靖國神社本殿左奥の「鎮霊社」に詣でたことはありますか?「慰安婦問題」は日本政府の安易な謝罪と事勿れ主義が元凶

2013年05月10日

「戦後レジームからの脱却」とは言うは易く行うは難し(苦笑)

 安倍首相は中韓を慮って「我が国は嘗て多くの国々、取分けアジア諸国の方々に多大な損害と苦痛を与えた」との歴史認識を披歴しインチキ保守ぶりを露呈した。 この認識は平成7年の「村山首相談話」を踏襲したものだが、前政権時にも「全国戦没者追悼式」などで同様の発言をしており、別段驚く様なことではない(苦笑)

 靖國神社参拝や歴史教科書問題などで中韓からの内政干渉は後を絶たないが、抑々勘違いされては困るのは、我が国は中華人民共和国とは戦争はしていないし、当時は日本であり日本人だった韓国や北朝鮮とも戦った訳ではない。韓国こそ、己らの恥辱に塗れた歴史を直視し恥入ると共に、日本に少しは感謝したら如何か。

 中華人民共和国にしても、建国は昭和24(1949)年10月1日である。先般、大々的に「建国60年」を祝ったばかりだが、建国60年とは自ら「日本とは戦争はしていません」と世界に宣言した様なものだろう。こうした戦後に建国した国と占領下だった我が国が戦える訳もない。我が国が戦ったのは「中華民国」である。

 その中華民国とは、我が国がGHQからの占領が解かれ主権を回復した、昭和27年4月28日に「日華国交条約」を締結し和解は成立している。今更ながら「取分け、アジア諸国の方々に多大な損害と苦痛を与えた」などと遜る必要もない。

 だが、我が国の歴史、大東亜戦争の意義を根本的に変える事件が起きる。昭和47(1972)年9月2日の「日中国交条約」の締結である。 北京に詣でた田中角栄は中国共産党政府を中国唯一の合法政府であると承認して、国際条約であった「日華国交条約」を一方的に破棄した揚句に、「日中共同声明」に調印したのだ。

 その調印の際に、田中は「先の大戦で中国国民に重大な損害を与えたことに責任を痛感し、深く反省する」と詭弁を弄した。この田中の歴史認識こそが現在の日本政府に引き継がれ、その後の村山談話や河野談話などに繋がっているのだ。

 我が国が先の大戦で戦ったのは「中華民国」であり、戦後建国した「中華人民共和国」という一党独裁の共産国家ではない。 況してや日華国交条約という国際条約の締結は天皇の国事行為であり、田中の行為は逆賊の行為であったのだ。「日華国交条約」という国際条約の蹂躙は道義国家として決して許されるものではない。

 調印の際に田中が発した「先の大戦で中国国民に重大な損害を与えたことに責任を痛感し、深く反省する」との歴史認識を見直さない限り、我が国の対中外交は間違った方向へ進み続けるだろう。更に言えば「日華国交条約」の破棄は明らかな憲法98条違反なのだが、護憲派やマスコミから糾弾されることはなかった。

 総理大臣が平然と憲法を蹂躙していながらこれを看過し、沈黙しながら、何が護憲か。連中に憲法を語る資格なんぞ無い。 まぁ、安倍ちゃんも「戦後レジームからの脱却」とは勇ましい限りだが、言うは易く行うは難しと言うことだろう。呵呵。

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cordial8317 at 06:39│Comments(0)

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