2010年06月14日
防共挺身隊総隊長辞任から一年が経った
昨年3月、国士舘大学在学中から所属していた右翼団体・防共挺身隊(以下防挺)の総隊長に就任。同6月、前任者と活動方針の違いから総隊長を辞し1年が経った。防挺といえば、戦後、大日本愛国党と並び行動右翼として、右翼・民族派運動に大きな役割を担ってきた団体である。(詳細はウィキペディアを参照されたし)
初代総隊長・福田進、二代目・早坂光夫、三代目・對馬則政の下で約30年間、右翼活動家とし邁進し「防挺の良識」と言われたりもしたが力及ばず袂を分つた。
爾来、蟄居状態ながらも正統右翼浪人を自任して言論活動や自己啓発に充実した日々を送っている。除籍通知を出されたが右翼活動家として何ら恥じることは無い。そんな中で、昨年末、前任者の對馬が急逝したのが返す返すも残念である。
大学時代に「日本論壇倶楽部」という同好会を創った。未だ野村秋介氏が「反共右翼からの脱却」や「理論武装」を訴えていることも知らずにいた頃、これからの右翼は理論が大事だと感じて団体名に「論壇」という字を付けた。
当時、国際勝共連合や一水会が私服で演説していた様子に興味を持ち、これからの街頭演説は隊服ではなく、揃いのブレザーを着てやろうと彼是考えたりもした。しかし、今、右翼の原点は理論より行動力であるという結論に至っっている。
昨今、新保守主義を掲げる学者や評論家の言動が持て囃されてはいるが、その「保守」に「尊皇」はない。彼等が「保守」したいのは、自民党や民主党の体制なのだ。反中共、反北朝鮮と耳障りの良いことを言ってるだけで、本音とは思えない。
保守主義を否定はしないが、尊皇無き保守では米国や英国の保守政党、保守主義と何等変りは無いのだ。そんな中で、右翼・民族派の知識は保守評論家と然程代わり映えせず、理論をひけらかすばかりで、行動力が乏しくなってしまった。
街宣右翼のパイオニアであり純正右翼を標榜する防挺が一世を風靡した時代、そこには在るのは理論より行動力だった。昔、ある幹部が自分に言った言葉を思い出す。「パクられたら弁護士の先生が巧く理論を考えてくれるから心配無用」。民族派諸氏は原点に戻り研鑽を積み、テロを担保しつつ活動を続けて貰いたいものだ。
警察庁が把握している国内の右翼団体は現在、約900団体に上るという。御多分に漏れず、右翼の世界も「玉石混交」で、数ある団体の中には街宣車に日の丸を立てて、軍歌を流すだけの団体も在ったり、街宣車を強請り、集りの道具として使用してる自称右翼も少なくない。そうなるのも右翼活動の本質を知らないからだ。
世間の嘲笑や侮蔑に耐えつつも皇室の弥栄を祈り、国の行く末を憂う「純正右翼」「本流右翼」は極僅かになった。国家社会主義者で「皇道日報社(現・防共新聞社)」の福田素顕翁(防共挺身隊・初代総隊長福田進の父)は、「愛国者は国民の模範的人物にして指導者たれ」との言葉を残してこの世を去ったが、民族派、右翼を自称する者の中で果たして何人が「国民の模範」と胸を張ることが出来ようか。
野村秋介大人は「塵中に人あり(汚れた顔の天使たち)」の中で「他を批判する者、先ず自らに峻烈でなくてはならない」と示現している。こうした言葉を我が胸に手を当て自省してみれば、忸怩たる思いに駆られるが「国民の模範」に成れないまでも、塵の中でもキラリと光彩を放てる人物には成りたいものである。
※コメントは返信するのも煩わしいので会員のみにさせて頂いております。コメント及びメッセージ、御意見御感想、近況報告などは mr.cordial@live.jp へ。
《会費&御支援の御願い》みずほ銀行 郡山支店 普1464729 ニッポンロンダンクラブ。年会費一般30000円。法人120000円。協賛会員は300000円~。
初代総隊長・福田進、二代目・早坂光夫、三代目・對馬則政の下で約30年間、右翼活動家とし邁進し「防挺の良識」と言われたりもしたが力及ばず袂を分つた。
爾来、蟄居状態ながらも正統右翼浪人を自任して言論活動や自己啓発に充実した日々を送っている。除籍通知を出されたが右翼活動家として何ら恥じることは無い。そんな中で、昨年末、前任者の對馬が急逝したのが返す返すも残念である。
大学時代に「日本論壇倶楽部」という同好会を創った。未だ野村秋介氏が「反共右翼からの脱却」や「理論武装」を訴えていることも知らずにいた頃、これからの右翼は理論が大事だと感じて団体名に「論壇」という字を付けた。
