まさかの時の友が真の友。今こそ日華国交を再快復せよ!昭和天皇の御遺徳を偲び激動の昭和に思いを馳せる日

2011年04月21日

佐藤栄佐久前知事が今持て囃されているが

 原発事故が起きて、俄に前福島県知事の佐藤栄佐久が持て囃されている。地元紙での論評や地元のフリーペパー「ザ・ウィクリー」の表紙を飾ってた。

 ネット上でも原発政策の安全性への指摘や、プルサーマルに対する疑問など、前知事の認識が改めて見直されている様だが、チョッと持ち上げ過ぎだ。

 原発を設置する県として県民の安全を最優先に考えれば、原発行政の見直しとプルサーマルの導入には慎重を期すのが当然だろうとは思うが、原発行政に与していた前佐藤栄佐久知事に政府の対応や県の姿勢を批判する資格はない。

 福島県知事汚職事件では、実弟の会社「郡山三東スーツ」の土地を巡り、水谷建設に相場よりも高い金額で引き取らせたことが「収賄」と見做され、実刑判決を受けた。見かけとは違いカネに卑しい前知事らしい事件でもあった。

 現在、佐藤兄弟は最高裁に控訴中だが、水谷建設は前知事が当選以来、福島県内で多くの公共工事を受注してきた県外の建設業者で、中でも、東電からの130億円という多額の寄付で建設した「Jビレッジ」は、この水谷建設が一手に引き受けた。

 この高額な工事代金から、実弟や知事の私設秘書でブローカー辻政雄や地元暴力団に流れたのは誰もが知るところ。前知事もこうした事実を知りながら、今更ながら東電や国の原発行政を批判したところで、汚名が返上されることはない。

 知事と実弟とブローカーの辻の三人は一蓮托生である。その辻が入札妨害(談合)で逮捕されると、保身から検察証人となり裏切っている。前知事の周りはどいつもこいつもろくでもない連中ばかりで、知らないのは佐藤前知事当人だけ。

 3期目辺りから、前知事に苦言を呈する者は誰も居なくなった。実弟と辻は卑しい金銭欲に塗れ、実弟は、知事選挙の手伝いに来た女性と不倫をする始末。その愛人が妊娠すると、糟糠の妻への慰謝料を捻出しようと水谷建設に無心した。

 尤も、辻が建設業者から掠め取ったカネをネコババしないで、実弟に渡していれば、前妻の慰藉料に窮することも、県知事汚職事件も起きなかっただろう。

 実弟が不義密通を重ねる様になったのも何のことはない、知事後援会の幹部の誘いから始まったという。郡山クラブタクシーの高橋良和社長や、郡山商工会議所会頭の弟で西部自動車学校の丹治徹専務は地元でも有名な女好きだ。

 高橋社長はその昔、文化通りのとあるアパートの部屋に愛人を住ませてた。池の台の「鮨家だるま」でよく遭遇したからどんな関係なのかと思っていたら、その愛人が愚生が当時付き合ってた女性の親友だったから直ぐにバレた。

 この高橋社長には無免許での事故揉消し疑惑がある。その事故の被害者の石井工務店社長から原郡山市長への仲介を強要された件など疑惑には事欠かない。その疑惑の発覚を恐れた高橋社長、揉消し工作を地元暴力団総長に依頼したという。

 丹治徹も選挙で知り合った女性を愛人にして子供まで拵えている。文化人を気取ってるが下半身は性豪そのもの。前知事の実弟とは違い離婚には至っていない。

 この徹だが、相変わらず歴史家を気取り安積開拓の講話やら、県が大株主のFTVの番組審査委員会の委員長などの要職を務めているが、実に不適格な人物としか言い様がない。前知事のブレーンはこうした下種の輩ばっかりだった(笑)

 前知事が持て囃される中で、現職の佐藤雄平知事への風向きは変わって来ている様に感じる。原発事故以来、記者会見でもテレビ出演でも、「東電や国に裏切られた気持ち。失ったものは余りにも大きい」と心境を吐露している。

 恰も県民の代表として被害者の様に振舞っているが、中止していた第一原発の運転再開とプルサーマルの導入を決めたのは民主党公認の佐藤知事自身だろうに。

 地震や津波の危険性を知りながら何も対策を講じることなく、国や東電の「何重にも防護されていて大丈夫」との言辞を信用して、自ら決断したのではないか。

 今更ながら、「騙された」と言われても、騙されたのは福島県民であり、県民の怒りは政府と東電と知事に向けられていることを知らないとでも言うのか。

 前知事が指摘した「原発の欠陥」を徹底して再検証していれば今回の事故も防げただろう。原発事故は、政府と東電と県に拠って何重ものミスを犯した人災である。原発行政を怠ったことを猛省し、先ずは知事が県民に詫びるべきだ。

 佐藤雄平知事は渡部恒三代議士の秘書を経て民主党候補として参院議員知事に当選。前知事の失職に伴い参議院を辞し知事に就任した人物である。故に、政府与党から原発再開の要請があれば、疑いもせず再開したのは当然かも知れない。

 況してや、再開決定する際の経産省の副大臣が、同じ福島選挙区の民主党参院議員・増子輝彦だったとなれば尚更だろう。県民の多くは、知事や増子輝彦、民主党に裏切られたという思いが強く、知事が「裏切られた」と言うので有れば、誰に、どの様に裏切られたのか、この辺の経緯をきっちり説明すべきだろう。

 前知事佐藤栄佐久の娘婿は衆院議員の玄葉光一郎だし、まぁどっちもどっち。玄葉の政治資金調達にも政治ブローカーの辻が暗躍したことは言うまでもない。

 福島原発が造られた40年前、我が国は正に高度成長期だった。総理となった田中角栄は「日本列島改造論」を掲げ、国民はその夢の様な話に舞い上がった。

 新時代のエネルギーとし、原発設置を国策とした。原発は低コスト故に資源の乏しい我が国にとっては画期的なものだったに違いない。だが、如何せん、米国製の原発は時代と共に朽ち果てて行った。対策も講じずにいたのは確かなことだ。

「1000年に一度来るか来ないか分からない物に予算を付ける必要はない」と宣ったのは外省人の蓮舫。その1000年に一度という最悪の大災害が最低最悪の民主党政権で起きてしまったのは皮肉としか言い様がなく、天譴でもあったのだ。

 イタリアでは、チェルノブイリ(旧ロシアウクライナ領)の原発事故を受け、国民投票で原発を止めた。それ故に、慢性的な電力不足で経済や日常生活に支障を来たしているのが現状だという。だが、イタリア国民は実に明るいものだという。

 我が国が若し、イタリアと同じ様に原発を止めたら、果たして今迄の様な生活から質素な暮らしぶりが出来るか疑問だし、そんな生活は耐え切れないだろう。

 正に、まやかしの平和を貪っていたツケが大きく跳ね返って来た。そういう意味では、東日本大震災は戦後の日本人の在り様を問われているのかも知れない。

cordial8317 at 08:22
まさかの時の友が真の友。今こそ日華国交を再快復せよ!昭和天皇の御遺徳を偲び激動の昭和に思いを馳せる日