「平和」の反対は「混乱」であり「戦争」の反対は「話し合い」である「併合時の日本政府から朝鮮総督府への通達 」と「脱亜論」

2023年05月16日

日本は嘗てアジアの希望の星だった!

 ロシアのウクライナ侵攻で世界屈指と言われたロシア軍の脆さが露呈した。米軍然り、中共人民軍然り、実戦となれば実力通りには行かないのが戦争だ。嘗て、我が国も世界最強と言われたロシアに勝利しており、ウクライナが勝つ可能性は高い。

 意外と思うだろうが、意外に強いのはベトナム。ベトナムに先進国の様な最新鋭の武器は無いが、ベトナム人の国防意識というのは世界でも屈指である。戦争というのは、最新鋭の武器や防衛能力も大事だが、何より軍の士気や統率力が重要となる。

「清仏戦争」に負けた清は、賠償の一部として朝貢していたベトナムをフランス​に差し出す。ベトナムのファン・ボウ・チャウは新しい宗主国を探しに日本を訪れる。当時​の日本はフランスよりも強い大国のロシアと戦争中で、そして勝利する。

 ファンはその衝撃をして、「この時に当って東風一陣、人をして爽快足らしめる事件が起きた。日露戦役は我々の頭脳に一新世界を開かしめた」と記している。

 犬養毅首相に拝喝したファン・ボイ・チャウは、「朝貢もするから、軍を出してフランス人ど​もを追い出して欲しい」と懇願するも、犬養はチャウにこう諭す。

「自分の国は自分で守るものだ。日本はその為には協​力を惜しまないが、自分は何もしないで他人に血を流して貰おうと​いうのは料簡が違う」。犬養のこの言葉にファンは恥入り、ベトナムから将来を担う若者らを呼んで日本で学ばせることに。

 当時の日本には、世界の書籍が集まっていた。先ずは文献等で世界を知り​、そして戦い方を知る。ベトナムの悲運とも言える抵抗運動は当時の日本に学んだところが大きいのだ。ベトナムは先ずフランスと干戈を交え、そして勝利する。更に米国と戦い、これも追い出し、序に背後から攻め入る中共の​傀儡政権ポルポト派を倒した。

 ポルポト敗戦に怒った中共は人民解放軍を送り込むのだが、ベトナムはそれもこてんぱんにやっつけた。鄧小平はこの「中越紛争」での惨敗から人民解放軍の近代化を謀り、軍拡路線に路線変更し軍事を背景にした施策を定着させるに至った。

 軍事力を背景に周辺諸国を弾圧してる現在の中共を見る時、果たしてベトナムに戦い方を教えたのは好かったのだろうかと考えてしまう。中国共産党がすんなりとベトナムに勝利したなら現在の様な中国共産党ではなかったかも知れない。

 ベトナムはフランス、米国、中共という強敵を全て破った唯一の国がベトナムであり、先進国の軍隊の様な最新鋭の武器が無くとも、祖国を想う心とベトナム国民の意気の高さと気概が強さに繋がるという証明をしたとも言えるだろう。

 南沙諸島で中共人民軍の軍艦がベトナム漁船に発砲し負傷者が​出ると、べトナムはトンキン湾に入り込んだシナ漁船団を襲撃し、​きっちりと仕返しした。

 実に立派に成長したベトナムだが、方やその恩師の我が国はというと​、シナ漁船に衝突されても何も出来ずに船長を釈放し、尖閣列島や竹島、北方領土で国の主権を侵され乍らも拱手傍観し、米国依存のまやかしの平和を貪り続けてい​る。

 米国依存どころか米国の属国に成り下がり、国家の防衛すら放棄していると思わんばかりの対応だ。「自分の国は自分で守るものだ。自分は何もしないで他人に血を流して貰おうというのは料簡違いだ」とのファンへ放った犬養の台詞が空しく響く。

 そんなベトナムだが、今や外国人犯罪の多くがベトナム人で、シナ人犯罪者と肩を並べる。来日したベトナム人も、ベトナムの英雄・ファンと我が国との深い関係を知っていれば、安易に犯罪を起こすこともないのだろうが、こうした現実は営利至上主義に因る企業の外国人労働者や移民、観光立国という愚策の弊害でもある。

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cordial8317 at 04:43│Comments(0)

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