲法解釈で誤魔化そうとするのか。「戦後レジームの総決算」はそんな薄っぺらいものだったのか。
「国防」とは単に領土だけを護ることではないし、自衛隊を合憲にすることだけではない。国を護るということは、国柄である民族、宗教、言語、歴史、価値観、習慣、制度を護ることであり、世界の中で最も優れた我が国の精神文化や未来を担う子供達、そして何より、皇統を死守し継承して行くことに他ならないのだ。
本を糺さず、その場凌ぎの偽善に狂奔し、自己保身、権力欲に溺れた現在の我が国の政治屋は、「自由主義経済」や「グローバル経済」に狂奔しながら詭弁を弄して、己を正当化しているが、こうした米国主導の醜い経済競争への追随は、戦後、米国の価値観を植え付けられた軽佻浮薄な愚行そのものであると断じざるを得ない。
自由奔放に生き、世界を流浪し、大勢の知己友人を持つ我が国の誇るべきナショナリストであった岡倉天心は、「ああ西洋開花は利欲の開花なり。利欲の開花は道徳の心を損じ、人身をして唯一個の射利器械たらしむ。貧者は益々貧しく、富者は益々富み、一般の幸福を増加さする能はざるなり」 と獅子吼した。
「射利」とは、「手段を選ばず利益を得ようとすること」だが、消費税の値上げにしろ、TPPにしろ、この「射利」そのものではなかろうか。 こんなのは国民の幸福ではなく、共産党が吠えている様に、消費税増税とTPP参加は、「大手資本と特権階級の保護を目的とするものだ」との反論は強ち間違いではあるまい。
岡倉天心は外交交渉の上でも我が国の伝統文化に目を向け日本文化を鼓吹した。現在の我が国の政治家や官僚に決定的に足らないものがこうした国家観と気概だ。
我が国では、国の礎となった英霊の方々は国家から顧みられることが少ない。何故ならそれは政治家が中韓に諂い、英霊に感謝の誠を示さないからにほかならない。
このことがどれだけ国民精神の頽廃に繋がり、政治家の為体を招いているのか、安倍や政治指導者は考えたことがあるのだろうか。 愛国心の欠落、その結果としての国防意識の低下、日本人としての誇りや自信の喪失、子殺しや親殺し等々、日本の社会に蔓延する問題の全ては靖國の問題に起因していると言っても過言ではない。
消費税値上げにしても、偉そうに未来を語り、財政再建の痛みを国民に押し付けるなら、歳費を返上しろとは言わないまでも身を削り、国民から詐取している政党交付(助成)金制度を廃止し、準公務員的な立場から脱却すべきだろう。
安倍よ、そして政治家よ、隗より始めよ!
※コメントは返信するのも煩わしいので会員のみにさせて頂いております。コメント及びメッセージ、御意見御感想、近況報告などは mr.cordial@live.jp へ。
《会費&御支援の御願い》みずほ銀行 郡山支店 普1464729 ニッポンロンダンクラブ。年会費一般30000円。法人120000円。協賛会員300000円~。
だが、選挙が終わったら教育論はそっちのけでカネの配分ばかり。安倍よ、経済ばかりでどうしたら子供らが誇りが持てる様になるのか。将来の子供達は、我々が遺した借金の返済だけをしてれば好いのか。経済の立て直しも根本は教育である。
第一次安倍政権が退陣に追い込まれると、「断腸の思い」と悔しさを滲ませた靖國への参拝も毎年の様に「真榊」奉納でその場を誤魔化して、「戦後レジームの総決算」と宣いながら集団的自衛権さえも憲法解釈で誤魔化そうとしている。
「やるなら今でしょ!」などと揶揄するつもりもないが、国家の基本法である現憲法の見直し無くして戦後政治の総決算など出来る訳はないだろう。憲法論議さえも手を拱いていて、どうやって子供達に「誇りの持てる教育を施す」というのか。
政治で大事なものは経済や社会保障制度に非ず。未来の子供達を思えば「国防」と「教育」にこそ心血を雪ぐべきなのだ。だが、「誇りの持てる教育を施す」と大見得を切った安倍も歴代の首相と何ら変わることなく、教育をほっぽり投げて、民主党の遺した愚策を継承し、景気対策やら財政再建やらを優先するばかり。
