グリーンジャンボ高額当選するも(笑)酒なんざぁ俺が(カネを)持ってなければ呑んでも美味くないものだ

2011年06月28日

再来年のNHK大河ドラマは「八重の桜」に決定

 NHKの大河ドラマは殆ど見ない。大河ドラマというよりNHK自体余り見ない。定期的に録画して見るのは落語くらいなものだ。そのNHKの平成25年放送の大河ドラマが、会津出身の新島(山本)八重を主人公にした「八重の桜」に決まった。

 東日本大震災以来、原発事故の風評被害で疲弊する会津や福島県の復興の起爆剤になることを期待したい。だが、自説を垂れ流すNHKのこと「男女平等」「男女共同参画社会」の先駆者としての八重の姿を描きそうな不安は拭えない。

 八重は弘化2年(1845)、会津藩砲術指南役・山本権八、さく夫妻の三女として生まれ、兄の覚馬から洋式砲術を学び、戊辰戦争では断髪・男装し、スペンサー銃を担ぎ最後まで勇敢に戦ったという伝説の女性である。主演は綾瀬はるか。

「幕末のジャンヌダルク」とも呼ばれた八重は、戊辰戦争前に会津日新館の教授と結婚するが、会津若松城篭城戦前に離婚する。その夫は会津戦争の最中に行方不明となったというが、愚生に浅田次郎ばりの文才が在るなら、この八重の最初の夫であった但馬出石藩・川崎尚之助という男の生涯を描いて見たいものだ。

 落城後、八重は京都顧問だった兄の覚馬を頼り、上洛うる。縁あって後に同志社大学を設立する新島襄と再婚することになった。キリスト教が未だ世に認められていない時代、洗礼を受け入信し、夫・襄と共に同志社大の設立に尽力した。

 夫である襄を「ジョー」と呼び捨てにし、車にも夫より先に乗ったという。これは新島夫妻が男女が等しく平等であるという姿勢を自ら世に示したものだ。

 男尊女卑の明治時代に於いては世間からは「悪妻」と評された。 当時同志社の学生だった徳富蘇峰からは、「頭と足は西洋、胴体は日本という鵺(ぬえ)の様な女性」と罵倒されたというから八重は男勝りの性格だったのだろう。

 勤務していた京都女紅場が経営難に陥った際には女学校の補助金の件で当時の京都府参事であった槇村正直に直談判して世間には「烈婦」と評されたこともあったというから性格もかなりきつかったと推測出来る。明治23年、夫の襄が急逝する。

 襄の臨終の床で、前出の思想家・徳富蘇峰に過去の非礼を詫びられ、和解したという。八重は夫の死後、日清戦争などで看護婦を志願し、篤志看護婦として救護活動に参加した。戊辰戦争を経験したからこそ、社会貢献に身を投じたのだろう。

 昭和天皇御即位の際に銀杯を下賜されたその4年後自宅で死去、享年86歳。波乱に富んだ八重の生涯のドラマが福島県民にとって復興への大きな励みとなるだろう。

cordial8317 at 09:04
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