「晋どん、もうよか!」の言葉こそ西郷の生き様を現している消費税引き上げは「三党合意」を優先した結果だろう

2013年09月25日

「野村秋介先生追悼二十年特集号」。あれからもう20年か・・・

 昨日、二十一世紀書院の蜷川正大代表から、機関誌「燃えよ祖国」が贈られて来た。いつも気遣って頂き痛み入る。今月は「野村秋介先生追悼二十年特集号」。

 野村先生の著書は一通り読んでるが忘れている部分は多い。理論武装など考えもしなかった時代に「反共右翼からの脱却」を唱えたことに衝撃を覚えたっけ。

 愚生も大学時代、行動右翼のパイオニアを自任する防共挺身隊に身を置きながら、「日本論壇倶楽部」というサークルを立ち上げた。「これからの右翼は理論が大事だ」と痛烈に思ったからだ。だが、それは如何せん理想とは違った。

 理論武装を訴えてから数十年が経ち、右翼陣営を見れば行動より理論とばかりで、武士道には程遠い衒学臭げな請け売りの理論をひけらかす様になってしまった。もっと言い方を変えれば、右翼人の全てがこじんまりしてしまったということだ。

 一水会の木村代表が「右翼は終わってねえぞ」を出版した当初は大いに共鳴もしたが、残念ながら右翼は「もう終わった」といっても好いのではなかろうか。

 右翼陣営の指導者不足と資金不足は顕著であり、「右翼とは果たしてなんぞや」という問いに的確に答えの出せる人はいない。この儘では仁侠道を忘れたヤクザが暴力団化した様に、右翼も淘汰されて行くだろうことは想像するに余りある。

 野村大人は「さらば群青」で、「今、右翼にとっての真なる敵は右翼自身である。例えばフィクサーを気取ったただの金権右翼、思想も信念も持たないゴロツキ右翼、詩心を持たない乞食右翼等等、我が内なる敵は多岐にわたる」と喝破した。

 愚生はゴロツキ右翼と乞食右翼の両方だろうか、愚連隊右翼には憧れる。だが、現在の多くの右翼人よりは右翼らしい生き方を全うしていると自負している。

 野村大人は「絶望することはない。自らが学習し、自らが魂を磨くことによって、その内なる敵を凌駕し、払拭することは未だ未だ可能である」と教える。

 学習はもう十分過ぎるだろう。理論だけならネット右翼の方が数段も上だ。それよりも自らが右翼人として魂を磨くことこそ大事なのではなかろうか。

 長幼の序は弁えてるつもりだが、唯単に年上だからと、或いは右翼だからと自分を誤魔化し、愛想笑いを浮かべて付き合うほど人間は出来てはいないし、右翼というだけで意気にも感じない連中と付き合うことに意味が在るとも思えない。

「国を滅ぼすは外患に非ず。内憂に在り」という。右翼の敵は右翼自身だということはまともな右翼なら認識している筈だ。これは与党・自民党にもいえることだが、政治家のみならず右翼にしろ、全ての組織に当て嵌まることでもある。

 内なる敵と向かい合い、さらには剔抉粛清するには、慣例となってる仲良しクラブ的な会合やら行事は止めるべきで、柵は少ないに越したことはない。

 理論に長け、押しも強く、ヤクザにも顔が利き、マスコミや様々な分野に人脈を持つカリスマ・野村秋介の早過ぎた死は右翼陣営にとって返す返すも残念でならない。

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cordial8317 at 06:30│Comments(0)

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