2011年03月19日
「ウエシマ作戦」と福島県への風評被害
東京電力福島第一原子力発電所で作られた電力が首都圏の一都七県に送られ、日本経済と世界の経済を支えて来たのは紛れもない事実である。東日本大震災での原発災害は、今後の日本経済に計り知れない禍根を残すことになるだろう。
連日、被害拡大を防ごうと闘っている自衛隊や東京消防庁、警視庁の方々に感謝すると共に、原発構内で命懸けの作業をしてる方の安全を願わずにはいられない。
福島県内には原発の他にも広野火力発電所が在るが、これらの発電所で作られた電力は全て首都圏へ送られ、県内で消費されることはない。首都圏での「計画停電」実施は、福島県内からの送電がストップしたことに由り、消費電力が供給電力を上回る事態を防ぐ為のものであって、計画停電は首都圏自身の問題なのだ。
畏友のブログに、「公営ギャンブルが自粛しているのに、パチンコ屋が煌々と電気を付けてるのは何事か」と憤怒していたが確かに。それに由って消費電力が上がり、停電や不便を被るのは首都圏の方々であって、電車の本数を減らし、コンビニの電気やネオンを消す努力が水泡に帰すことが有ってはならないと思う。
「ウエシマ作戦」という言葉がネットで流行り、「どうぞ、どうぞ」と買い物を控え被災地へ廻そうとの気持ちは大変有難いと思うが、計画停電は被災地へ電力を送る為のものではなく「電気を我慢して被災地へ」とは勘違いに他ならない。
今後も電力不足が続ければ首都圏の混乱は続き、その結果、日本経済は停滞し、疲弊させる最大要因になるのは明らかである。中部電力や関西電力からの送電も検討に入っているというが、未だ未だ実現には程遠い様だ。
連日「被曝の危険」とか「放射能数値増大」などという言葉が垂れ流され、福島県は地震被害や津波被害、原発災害に加え、風評被害も拡大するばかり。
首都圏では被曝を恐れて、カッパやマスク、とろろ昆布を買い溜めしてるという報道を目にした。被曝は誰もが心配だろうが、その放射線被曝の危険を真面に受けている我々福島県民から見たらその光景は滑稽の一言に尽きる。
現在観測されている放射線の数値は人体に全く問題のない数値だろうし、X線やレントゲン、温泉や岩盤浴の方が放射線の数値は高い。尤も、継続的なものなので比べるのもどうかと思うが、それでも大騒ぎする様なものではない。
佐藤福島県知事が、物資や燃料を積み込んだトラックやタンカーが県内から引き返す事態に、怒り心頭に発し政府に対応を要望したが、これも風評被害である。
知事の要請が通じたのか、漸く、県内にも物資や燃料が運ばれてるが、被曝の数値が低い郡山市迄が多い様で、肝心な被災地へは未だ滞っているのが現状だ。
トラック野郎に、原発の被災現場で懸命に努力している東電関係者の方々の爪の垢でも煎じて飲めとは言わないまでも、プロ意識を持って欲しいものだ。
原発事故災害が一段落しても福島県産の水産物と農作物への風評被害はあからさまに起こるだろうことは明らか。先ずは原発危機を封じ込めることを願うばかりだが、次は福島県への風評被害を食い止める努力をしなければならない。
福島の果物、米、野菜、和牛、日本酒、水産物は本当に美味しいです。皆さんも福島県産品を購入したりして復興支援に御協力、御支援下されば幸甚です。
連日、被害拡大を防ごうと闘っている自衛隊や東京消防庁、警視庁の方々に感謝すると共に、原発構内で命懸けの作業をしてる方の安全を願わずにはいられない。
福島県内には原発の他にも広野火力発電所が在るが、これらの発電所で作られた電力は全て首都圏へ送られ、県内で消費されることはない。首都圏での「計画停電」実施は、福島県内からの送電がストップしたことに由り、消費電力が供給電力を上回る事態を防ぐ為のものであって、計画停電は首都圏自身の問題なのだ。
畏友のブログに、「公営ギャンブルが自粛しているのに、パチンコ屋が煌々と電気を付けてるのは何事か」と憤怒していたが確かに。それに由って消費電力が上がり、停電や不便を被るのは首都圏の方々であって、電車の本数を減らし、コンビニの電気やネオンを消す努力が水泡に帰すことが有ってはならないと思う。
「ウエシマ作戦」という言葉がネットで流行り、「どうぞ、どうぞ」と買い物を控え被災地へ廻そうとの気持ちは大変有難いと思うが、計画停電は被災地へ電力を送る為のものではなく「電気を我慢して被災地へ」とは勘違いに他ならない。
今後も電力不足が続ければ首都圏の混乱は続き、その結果、日本経済は停滞し、疲弊させる最大要因になるのは明らかである。中部電力や関西電力からの送電も検討に入っているというが、未だ未だ実現には程遠い様だ。
連日「被曝の危険」とか「放射能数値増大」などという言葉が垂れ流され、福島県は地震被害や津波被害、原発災害に加え、風評被害も拡大するばかり。
首都圏では被曝を恐れて、カッパやマスク、とろろ昆布を買い溜めしてるという報道を目にした。被曝は誰もが心配だろうが、その放射線被曝の危険を真面に受けている我々福島県民から見たらその光景は滑稽の一言に尽きる。
現在観測されている放射線の数値は人体に全く問題のない数値だろうし、X線やレントゲン、温泉や岩盤浴の方が放射線の数値は高い。尤も、継続的なものなので比べるのもどうかと思うが、それでも大騒ぎする様なものではない。
佐藤福島県知事が、物資や燃料を積み込んだトラックやタンカーが県内から引き返す事態に、怒り心頭に発し政府に対応を要望したが、これも風評被害である。
知事の要請が通じたのか、漸く、県内にも物資や燃料が運ばれてるが、被曝の数値が低い郡山市迄が多い様で、肝心な被災地へは未だ滞っているのが現状だ。
トラック野郎に、原発の被災現場で懸命に努力している東電関係者の方々の爪の垢でも煎じて飲めとは言わないまでも、プロ意識を持って欲しいものだ。
原発事故災害が一段落しても福島県産の水産物と農作物への風評被害はあからさまに起こるだろうことは明らか。先ずは原発危機を封じ込めることを願うばかりだが、次は福島県への風評被害を食い止める努力をしなければならない。
福島の果物、米、野菜、和牛、日本酒、水産物は本当に美味しいです。皆さんも福島県産品を購入したりして復興支援に御協力、御支援下されば幸甚です。
cordial8317 at 09:33