2011年11月24日
現状に甘んじれば何も問題はなかっただろうが・・・(チェ・ゲバラ)
エルネスト・チェ・ゲバラのDVDを借りて来た。「チェ・ゲバラ(革命と戦いの日々)」「28歳の革命」「39歳別れの手紙」の3本。以前、映画館で観たことがあるが、改めてチェ・ゲバラの偉大さというか純粋さを思い知った。
三島由紀夫は「自己犠牲に達しない思想は卑しい思想だ」と明言したが、「人は何の為に死ぬのか」「人は何の為に死なねばならないのか」と自問自答。DVDを観ながら、現状は唯唯口舌の徒に成り下がっている自分の現状を恥じ入った。
国士舘大学時代、所属していた防共挺身隊・羽田支部の岩瀬康雄支部長の自宅には福田進の写真と共にチェ・ゲバラのパネルが飾って在り、初めてその存在を知った。「革命家」なんぞ知らない愚生は、支部長に彼是と伺ったりもした。
その後、チェ・ゲバラの本を読んだり、分で色々と調べたりしているうちに、支部長と同じく、チェ・ゲバラは尊敬する革命家の一人となり、革命家として生きたいとの、未熟ながらもそうした夢を懐いたのはもう30年以上も前のことだ。
学生時代古本屋で購入した三好徹の「チェ・ゲバラ伝」が在るが、チェ・ゲバラを知るには恰好な本で、時々取り出しては読み耽っている。1974年に第1刷が出されているが、チェ・ゲバラが亡くなったのは1967年。亡くなって日が浅いから取材するのにも相手方の記憶が鮮明で、その為に実にリアルに書かれて在る。
「28歳の革命」と「39歳別れの手紙」は、恐らくこの本を参考にしたのではないだろうか。愚生も右翼人ではあるが、チェ・ゲバラの様な共産主義者に出会っていれば、そういう道に進んだかも知れない。日本の左翼には愛国者がいないのは世界の珍現象だろうが、そんなクソどもに付いてく日本人はいないだろう。
チェ・ゲバラも、アメリカにアングロサクソンとして生まれていれば敬虔なカトリック教徒として国に忠誠を誓っただろうし、イスラエルに生まれていればユダヤ教徒になっていただろう。日本人ならどういう生き方を選んだだろう。
イスラムならウサマ・ビンラディンと共に反米活動に邁進していたかも知れない。宗教や思想信条は、結局、何時の時代に何処で生まれたかの問題なのだ。
山川草木、存在する全てのものに八百万の神が宿っている国に生を享け、祖国を愛し、歴史や伝統、文化を護りたいと思うのは日本人なら当然だろう。
そうしたことが「右翼」と言われるのならそれはそれで諒とするが、愚生は自分で右翼と自任してはいるが、況してや愛国者などとは思ったことはない。
右翼ではあるがマルクスやエンゲル、毛沢東やスターリンの思想と戦っている訳ではない。日本という国に住み、日本の恩恵を受けながら、日本に誇りを持てず蔑み、貶め、卑下し、罵詈雑言の限りをつくしている連中が無性に腹立たしいだけ。
映画の中でゲバラが囁く「現状に甘んじれば、何も問題はなかっただろうが・・・」との台詞が、耳にこびり付いて離れない。
三島由紀夫は「自己犠牲に達しない思想は卑しい思想だ」と明言したが、「人は何の為に死ぬのか」「人は何の為に死なねばならないのか」と自問自答。DVDを観ながら、現状は唯唯口舌の徒に成り下がっている自分の現状を恥じ入った。
国士舘大学時代、所属していた防共挺身隊・羽田支部の岩瀬康雄支部長の自宅には福田進の写真と共にチェ・ゲバラのパネルが飾って在り、初めてその存在を知った。「革命家」なんぞ知らない愚生は、支部長に彼是と伺ったりもした。
その後、チェ・ゲバラの本を読んだり、分で色々と調べたりしているうちに、支部長と同じく、チェ・ゲバラは尊敬する革命家の一人となり、革命家として生きたいとの、未熟ながらもそうした夢を懐いたのはもう30年以上も前のことだ。
学生時代古本屋で購入した三好徹の「チェ・ゲバラ伝」が在るが、チェ・ゲバラを知るには恰好な本で、時々取り出しては読み耽っている。1974年に第1刷が出されているが、チェ・ゲバラが亡くなったのは1967年。亡くなって日が浅いから取材するのにも相手方の記憶が鮮明で、その為に実にリアルに書かれて在る。
「28歳の革命」と「39歳別れの手紙」は、恐らくこの本を参考にしたのではないだろうか。愚生も右翼人ではあるが、チェ・ゲバラの様な共産主義者に出会っていれば、そういう道に進んだかも知れない。日本の左翼には愛国者がいないのは世界の珍現象だろうが、そんなクソどもに付いてく日本人はいないだろう。
チェ・ゲバラも、アメリカにアングロサクソンとして生まれていれば敬虔なカトリック教徒として国に忠誠を誓っただろうし、イスラエルに生まれていればユダヤ教徒になっていただろう。日本人ならどういう生き方を選んだだろう。
イスラムならウサマ・ビンラディンと共に反米活動に邁進していたかも知れない。宗教や思想信条は、結局、何時の時代に何処で生まれたかの問題なのだ。
山川草木、存在する全てのものに八百万の神が宿っている国に生を享け、祖国を愛し、歴史や伝統、文化を護りたいと思うのは日本人なら当然だろう。
そうしたことが「右翼」と言われるのならそれはそれで諒とするが、愚生は自分で右翼と自任してはいるが、況してや愛国者などとは思ったことはない。
右翼ではあるがマルクスやエンゲル、毛沢東やスターリンの思想と戦っている訳ではない。日本という国に住み、日本の恩恵を受けながら、日本に誇りを持てず蔑み、貶め、卑下し、罵詈雑言の限りをつくしている連中が無性に腹立たしいだけ。
映画の中でゲバラが囁く「現状に甘んじれば、何も問題はなかっただろうが・・・」との台詞が、耳にこびり付いて離れない。
cordial8317 at 08:25