江戸時代には武士の嗜みとして「酒道」という作法があったLGBT法案で内政干渉を続ける米国大使の行動は日本人蔑視の人種差別

2023年06月14日

釣りと酒を愛した作家・開高健が好んで使った故事に倣う

 一時間、幸せになりたかったら酒を飲みなさい。
 一日幸福でいたかったら、床屋に行きなさい。
 三日間、幸せになりたかったら結婚しなさい。
 一年幸福でいたかったら、新しい家を建てなさい。
 一生幸福でいたかったら、釣りを覚えなさい。

 この言葉は、釣りと酒を愛した作家・開高健が好んで使った言葉。本来はシナの故事で上記のものは開高健がアレンジした言葉。本来は下記の通り。

「一日幸福でいたかったら、床屋に行きなさい。」
「一週間幸福でいたかったら、結婚しなさい。」
「一ヶ月幸福でいたかったら、良い馬を買いなさい。」
「一年幸福でいたかったら、新しい家を建てなさい。」
「一生幸福でいたかったら、釣りを覚えなさい。」  

 渓流釣りを覚えてからはその奥深さと愉しさは言わずもがな。コロナ禍で行く機会がめっきり減ってしまったが、山奥の渓でキャッチアンドリリースを繰り返しつつ、程好いサイズのイワナを1、2匹キープして晩酌のつまみで頂けば至福のひと時。

 源流釣行のハードさはやった人じゃないと分からないだろう。渓流釣りの基本は、「高捲き(たかまき)」「へつり」「泳ぎ」というものがある。

「高捲き」とは、滝や淵が危険で下りるのが困難な場合、ポイント手前から山に入り、迂回して上流へ下りることをいう。決して無理せず安全に下りれるルートを見つけるのが大事。滑落イコール「死」「大怪我」に繋がります。

「へつり」は、滝や淵の土手の枝や草などにしがみつきながらそこを超えて行くこと。ここで気を付けるのは掴んだ枝は決して過信せず慎重に。全体重を預けてはイケません。「泳ぎ」とはそのまま。夏場は手っ取り早く泳いで渡る(笑)

 源流釣行は登山して山奥の渓へ行く場合もあるが、沢登り(沢渡り)の様なものでハードさより、愉しさを感じる遊び。最近は1人キャンプ用に色んなギヤを揃えたので、泊りがけで行きたいと思ってるが、釣友のスケジュールが儘ならない。

 開高健の故事に戻るが、床屋に行って幸せに浸りたくても愚生の場合、バリカンで自分で丸刈りするから関係はない。結婚が三日間だけってのは言い得て妙。

 家を建てたこともないし、右翼人の身で不相応な家を建てたいとも思わないが、新築の家でも一年経てば喜びも薄れて、厭きてしまうというのも何となく分かる。

 無理して家を建てたところで、固定資産税に窮して齷齪と働くしかないのは目に見えている。我が国は資本主義で自由主義というが、その体制は破綻している。

 所得税やら固定資産税やら相続税などの過度な酷税を見れば「日本的社会主義国」と言っても過言ではない。尤も愚生には所得税も固定資産税も関係はないか(笑)

 飲酒が1時間程度の喜びしかないのかと言えば、声を大にして「否、違う!」と反論したくなる。シナの六朝時代、東晋に陶淵明という詩人がいた。名は潜。

 貧乏だったから官途に就くも、どうも性に合わない。結局、41歳の時、県令を最後に官を退き、田舎へ帰って63歳で天寿を完するまで酒と詩を愛し続けた。

 愚生も49歳で所属してた前任者と袂を別った。そして今年63歳になる。人生の終焉も近い。出来ることなら、最後は草莽の維新者として義勇公に報じたいものだ。

 陶潜は天性の酒好きで、酒さえあれば他に何の欲も無く、住まいは雨風をやっと凌ぐばかりの荒ら屋。着衣も継ぎ接ぎだらけの穴だらけ、飯櫃も往々にして空になる。

 本人はそんな生活ぶりでも一向苦にしなかった。周りの村人らは陶潜の暮らしぶりを見かね、時折酒席を設けてはこの貧乏詩人を招いた。招かれた陶潜は遠慮もせず御馳走に与り、酔いが廻ればさっさと帰り、興が乗れば酒を称える詩を作った。

 陶淵明の飲酒詩は男の浪漫を感じる。陶潜は酒を「忘憂物(ぼうゆうもの)」と呼んだ。以来、忘憂物は酒の異名となり、酒好きを忘憂君と言う様になった。

 酒を呷れば忽ち心地好い気持ちになって嫌なことなど忘れてしまう。だが、陶潜の凄いところは、自分が酒を飲むことで周りの人々の憂さをも忘れさせてしまうことにある。酒飲みというのは斯く在りたいものだが、愚生は未だ未だ修行が足りない。

 愚生も社会からのドロップアウトというのでは一緒。毎日ぶらぶらして飲んだくれているというのも似た様なものだ。こうした生き方を選べば周りからは白い目で見られるが、陶潜がそうはならずに天寿を完したのは、やはり人徳というものだろう。

 大らかに酒の誘いを受け無心に呑む。酔う程に周りにいる人々まで愉しくさせる、そういう忘憂君になりたいものだが、ここのところ自宅で晩酌ばかり。呵呵。

※コメントは返信するのも煩わしいので会員のみにさせて頂いております。コメント及びメッセージ、御意見御感想、近況報告などは mr.cordial@live.jp へ。

《会費&御支援の御願い》みずほ銀行 郡山支店 普1464729 ニッポンロンダンクラブ。年会費一般30000円。法人120000円。協賛会員300000円~。  

cordial8317 at 05:40│Comments(0)

コメントする

このブログにコメントするにはログインが必要です。

江戸時代には武士の嗜みとして「酒道」という作法があったLGBT法案で内政干渉を続ける米国大使の行動は日本人蔑視の人種差別