当時、国際勝共連合や一水会が私服で演説していた様子に興味を持ち、これからの街頭演説は隊服ではなく、揃いのブレザーを着てやろうと彼是考えたりもした。しかし、今、右翼の原点は理論より行動力であるという結論に至っっている。
昨今、新保守主義を掲げる学者や評論家の言動が持て囃されてはいるが、その「保守」に「尊皇」はない。彼等が「保守」したいのは、自民党や民主党の体制なのだ。反中共、反北朝鮮と耳障りの良いことを言ってるだけで、本音とは思えない。
保守主義を否定はしないが、尊皇無き保守では米国や英国の保守政党、保守主義と何等変りは無いのだ。そんな中で、右翼・民族派の知識は保守評論家と然程代わり映えせず、理論をひけらかすばかりで、行動力が乏しくなってしまった。
街宣右翼のパイオニアであり純正右翼を標榜する防挺が一世を風靡した時代、そこには在るのは理論より行動力だった。昔、ある幹部が自分に言った言葉を思い出す。「パクられたら弁護士の先生が巧く理論を考えてくれるから心配無用」。民族派諸氏は原点に戻り研鑽を積み、テロを担保しつつ活動を続けて貰いたいものだ。
警察庁が把握している国内の右翼団体は現在、約900団体に上るという。御多分に漏れず、右翼の世界も「玉石混交」で、数ある団体の中には街宣車に日の丸を立てて、軍歌を流すだけの団体も在ったり、街宣車を強請り、集りの道具として使用してる自称右翼も少なくない。そうなるのも右翼活動の本質を知らないからだ。
世間の嘲笑や侮蔑に耐えつつも皇室の弥栄を祈り、国の行く末を憂う「純正右翼」「本流右翼」は極僅かになった。国家社会主義者で「皇道日報社(現・防共新聞社)」の福田素顕翁(防共挺身隊・初代総隊長福田進の父)は、「愛国者は国民の模範的人物にして指導者たれ」との言葉を残してこの世を去ったが、民族派、右翼を自称する者の中で果たして何人が「国民の模範」と胸を張ることが出来ようか。
野村秋介大人は「塵中に人あり(汚れた顔の天使たち)」の中で「他を批判する者、先ず自らに峻烈でなくてはならない」と示現している。こうした言葉を我が胸に手を当て自省してみれば、忸怩たる思いに駆られるが「国民の模範」に成れないまでも、塵の中でもキラリと光彩を放てる人物には成りたいものである。
※コメントは返信するのも煩わしいので会員のみにさせて頂いております。コメント及びメッセージ、御意見御感想、近況報告などは mr.cordial@live.jp へ。
《会費&御支援の御願い》みずほ銀行 郡山支店 普1464729 ニッポンロンダンクラブ。年会費一般30000円。法人120000円。協賛会員は300000円~。
cordial8317 at 07:07
この記事へのコメント
4. Posted by T.K 2011年01月10日 19:53
民族派の方がよくご覧になられるHP「ただいま街宣中」にも投稿いたしましたが、なんとイタリアのネオファシストも街宣車を使っています。
http://www.youtube.com/watch?v=imeFCcyT6q4
ローマ市内を街宣中のネオファシスト。トラックにスピーカーを載せた街宣車に旗を立て軍歌をボリュームいっぱいに鳴らして勇ましく走行です。後に何台も旗を立てた車とバイクが連なっています。日本と同じく昼間から前照灯をハイビームです。この街宣手法は、完全に日本右翼のやり方そのものです。街宣車を用いて軍歌を鳴らし、多くの人たちにアピールするこの手法が、日本のみならず同盟国であるドイツ、イタリアの民族派団体においても採用されている、ということはこの日本右翼のやり方を同盟国の同志の方達が高く評価していることの表れであり、日本の民族派として、いや日本人として本当に誇りに思ってもいいと思います。
言い換えれば、同盟国の同志の皆さんは、日本の民族派の活動方法を実によく観察し研究されているということです。国際社会、それも同盟国で日本右翼の手法が採用されたわけですから、「悪しきものだった」と悔悟されるのではなく、ここはむしろ「素晴らしい手法を開発した」と誇りを持たれるほうがよろしいのではないかと思いますが、いかがなものでしょうか。
http://www.youtube.com/watch?v=imeFCcyT6q4
