2022年02月21日
口下手な日本人の美徳や微風を外国人に理解させるのは不可能である
北京冬季オリンピックというよりペテンオリンピックが閉幕した。話題に事欠かないオリンピックで、審判員の主観の偏った判定にしろ多くの疑惑が浮上した。
武漢を発症とする新型コロナは世界の4億人に感染させ600万人以上を死亡させた責任を負わず、何故にジェノサイド疑惑のある北京での開催だったのだろう。
そんな中で日本チームは歴代一位のメダル数を獲得。スノーボードの平野歩夢や男子ノーマルヒルの小林陵侑、スピードスケートの高木美帆の金メダルに感動を貰う。競技最終日に行われたカーリング女子決勝は最後の最後までハラハラドキドキ。
一方で、審判団の主観の入る試合では中共の贔屓国への配慮が目立ち、納得出来ない判定も多く見られた。レース後にクレームが付いて失格とされたノルディックスキー・ジャンプ混合団体の高梨沙羅への対応を見ても審判団への不信が募った。
競技終了後にスーツ規定違反で失格には、本人もショックだったに違いない。何故に審判員は競技の前にウエアの不備を指摘しなかったのだろう。失格となった5人は北京オリンピックに「政治的ボイコット」した国だったというから嗤える。
彼女が翌日インスタグラムに謝罪文をあげたことが話題になった。高梨の純粋な気持ちは理解するが、日本側は毅然と抗議するべきで、高梨の謝罪は日本人らしい潔さだが、外国人にはこうした安易な謝罪は本人に非があったとしか思われない。
潔さというのは日本人の美徳であるが、国際関係に於いてこの日本的美徳が通用すると思うのは日本人の思い違いでしかない。過去の日本外交は正にそれの繰返し。
所謂「従軍慰安婦問題」の解決の為に訪韓した当時の宮沢喜一首相は、韓国内の「反日」の嵐の中で謝罪と反省を8回も繰り返した。謝ることで慰安婦問題は収まるとの甘い読みかわ、我が国の国益を大きく損なうこととなったのは記憶に新しい。
平成4(1992)年、朝日新聞の報道に因り、慰安婦問題が再燃する。韓国の大学教授が「軍慰安所従業婦募集に関する件」という陸軍省の文書を発見したと報じた。
その内容は「慰安婦の募集に対し、軍の名義や権利を利用して誘拐に類する様な悪徳業者がいる」と、警察と連携して防止を指示する文書であり、日本軍の強制連行を寧ろ否定するものだったのだが、朝日新聞は事実とは真逆の報道を垂れ流した。
「募集について軍の関与があった」「強制連行があった」と世論を誤誘導したことで、東亜日報は「12歳の小学生まで動員し戦場で性的に弄ばれた」と虚偽の報道をすると韓国の世論は激昂した。慰安婦問題に対しての朝日新聞の罪は重い。
こうした韓国の世論に狼狽えた当時の宮沢内閣は、「外交上の配慮」として強制連行の事実を認める方向で検討に入った。だが、日本軍の強制連行の証拠となる資料が発見されないことから対応に苦慮するも韓国に譲歩し謝罪してしまう。
謝罪の席で「従軍慰安婦問題に旧日本軍が関与したと思われることを示す資料が発見されたことを承知しており、この事実を厳粛に受け止めたい」と語ったのだが、証拠資料を精査もせず裏付け調査も無しに安易に謝罪した宮沢内閣の罪は重い。
慰安婦問題が浮上した当初は余り問題にしたくなかった韓国政府も、激昂した世論を放っておけずなくなり「強制連行」の認定を日本政府に強く迫る様になったというのが真相である。当時の官房副長官、石原信雄は次の様に証言している。
「日本軍が強制連行した証拠は見つからなかった。『強制連行が無かったとすると、韓国が言論を押さえられない。賠償は請求権協定により一切賠償は要求しないから、有ったことにして欲しい』と依頼され、政治的に認めたものである」
譲歩は更なる譲歩を生み、安易な謝罪は禍根を残す典型である。過去には、米国議会下院でトヨタ自動車へのリコール問題に関する公聴会が開かれたのを思い出す。米国人らは「米国らしい歪な正義」を振り翳して豊田章男社長を吊し上げた。