国家の大本である「教育」を疎かにし、政治家がカネの分配ばかりに狂奔するとは本末転倒である。「国防」にしても集団的自衛権を憲法解釈で誤魔化そうとするのか。「戦後レジームの総決算」はそんな薄っぺらいものだったのか。
「国防」とは単に領土だけを護ることではないし、自衛隊を合憲にすることだけではない。国を護るということは、国柄である民族、宗教、言語、歴史、価値観、習慣、制度を護ることであり、世界の中で最も優れた我が国の精神文化や未来を担う子供達、そして何より、皇統を死守し継承して行くことに他ならないのだ。
本を糺さず、その場凌ぎの偽善に狂奔し、自己保身、権力欲に溺れた現在の我が国の政治屋は、「自由主義経済」や「グローバル経済」に狂奔しながら詭弁を弄して、己を正当化しているが、こうした米国主導の醜い経済競争への追随は、戦後、米国の価値観を植え付けられた軽佻浮薄な愚行そのものであると断じざるを得ない。
自由奔放に生き、世界を流浪し、大勢の知己友人を持つ我が国の誇るべきナショナリストであった岡倉天心は、「ああ西洋開花は利欲の開花なり。利欲の開花は道徳の心を損じ、人身をして唯一個の射利器械たらしむ。貧者は益々貧しく、富者は益々富み、一般の幸福を増加さする能はざるなり」 と獅子吼した。
「射利」とは、「手段を選ばず利益を得ようとすること」だが、消費税の値上げにしろ、TPPにしろ、この「射利」そのものではなかろうか。 こんなのは国民の幸福ではなく、共産党が吠えている様に、消費税増税とTPP参加は、「大手資本と特権階級の保護を目的とするものだ」との反論は強ち間違いではあるまい。
岡倉天心は外交交渉の上でも我が国の伝統文化に目を向け日本文化を鼓吹した。現在の我が国の政治家や官僚に決定的に足らないものがこうした国家観と気概だ。
我が国では、国の礎となった英霊の方々は国家から顧みられることが少ない。何故ならそれは政治家が中韓に諂い、英霊に感謝の誠を示さないからにほかならない。
このことがどれだけ国民精神の頽廃に繋がり、政治家の為体を招いているのか、安倍や政治指導者は考えたことがあるのだろうか。 愛国心の欠落、その結果としての国防意識の低下、日本人としての誇りや自信の喪失、子殺しや親殺し等々、日本の社会に蔓延する問題の全ては靖國の問題に起因していると言っても過言ではない。
消費税値上げにしても、偉そうに未来を語り、財政再建の痛みを国民に押し付けるなら、歳費を返上しろとは言わないまでも身を削り、国民から詐取している政党交付(助成)金制度を廃止し、準公務員的な立場から脱却すべきだろう。
安倍よ、そして政治家よ、隗より始めよ!
※コメントは返信するのも煩わしいので会員のみにさせて頂いております。コメント及びメッセージ、御意見御感想、近況報告などは mr.cordial@live.jp へ。
《会費&御支援の御願い》みずほ銀行 郡山支店 普1464729 ニッポンロンダンクラブ。年会費一般30000円。法人120000円。協賛会員300000円~。
cordial8317 at 04:09│Comments(1)
この記事へのコメント
1. Posted by 常住不断 2013年10月11日 14:53
TTPにより完全に日本は植民地化されます。
韓国のように。
今の自民党は保守ではない。
保守とは培われた文化を守り伝えるもの。
自民党・安倍政権は真っ向政策のオンパレード。
それに本気で異を唱えているのが日共とは皮肉なものです。
韓国のように。
今の自民党は保守ではない。
保守とは培われた文化を守り伝えるもの。
自民党・安倍政権は真っ向政策のオンパレード。
それに本気で異を唱えているのが日共とは皮肉なものです。
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