幕末の思想家・佐久間象山今日2月22日は「竹島の日」です

2011年02月19日

似非環境保護団体のテロに屈し調査捕鯨が中止になった

 我が国政府は、シーシェパードの反捕鯨の活動に屈し調査捕鯨を中止した。日本人蔑視の似非環境保護団体の妨害活動に屈し調査捕鯨を中止するとは言語道断で、尖閣諸島事件に続いてまたもや外交での汚点を残したのは間違いない。

 大した反論もせずに「乗員、調査船の安全確保の観点から中止する」との詭弁は、腰抜・軟弱・弱腰外交以外の何物でもなく、外交上も汚点を残したと言えよう。

 地球上の鯨類が年間に捕食する魚類の総量は2億5千万トン~4億トンだという。一方、地球上の漁師の漁獲量は約1億トン。「鯨飲馬食」と言われるほどに食欲旺盛な鯨類が増え過ぎれば、人間が食料にしている水産資源も脅かされる事となろう。

 また急激な人口増加も懸念されている現代に於いて、人類の貴重なタンパク源の補給として鯨を捕獲する様になるのではなかろうか。それが現実となった時に果たしてシーシェパードが妨害活動をするのかは疑問。何より先んじて鯨を獲りそうだ。

 要は「日本なら何をやっても大丈夫だ」と高を括られ、資金集めに日本の調査捕鯨が利用されてるだけだろう。シーシェパードの執拗な妨害活動は、白豪主義に根差した日本人否定且つ日本人蔑視の人種差別活動以外の何物でもない。

 我が国で商業捕鯨が本格的に始まったのは江戸時代の初期の1606年に遡る。紀州(和歌山)の太地で開始された商業捕鯨はやがて全国に広まり、それと共に鯨を食する習慣も全国に広まった。松尾芭蕉の句「水無月や 鯛はあれども 塩鯨」という様に、塩付けされた鯨の肉は江戸庶民の大切なタンパク源で大衆食として愛された。

 19紀初頭には「鯨肉調理方」という本が出版されているが、鯨食というのはそれだけ普及していたのである。今でも北海道や東北では正月に「鯨汁」を食しているし、「ハリハリ鍋」にしている地域もあるし、大阪のおでんにはコロ、サエズリ、オノミといった具が入る。千葉の房総でも鯨を食べる習慣があると聞いている。

 反捕鯨の連中は、鯨食を「ゲテモノ」扱いしたり、「戦中戦後の食糧難時代に止むを得ず広まったもの」だとか、或いは、鯨の遠洋漁業は「鯨油を採る目的だ」などと愚にも付かない反論をしている。だがそれは、欧米の捕鯨は皮だけ剥いで鯨油のみを採るやり方だから、それと勘違いしているものが実に多い。

 我が国は単に食するだけではなく、鯨の髭は文楽の人形に使い、骨は櫛などの工芸品となっている。漁師達は鯨塚を作り供養し、捕鯨問題の背景には、こういった我が国の伝統的鯨文化の問題も有り、反捕鯨は日本文化の否定でもあるのだ。

 スポーツハンティングで原住民のアボリジニを殺してきたオーストラリア人らが今更「鯨を食うな」とは笑止千万。オーストラリアに移住した白人は犯罪者が大半を占め、「白豪主義」を以って徹底した移民政策と人種差別政策を続けた。シーシェパードはその悪しき伝統を受け継いでいる子孫と思えば合点が行く(苦笑)

cordial8317 at 07:30
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