米国で、米国製車へのリコールが毎年1600台に及んでいた時代である。そんな技術的に御粗末な国が、自分のことは差し置いて御粗末にもトヨタを糾弾した。
裁判では、豊田社長へ容赦ない追求が繰り返されたが、「イエスかノーか」と感情的に迫られながらも真摯に答えていたが、豊田社長は「誠に残念(DEEPLY SORRY)」と謝罪を口にし、安易に相手側に同意してしまった。
日本語では「イエス」「ノー」で答えられないものもある。口下手な日本人は、論争するのも面倒なので安易に相手に同意してしまうのはよくあることだ。
日本人同士ではその謝罪の意味は理解するが、外国人には「すみませんでした」「不徳の致すところ」とか「言わなくても分かってくれるだろう」という様な、言葉足らずの日本的美風は通じないということを知らなくてはならない。
米国では、三菱自動車が「セクハラ集団訴訟」を起こされたこともある。三菱で働く女性従業員が執拗且つ陰湿なセクハラ被害を受けたというものだった。
常識で考えても嘘だと解る証言なのだが、三菱は疑惑に対して日本人御得意の「不徳の致すところ」と述べたことで結局3400万ドルを支払わされることとなった。
フォード・エクスプローラーの横転死傷事故訴訟というのもあった。事故の原因がフォード社に有るのは明らかだったが、議会公聴会でフォード社の会長が「原因は我が社の車ではなくタイヤが原因」と、謝罪するどころか日本企業を非難した。
そのフォード社の意見に対し、ファイヤーストーンの日本人社長が反論もせずに「不徳の致すところ」と謝罪した為に、ナント「自白」と見做され有罪となった。
文化の違いと言えばそれまでだが、外国や外国人には安易な「すみません」という日本的美風は通じない。反論という「口先」も大事なことで、安易に謝罪などするべきではないのである。こうしたことは我が国の外交にこそ必要なことである。
北京冬季オリンピックでは、女子フィギュアのロシア少女へのドーピング問題が浮上し、開催から最後まで世界を巻き込んだ大問題に発展した。本来なら出場停止だろうが、プーチンと習近平の関係を重んじたのか、何故か競技が続けられた。
抑々、ロシアは組織的なドーピング問題の制裁措置で、RUS(ロシア)ではなくROC(ロシア・オリンピック委員会)として出場が例外的に許可されている。それがよりにもよってドーピング疑惑とは反省も無く等閑を付してたとしか思えない。
「祖父と同じグラス使用した」という見苦しい言い訳にしても本人が考えたとは思えない。やはり、組織ぐるみでドーピングを行っていた疑惑は消えない。疑惑が浮上しても、コーチや関係者は沈黙し、決して謝罪の言葉を口にすることはなかった。
世界では高梨の様な「失格になったのは私の不徳の致すところ」という潔さは「謝罪」と見做され、本人が「自白」したと見做される。だが、「祖父と同じグラス」の様な言い訳は見苦しいばかりではなく、同じ過ちを繰り返すに違いない。
※コメントは返信するのも煩わしいので会員のみにさせて頂いております。コメント及びメッセージ、御意見御感想、近況報告などは mr.cordial@live.jp へ。
《会費&御支援》みずほ銀行 郡山支店 普1464729 ニッポンロンダンクラブ。年会費一般30000円(月2500円)。法人120000円。協賛会員は300000円~。
武漢を発症とする新型コロナは世界の4億人に感染させ600万人以上を死亡させた責任を負わず、何故にジェノサイド疑惑のある北京での開催だったのだろう。
そんな中で日本チームは歴代一位のメダル数を獲得。スノーボードの平野歩夢や男子ノーマルヒルの小林陵侑、スピードスケートの高木美帆の金メダルに感動を貰う。競技最終日に行われたカーリング女子決勝は最後の最後までハラハラドキドキ。
一方で、審判団の主観の入る試合では中共の贔屓国への配慮が目立ち、納得出来ない判定も多く見られた。レース後にクレームが付いて失格とされたノルディックスキー・ジャンプ混合団体の高梨沙羅への対応を見ても審判団への不信が募った。