ローマ市内を街宣中のネオファシスト。トラックにスピーカーを載せた街宣車に旗を立て軍歌をボリュームいっぱいに鳴らして勇ましく走行です。後に何台も旗を立てた車とバイクが連なっています。日本と同じく昼間から前照灯をハイビームです。この街宣手法は、完全に日本右翼のやり方そのものです。街宣車を用いて軍歌を鳴らし、多くの人たちにアピールするこの手法が、日本のみならず同盟国であるドイツ、イタリアの民族派団体においても採用されている、ということはこの日本右翼のやり方を同盟国の同志の方達が高く評価していることの表れであり、日本の民族派として、いや日本人として本当に誇りに思ってもいいと思います。
言い換えれば、同盟国の同志の皆さんは、日本の民族派の活動方法を実によく観察し研究されているということです。国際社会、それも同盟国で日本右翼の手法が採用されたわけですから、「悪しきものだった」と悔悟されるのではなく、ここはむしろ「素晴らしい手法を開発した」と誇りを持たれるほうがよろしいのではないかと思いますが、いかがなものでしょうか。
3. Posted by T.K 2010年11月22日 22:00

http://www.youtube.com/watch?v=9YwpSFokem4では、ネオナチが、ヒトラー総統登場時によく使用された、バーデンバイラー行進曲を街宣車からボリュームいっぱいに鳴らして機動隊と対決しています。こういうのを見ると「ネオナチがんばれー!!日本右翼が付いてるぞ!!!」と思いっきり声援を送りたくなります。先に述べた、日本人にあいさつするネオナチとともに、ものすごく好感が持ててしまいます。こういうのを見ると日本とドイツの三国同盟以来の厚い友情を感じてしまいます。
2. Posted by 爆発五郎 2010年11月20日 08:53
TKさん、中々興味深い内容ですね。尤も日本の右翼思想には「国家社会主義」もその一つですから、ネオナチと通ずるものがあるでしょうね。街宣車はその昔は啓蒙活動や抗議行動に大きな役割を果たしたのは事実でしょう。福田進総隊長が都知事選に立候補した際に目立つ為にレコードプレーヤーで「ちゃんちきおけさ」を流したのが最初と聞いています。当時はカセットテープなんてものは有りませんから度々針が跳んだそうです(笑)愛国党の赤尾敏総裁がそれを真似、軍歌を流し全国に広がったと云いますが、福田初代曰く、「アレは今になると悪しきものだった」と悔悟してますね。今、右翼団体は新たなスタイルを模索しているようですが、どの団体も隔靴掻痒の感は否めませんね。右翼はやはり肉体言語、テロを担保にした行動に尽きる気がします。コメントに対する答えになりませんがこんなもので失礼します。頓首再拝。
1. Posted by T.K 2010年11月20日 03:15

http://www.youtube.com/watch?v=LyEzr8zS8Xw
正気塾も仰天の、消防車改造の大型街宣車から、「ワレキューレ」です。
http://www.youtube.com/watch?v=f19xaqKJIS8
迷彩色の街宣車から、ロック系の曲を流しています。
http://www.youtube.com/watch?v=QA4bHJIlHZg
紺色のワゴン車型街宣車。車体にスローガンがかかれている。
曲は「ワレキューレ」。しかも、演説者は日本人と思しき人に気がつくと「アリガトウ」となんと日本語で感謝をしています。なんと、親日的!この「ワレキューレ」は、「出征兵士を送る歌」の前奏によくにています。you tubeで日本右翼の街宣画面をみて影響を受けたものと思われます。日本語であいさつをしていることからもあきらかです。
http://www.youtube.com/watch?v=zoJcVtZvUU4
ネオナチメンバーの乗る大型バスです。右翼の黒塗り大型バスそのものです。
http://www.youtube.com/watch?v=rJDxpkDHmSY
最後のほうに、ワゴン車タイプの黒塗り街宣車が少しだけでてきます。
思えば、福田先生が軍隊調街宣車に旗をたてて軍歌を流しながら活動することをはじめられ、とうとう世界の右翼の大御所であるネオナチが導入したのは感無量と思います。さて、先生はネオナチが、日本右翼に影響を受けた街宣車を用いて運動している点について、どのように感じられましたか?
街宣車のパイオニア団体の先生からぜひともお考えをお聞かせいただきたいと思います。ご面倒と思われますがお返事のほど
よろしくお願いいたします。