長嶋茂雄松井秀喜国民栄誉賞W受賞に想う「戦後レジームからの脱却」とは言うは易く行うは難し(苦笑)

2013年05月08日

靖國神社本殿左奥の「鎮霊社」に詣でたことはありますか?

 録画していた「八重の桜」観ていたら、白河の関や二本松藩が登場して少年隊の木村銃太郎隊長らの名前が出ていた。愈々二本松での戦いや会津戦争が始まる。

 会津が中心のドラマ故に、会津と戦った薩長が悪者の様にされてはいるが、我が国の歴史も同じで「勝てば官軍」と言われている様に、薩長が後に袂を分かつと、長州閥が維新後の多くを取り仕切ったのは歴史的な事実である。靖國神社もその一つ。

 靖國神社は明治2年、明治天皇の思し召しに由り「東京招魂社」として創建された神社である。その合祀対象は、公卿で太政大臣であった三条実美の祭文に在る様に「皇軍に役立ちして賊徒等を討たん其の義に・・・」にと限られている。

 この原則がある限り、会津藩や我が二本松藩及び西南戦争で政府軍と戦った西郷軍関係者が祀られることはなく、未来永劫 「賊軍」の汚名が消えることはない。

 所謂「賊軍」の方々が祀られてるのは本殿左奥に鎮座する「鎮霊社」。歴史は浅く、昭和40年5月26日に地鎮祭が斎行され、鎮座祭は7月13日に執り行われた。以来、この日に祭事が執り行われているが、今年は「みたままつり」と重なる。

「鎮霊社」は、幕末の嘉永6年以降、戦争や事変に係わって戦没したものの、本殿に祀られていない日本人の御霊と、同時期以降の世界の戦争・事変に係わって戦没した全世界各国全ての戦没者の御霊を祀る。 この御霊には、会津藩白虎隊や二本松少年隊や、明治10年に西南戦争で自決した西郷隆盛らも含まれる。

 然し乍ら、靖國神社本殿と鎮霊社という並立状態は創建の趣旨から逸脱するものだ。平成13年参議院選挙直前の記者クラブでの党首討論で、所謂「A級戦犯分祀」について小泉純一郎がいみじくも語った「死者の選別」に該当する好例でもある。

 靖國神社側が宗教的な敬虔さを示す為に、こうしたカタチで「鎮霊社」を設けたことは高い評価を受けるべきであろうが、「朝敵」とされ、死後も未だ本殿とは別にしてその死を包括し得ない現状に、真に「靖國」の意味が在るのかという疑問も生じてしまうし、明治天皇の思召しに照らし合わせてどうなのだろう。

「嘗ての敵である会津藩士の御霊と薩長藩士の霊と一緒に祀られることを喜ぶのか」という声が無い訳ではないが、未だ朝敵とされた儘で良いとも思えない。会津藩は幕閣で唯一の神道であり、どの藩よりも朝廷に忠節を尽くした藩である。

 薩長の策謀により「朝敵」とされただけだ。孝明天皇から下賜された宸翰が物語っているではないか。 朝敵を別なカタチで祀ることと、朝敵をも本殿に祀ることと、そのどちらが現代という時代に即して天皇(スメロギ、スベラギ)が顕現される道なのだろう。このまま「死者の選別」をした儘で好いのとはとても思えない。

 所謂「A級戦犯分祀論」で世論を攪乱してるアホ政治家が後を絶えないが、英霊を「戦犯」と罵った挙句に分祀さえすればそれで済むのか。そろそろ我々は、明治天皇の思し召しに応える意味でも靖國の在り方を真剣に考えなくてはならない。

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cordial8317 at 07:51│Comments(0)

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