競技終了後にスーツ規定違反で失格には、本人もショックだったに違いない。何故に審判員は競技の前にウエアの不備を指摘しなかったのだろう。失格となった5人は北京オリンピックに「政治的ボイコット」した国だったというから嗤える。
彼女が翌日インスタグラムに謝罪文をあげたことが話題になった。高梨の純粋な気持ちは理解するが、日本側は毅然と抗議するべきで、高梨の謝罪は日本人らしい潔さだが、外国人にはこうした安易な謝罪は本人に非があったとしか思われない。
潔さというのは日本人の美徳であるが、国際関係に於いてこの日本的美徳が通用すると思うのは日本人の思い違いでしかない。過去の日本外交は正にそれの繰返し。
所謂「従軍慰安婦問題」の解決の為に訪韓した当時の宮沢喜一首相は、韓国内の「反日」の嵐の中で謝罪と反省を8回も繰り返した。謝ることで慰安婦問題は収まるとの甘い読みかわ、我が国の国益を大きく損なうこととなったのは記憶に新しい。
平成4(1992)年、朝日新聞の報道に因り、慰安婦問題が再燃する。韓国の大学教授が「軍慰安所従業婦募集に関する件」という陸軍省の文書を発見したと報じた。
その内容は「慰安婦の募集に対し、軍の名義や権利を利用して誘拐に類する様な悪徳業者がいる」と、警察と連携して防止を指示する文書であり、日本軍の強制連行を寧ろ否定するものだったのだが、朝日新聞は事実とは真逆の報道を垂れ流した。
「募集について軍の関与があった」「強制連行があった」と世論を誤誘導したことで、東亜日報は「12歳の小学生まで動員し戦場で性的に弄ばれた」と虚偽の報道をすると韓国の世論は激昂した。慰安婦問題に対しての朝日新聞の罪は重い。
こうした韓国の世論に狼狽えた当時の宮沢内閣は、「外交上の配慮」として強制連行の事実を認める方向で検討に入った。だが、日本軍の強制連行の証拠となる資料が発見されないことから対応に苦慮するも韓国に譲歩し謝罪してしまう。
謝罪の席で「従軍慰安婦問題に旧日本軍が関与したと思われることを示す資料が発見されたことを承知しており、この事実を厳粛に受け止めたい」と語ったのだが、証拠資料を精査もせず裏付け調査も無しに安易に謝罪した宮沢内閣の罪は重い。
慰安婦問題が浮上した当初は余り問題にしたくなかった韓国政府も、激昂した世論を放っておけずなくなり「強制連行」の認定を日本政府に強く迫る様になったというのが真相である。当時の官房副長官、石原信雄は次の様に証言している。
「日本軍が強制連行した証拠は見つからなかった。『強制連行が無かったとすると、韓国が言論を押さえられない。賠償は請求権協定により一切賠償は要求しないから、有ったことにして欲しい』と依頼され、政治的に認めたものである」
譲歩は更なる譲歩を生み、安易な謝罪は禍根を残す典型である。過去には、米国議会下院でトヨタ自動車へのリコール問題に関する公聴会が開かれたのを思い出す。米国人らは「米国らしい歪な正義」を振り翳して豊田章男社長を吊し上げた。
米国で、米国製車へのリコールが毎年1600台に及んでいた時代である。そんな技術的に御粗末な国が、自分のことは差し置いて御粗末にもトヨタを糾弾した。
裁判では、豊田社長へ容赦ない追求が繰り返されたが、「イエスかノーか」と感情的に迫られながらも真摯に答えていたが、豊田社長は「誠に残念(DEEPLY SORRY)」と謝罪を口にし、安易に相手側に同意してしまった。
日本語では「イエス」「ノー」で答えられないものもある。口下手な日本人は、論争するのも面倒なので安易に相手に同意してしまうのはよくあることだ。
日本人同士ではその謝罪の意味は理解するが、外国人には「すみませんでした」「不徳の致すところ」とか「言わなくても分かってくれるだろう」という様な、言葉足らずの日本的美風は通じないということを知らなくてはならない。
米国では、三菱自動車が「セクハラ集団訴訟」を起こされたこともある。三菱で働く女性従業員が執拗且つ陰湿なセクハラ被害を受けたというものだった。
