2023年01月09日
開国した我が国が直面したのが「朝鮮半島匕首(あいくち)論」だった

画像は中共から見た日本の地図である。これを見れば一目瞭然で、何故に中共が沖縄や尖閣に拘るかが分かるというもの。太平洋に出るには日本が邪魔なのだ。朝鮮半島もまた日本に向かって伸びており、これが「朝鮮半島匕首論」というものだ。
朝鮮半島は古来より、我が国にとっては脇腹に突きつけられた匕首の様なものであった。百済の白村江の敗戦で唐の侵攻に怯えた古代。二度に亘る蒙古襲来に見舞われた中世。日清・日露の宿命的な戦争を戦った近代。北朝鮮の暴発と中共の横暴を恐れる現代と、古来より朝鮮半島は地政学的に日本の弱点だったということが分かる。
北朝鮮が弾道ミサイルを発射する度に、我が国は「遺憾砲」を連発して「我が国上空を通ることは怪しからん」などと抗議の声を上げるが、北朝鮮にしてみれば地図の通り、日本列島が邪魔で日本海や日本の上空を通過させざるを得ないのだ。
中共や北朝鮮だけではなく、地政学的に日本の地理的位置を利用しているのが米国である。米韓軍事同盟然り、日本国内の米軍基地然り、日本を中共・北朝鮮の防波堤として利用しているのだ。日米軍事同盟も米国の国益を優先してるに過ぎない。
開国前後の日本も例外ではなく、欧米列強が日本植民地の意図を持って押し寄せて来る。当時、有色人種の完全な主権国家は日本を始め、トルコ、タイ(シャム王国)、エチオピアの四ヵ国だけであった。当時は列強世界が軍事力や経済力で他国や異文明を捩じ伏せ、植民地することが当り前の帝国主義の時代だった。
約260年の鎖国から半ば無理矢理開国させられた日本が行く道は、白人の植民地となるか、有色人種初の帝国主義国家に生まれ変わるかのどちらの道しかなかった。
我が国が選択したのは後者だった。近代国家を目指し、維新をたった十数年で成し遂げて欧米列強に付け入る隙を与えなかった明治政府は、「富国強兵策」を展開して「封建的農業国家」を一気に「帝国主義的近代工業国家」に改造したのである。
不平等乍ら欧米と開国条約を締結し、国際法的整備を終えた我が国が直面したのが、この「朝鮮半島匕首論」だった。 極東から遠い欧米列強より、清やロシアが朝鮮半島を征すれば我が国の安全保障が危うくなるのは明らかだった。半島の主人公たる朝鮮の実情は支那の属国であり、朝鮮半島の安定を託す相手ではなかった。
江戸の鎖国時代でも支那と朝鮮は交易を通じて分かってはいたが、ロシア帝国の強引な拡張主義は、江戸時代を通じて我が国の恐怖の的でもだった。その象徴的な事件が1861年(文久元年)に起こった「ロシア軍艦対馬占領事件」である。
この事件は、不凍港を求めて南下したロシアに因る対馬への侵略だった。半年に亘る我が国からの抗議は聞き入れられず、最後はイギリス艦隊が圧力を掛けて排除した。この事件で、「力こそ正義」である事を思い知った我が国は、これ以後、自らの安全保障の為に、宿命的な日清・日露戦争に向かって直走ることになって行く。
更に言えば、過去の歴史を顧みればアジアの動乱の原因は米国と共産主義だったという事実を忘れてはならない。今正に北朝鮮の金正恩は「力こそ正義」ということを信じて疑わず、核とミサイル開発に狂奔しているが、ある意味で地政学というものを極東アジアの歴史や我が国の歴史に学んでいるとも言えなくはない。
我が国を侮蔑し続ける中韓と国交絶交を宣言することは容易いが、我が国の安全保障を考えれば地政学的に孤立すれば危険となり、脅かされるのは必至。日米韓の同盟が万全ならば好いが、想定外の問題が起こる可能性は否定出来ない。
やはりこれらの脅威に対抗出来る万全の国防体制と法整備を急がなければならない。我々は、過去の極東アジアの歴史の必然の上で成り立っていることを忘れてはならないし、過去の歴史と経験に学び、国家の安全保障を考えなくてはならない。
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cordial8317 at 07:11│Comments(0)

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