常識で考えても嘘だと解る証言なのだが、三菱は疑惑に対して日本人御得意の「不徳の致すところ」と述べたことで結局3400万ドルを支払わされることとなった。
フォード・エクスプローラーの横転死傷事故訴訟というのもあった。事故の原因がフォード社に有るのは明らかだったが、議会公聴会でフォード社の会長が「原因は我が社の車ではなくタイヤが原因」と、謝罪するどころか日本企業を非難した。
そのフォード社の意見に対し、ファイヤーストーンの日本人社長が反論もせずに「不徳の致すところ」と謝罪した為に、ナント「自白」と見做され有罪となった。
文化の違いと言えばそれまでだが、外国や外国人には安易な「すみません」という日本的美風は通じない。反論という「口先」も大事なことで、安易に謝罪などするべきではないのである。こうしたことは我が国の外交にこそ必要なことである。
北京冬季オリンピックでは、女子フィギュアのロシア少女へのドーピング問題が浮上し、開催から最後まで世界を巻き込んだ大問題に発展した。本来なら出場停止だろうが、プーチンと習近平の関係を重んじたのか、何故か競技が続けられた。
抑々、ロシアは組織的なドーピング問題の制裁措置で、RUS(ロシア)ではなくROC(ロシア・オリンピック委員会)として出場が例外的に許可されている。それがよりにもよってドーピング疑惑とは反省も無く等閑を付してたとしか思えない。
「祖父と同じグラス使用した」という見苦しい言い訳にしても本人が考えたとは思えない。やはり、組織ぐるみでドーピングを行っていた疑惑は消えない。疑惑が浮上しても、コーチや関係者は沈黙し、決して謝罪の言葉を口にすることはなかった。
世界では高梨の様な「失格になったのは私の不徳の致すところ」という潔さは「謝罪」と見做され、本人が「自白」したと見做される。だが、「祖父と同じグラス」の様な言い訳は見苦しいばかりではなく、同じ過ちを繰り返すに違いない。
※コメントは返信するのも煩わしいので会員のみにさせて頂いております。コメント及びメッセージ、御意見御感想、近況報告などは mr.cordial@live.jp へ。
《会費&御支援》みずほ銀行 郡山支店 普1464729 ニッポンロンダンクラブ。年会費一般30000円(月2500円)。法人120000円。協賛会員は300000円~。
cordial8317 at 07:06│Comments(1)
この記事へのコメント
1. Posted by yutakarlson 2010年02月27日 14:09
■トヨタ・章男社長、感極まって男泣き―政府与党の対策は?
こんにちは。トヨタリコール問題、何か大きな問題になりそうですね。早く終息してくれればと思います。この問題の背景には今日の日米関係の悪化があると思います。日米関係が通常どおりならここまで問題は大きくならなかったと思います。豊田章夫社長の誤算は、日米関係が悪化している時のリコール問題を、通常のときの対策ですまそうとした事だと思います。これに関して民主党政権は、自分たちは全く関係がないかのように静観しています。長い間野党だったので、政権与党として何をすべきかに気づかないのだと思います。困ったものです。詳細は是非私のブログをご覧になってください。
こんにちは。トヨタリコール問題、何か大きな問題になりそうですね。早く終息してくれればと思います。この問題の背景には今日の日米関係の悪化があると思います。日米関係が通常どおりならここまで問題は大きくならなかったと思います。豊田章夫社長の誤算は、日米関係が悪化している時のリコール問題を、通常のときの対策ですまそうとした事だと思います。これに関して民主党政権は、自分たちは全く関係がないかのように静観しています。長い間野党だったので、政権与党として何をすべきかに気づかないのだと思います。困ったものです。詳細は是非私のブログをご覧になってください。

このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。